万人向けではないが、着実に前進を感じられるスルメ教材

記事作成日:2021年9月10日

万人向けではないが、着実に前進を感じられるスルメ教材
稲田 弘樹さん(30代・男性)
稲田 弘樹さん(30代・男性)

TOEIC755点。アメリカ駐在、メーカー勤務。ただアメリカに住んでいるだけでは上達しないと感じ、スピーキングの瞬発力を鍛えるためにパタプライングリッシュを購入。2021年1月から利用。

編集部より

稲田 弘樹様には更に1年以上経ってからパタプラを通じてキャリアや私生活にどのような変化があったのかインタビューさせて頂きました。

最新のインタビュー → ビジネス英語の基盤ができ、駐在先で円滑に仕事を進められるようになった

アメリカ駐在で、業務は全て英語

── ご経歴やキャリアについて教えていただけますか?

稲田さん:メーカー勤務で、今はアメリカに駐在員として来ています。日本と会議する時を除いて業務は全て英語です。今はオンライン会議ですが、コロナがなければ英語を話す機会はもっと多いです。

── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?

稲田さん:学生時代は受験を機に英語は封印していました。大学の卒業旅行で海外に1ヶ月間バックパックして、その時に英語を話せるようになりたいと思いました。そこからTOEICを受けたり、英語の勉強をするようになりました。

仕事で本格的に英語を使うようになったのは去年の10月からです。不定期にアメリカ人も参加するプロジェクトで、5ヶ月くらい英語を使っていたこともありました。

話し出しでブレーキがかかり瞬発力がでない

── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。

稲田さん:旅行レベルなら英語で質問できれば問題ないですが、海外で生活となると、説明しないといけない、質問に答えないといけない場面が増え、英語でうまく話すことができないことに強い危機感を感じました。

瞬間英作文で練習したり、駐在前は英会話でマンツーマンコースを取りましたが、話し出しにブレーキがかかってしまい、スピーキングの瞬発力に課題を感じていました。

一歩ずつ前進を感じられる教材

── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?

稲田さん