契約から導入までスムーズで、
社員の学習状況も容易に確認できる。
ビジネスシーンでの会話力を高められる価値ある教材


三井・ダウ ポリケミカル株式会社 様
- 業界
- 石油化学・合成樹脂メーカー
- 従業員数
- 273名以上
導入前の課題
- ・TOEICスコアUPを目的とした英語サービスでは一定の効果が得られたものの、ビジネスシーンに合ったスピーキング教材はなかなか見つからなかった
- ・採用試験では英語力を測っておらず、社員のスキルにばらつきがある
- ・特定の人に海外業務が集中しないよう、全体的に英語力をレベルアップさせたい
お話を伺った方

総務部菅原 健太様
グローバル企業が親会社。以前から英語教育に注力していた
──まず初めに、三井・ダウ ポリケミカル様の事業内容について教えていただけますか?
菅原様:当社は三井化学とダウ・ケミカル日本の合弁会社で、販売だけでなく製造と研究も行っています。製販研を持ったメーカーで、上場企業の関係会社という位置づけです。
社員は290名程度です。本社は東京で、千葉県市原市に工場と研究所、広島県大竹市に工場を有しています。販売している主な製品は特殊ポリマーです。
──御社ではどのような場面で英語が必要になるのでしょうか?具体的なシーンを教えてください。
菅原様:海外を相手に営業を行っている部署があり、英語をベースに仕事をしている社員も多くいます。
また、親会社であるダウ・ケミカル日本はグローバル企業であるため、やり取りはほぼ英語で行われています。
メールや電話では日本語を使う場面もありますが、ビジネスレターは全て英語です。そういった環境下で業務を行っているため、当社では以前から英語教育に力を入れていました。
──特に営業部署は英語を多く活用されているのですね。主にどのような地域の方とやり取りをされるのでしょうか?
菅原様:中国、インドや東南アジアが多いですね。アメリカとのやり取りも若干発生しますが、どちらかというとアジア地域が中心です。
営業部署の中には海外のグループの方もいて、電話やオンライン会議の際に英語を喋っているのはよく耳にします。
──担当されている業務内容によって異なるかと思いますが、社内で英語を使う割合はどれくらいですか?
菅原様:業務として英語を多く使う社員もいれば、私のように「たまにしか英語を使わない」という社員もいます。
──御社では、海外駐在・昇進・昇格に必要な英語資格はありますか?
菅原様:管理社員になるにはTOEIC600点のスコアが必要です。私も30代前半まではTOEICの勉強をしていました。
研修で海外に行くような場合はTOEICのスコアが考慮されることもあります。何点という基準は特にないですね。スコアよりも業務の方が優先されると思いますが、TOEICで点数が取れていない人が海外勤務や研修留学に選ばれることはありません。
特定の人に海外業務が集中しないよう、全体的な英語力の底上げが課題
──御社では以前から英語教育に注力されていたとのことですが、実施されている英語プログラムはどのようなものがあるのでしょうか?
菅原様:通信や通学など導入中の英語サービスはいくつかあり、各種プログラムには手挙げ式で参加できるようになっています。
当社ではアルク、ベルリッツ、パタプライングリッシュを活用させていただいております。その中でもパタプライングリッシュは「上級者向け」というイメージです。
──社員の方自ら手を挙げて参加されているのですね。既に導入されていた英語サービスでは、どのような課題がありましたか?
菅原様:TOEICの得点を伸ばすのを目的とした場合は、どの英語サービスでも一定の効果が得られています。ただビジネスシーンでの英語となると、なかなかマッチングするような英語サービスが見つかりませんでした。
──従業員の英語については、どのような課題を抱えていますか?
菅原様:英語ができる人はものすごくできるのですが、個々の英語力にはばらつきがあります。特定の人に海外業務が集中しないよう、社員全体のレベルアップが課題だと考えています。
──新卒・中途採用試験では、英語力のボーダーラインを設けているのでしょうか?
菅原様:採用時は特に設けていませんが、三井化学グループの基準値として「管理社員に任用されるにはTOEIC600点」と定められています。これに到達していない社員は、入社後早い段階で英語教育の受講が推奨されます。
個人で利用していた社長の勧めもあり、法人契約に至った
──数ある英語サービスの中から、なぜパタプライングリッシュを選ばれたのでしょうか?
菅原様:社長の加藤がアメリカ駐在から帰国後、英語力を維持するためにパタプライングリッシュを個人で購入し利用していました。駐在中は日常的に英語を使っていたものの、帰国後は「ビジネスシーンで英語が出てこなくなる」と感じていたようです。
加藤から「非常に良い教材だから社内で展開を図ってみたらどうだろう」という話があり、法人プランについて改めて御社に問い合わせました。契約手続きが簡単だったことも非常にありがたかったです。
法人契約だと意外と月額もお安く設定されていたので、そういった点も大変助かりました。
──御社の英語研修プログラムの中で、パタプライングリッシュはどういう位置づけとなっていますか?
菅原様:「ビジネスシーンに即活用できる教材」という位置づけです。御社の場合は「TOEIC高得点の方向け」というイメージでした。
パタプライングリッシュはビジネスシーンに応じた会話形式の学習がメインなので、ビジネスで活用するという意味では非常にメリットがあると思っています。
否応なしに繰り返し練習できるという点も良いですよね。1つのレッスンを1回やったら終わりではなく、エビングハウスの忘却曲線に沿って定期的に復習レッスンが出てきます。他社の英語サービスにはない特長だと思いますし、学習効果も非常に上がるのではないでしょうか。
社長の加藤も話していたことですが、私も推奨レッスンの仕組みは大変良いと感じています。推奨レッスンの提示がなかったらつい先へ先へとレッスンを進めたくなってしまいますし、自分ではなかなか「復習しよう」とはならないです。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
──パタプライングリッシュのプログラムに参加された方々は、どのような形で選抜されたのでしょうか?
菅原様:業務上英語を必要とすることになるであろう社員のうち、「英語があともう一歩」という人を中心に選抜しました。「英語はできるけれど、もう一度勉強したい」という人も参加しています。
当社の場合は、「英語力に自信がない」「時々仕事で英語を使う」という人が積極的にパタプライングリッシュを活用している印象です。
法人契約から導入まで1ヶ月もかからず、大変スムーズだった
──導入前に不安に感じていたことはありましたか?
菅原様:企業で行う英語教育なので、「進捗状況を簡単に確認できるかどうか」というのが重要なポイントでした。御社のシステムは社員の学習状況を容易にチェックできるので、非常にありがたかったです。
当社の場合は社長から「良い教材だ」と勧められたことがスタートだったため、内容を検討する段階にはなく、法人契約がスムーズにできるかというところが一番のポイントでした。
──導入を決定いただいてから実際に導入するまではスムーズでしたか?当社の対応など、ご感想をお聞かせください。
菅原様:非常にスムーズでしたね。法人契約を決定したのが2024年5月のゴールデンウィーク明けくらいで、実際にプログラムを導入したのは6月初旬でした。決定から導入まで1ヶ月もかからなかったです。
──ご満足いただけたようで良かったです。法人管理画面の使い方など、何かお困りごとはありましたか?
菅原様:分かりやすい画面で大変見やすかったです。使い方を失念してしまった時もすぐに対応していただけたので、助かりました。
──パタプライングリッシュ導入直後の反響はいかがでしたか?
菅原様:「毎日やるのは意外と大変」と言っている社員は結構いましたね。毎日計画的にできるタイプの人はスムーズに進められていたみたいです。
「読む」「聞く」はできたものの、思うように話せなかった
──菅原様自身はどのような場面で英語を使われているのですか?
菅原様:取締役会の事務局を担当しています。当社の取締役会は英語で行われるため、議事録や文書を英語で作成しなければなりません。私は作成を担当しているわけではなく、英語の文書を確認するといった局面があります。
取締役会は年に4回くらい開催されますが、私の場合スピーキングの機会はあまりないです。
──リーディングが一番多いのですね。ご自身の英語力について、菅原様はどのようなことが課題だと感じていましたか?
菅原様:英文はある程度読めているものの、思うように喋れないところがありました。英語で質問を受けた時にまず日本語で解答を考えてしまうこと、それを英文に直そうとしても頭の中で文章が構築できないことが課題だった気がします。
相手がゆっくり喋ってくれることもあり、話の内容は大体分かります。聞いた英語を日本語に置き換えて日本語で回答を用意し、さらにそれを頭の中で英語に翻訳していたので時間もかかっていました。
音声学習の効果でリスニング力の向上を実感できた
──菅原様は管理者だけでなく、いち従業員としてもパタプライングリッシュをご利用いただいていますが、初めてやってみた時の印象について教えてください。
菅原様:難しい例文ではないかもしれないのに、「なかなか喋れないものだな」という印象を受けました。今でも時々文字を見て取り組むことはあります。展開すればテキストが出てくるので非常に助かっています。
自分で勉強していると復習は後回しになりがちなので、推奨レッスンの仕組みもありがたいです。私は今5周目に入ったところですが、3周目あたりからすごく聞き取れるようになりました。同じことを繰り返し復習するのは非常に効果があるのですね。
チャンク単位でフレーズを覚えパターン化していくのは、スピーキング力を身につける上で近道になることも実感できました。相手の話を聞いて「英語→日本語→英語」と訳していくよりも、頭に入っているパターンを引っ張り出してくる方が断然早いです。
特にビジネスシーンでは「会話はパターン化されている」と感じることが多々あるので、パタプライングリッシュで学んだことが今後も役に立ってくれると期待しています。
※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
──パタプライングリッシュの内容と実際の業務にフィットするものはありましたか?
菅原様:私は仕事で英語を使う場面は少ないのですが、「こういう時はこうやって答えればいいんだ」「こういう質問の仕方をすればいいのだな」と参考になる部分は大変多かったです。
日本語から英語に直訳すると強い口調になってしまうこともあると思いますが、相手にマイルドに伝えるにはどうすればいいかなど勉強になりました。
──菅原様は業務で英語を使われる場面は少ないとのことですが、参考になる表現も多くあったのですね。求めていたレベルと合っていましたか?
菅原様:個人的には合っていました。レベル感をどう捉えているかは社員によってまちまちなのかな、という印象です。
3ヶ月で学習習慣が作られ、抵抗感なく英語を話せるように
──法人プランを半年間利用されてみて、英語力の変化を実感できる場面はありましたか?
菅原様:私の場合はビジネスシーンではまだないのですが、プライベートで成長を実感できる場面がありました。通勤で使っている東京駅は海外の方も多く利用されているので、「成田空港に行くにはどの電車に乗ったらいいですか?」など時々話しかけられることがあります。
そういう時に以前よりも抵抗感なく英語で答えられるようになりました。瞬発力みたいなものが身につき、「半年前の自分とは大分違うな」と実感しています。
──瞬発力が身についたと実感できるシーンがあったのですね。菅原様の場合はどれくらいでご自身の変化を実感できましたか?
菅原様:3ヶ月を過ぎた頃からです。なかなか学習を習慣化できずにいましたが、3ヶ月くらいで1日30分程度パタプライングリッシュを聞くことに抵抗がなくなりました。
習慣化が身についたのと英語を話すことへの抵抗感が減ってきたのは、丁度同じくらいのタイミングでしたね。
──期待していた成果や想定外の良い効果、ビジネス上の変化はありましたか?
菅原様:ビジネスレターなど英文を読む時は翻訳機に頼ることが多かったのですが、今は翻訳機を使う前に自分で一度読み、考えるようにしています。私にとってはこれが一番の学習効果かもしれません。
今は翻訳機の性能も良くなってきていますが、自分の力でどれだけ読めるか試してみたくなりました。これはパタプライングリッシュをやって英語学習が身についたからこその変化だと感じています。
業務上必要な社員に提供する英語教材として、高く評価している
──学習を継続するために菅原様が工夫されていたこと、意識されていたことがあれば教えてください。
菅原様:今までは通勤時間帯に本を読んだりネットサーフィンすることが多かったのですが、「この時間を使ってパタプライングリッシュをやろう」と気持ちを切り替えました。
まず2レッスン終わらせてから自分の好きなことをすると決め、それが今では自分のルーティンになっています。
私の場合は毎朝通勤電車の中で最低2レッスンはやるようにしています。どうしても1レッスンしかできない日もあれば、調子が良くて3レッスンこなせる日もあります。最初の頃は大変でしたが、今は通勤中にパタプラを全くやらない日はないです。
──今回のパタプライングリッシュのプログラムに参加された従業員の方々は、学習を習慣化できていましたか?
菅原様:はい。実際にプログラムに参加している従業員に聞いてみたところ、「記憶力が高い朝のうちにやることを心がけている」と話していました。
朝できなければ夜に1レッスン実施したり、「1日30分、2レッスンはやろう」と少し目標を下げるなどして、学習を継続できるよう工夫していたようです。
──今後、従業員の英語力がどんな風に変化していくことを期待していますか?
菅原様:社員の英語力は今までの英語学習の取り組み方によってそれぞれ異なります。ただ、ベースは違っても業務上必要な人は英語を学んでいかなければなりません。
そういう時に会社として様々な英語教材を提供していけるのは、良いことだと思っています。パタプライングリッシュのシステムは当社にとって非常にありがたく、評価をさせていただいております。
ビジネスシーンでの会話力を高める効果は非常に大きい
──どのような企業へパタプライングリッシュの導入をお勧めできますか?
菅原様:ビジネスシーンでスピーキング力を必要としているような企業様にとって、パタプライングリッシュは非常に有効な教材だと思います。
リーディングは得意でもスピーキングは苦手という日本人は多く、同じような悩みを抱えている方はまだまだ多いはずです。パタプライングリッシュはそういった課題を解消できる教材のひとつだと捉えています。
──御社にとってのパタプライングリッシュの価値とは何でしょうか?
菅原様:「ビジネスに特化した内容でスピーキングの練習ができること」です。この点においてパタプライングリッシュは非常に価値が高い教材で、ビジネスシーンにおける会話能力を高める効果は大きいと感じています。
──英語学習の導入を検討している他の企業へ、メッセージがあればお願いします。
菅原様:パタプライングリッシュならビジネスシーンに則した形で会話のパターンを学べます。瞬間的に英語を話せるようになるための近道だと思うので、海外の方と多くビジネスをされているような企業様はぜひ導入されてみてはいかがでしょうか。
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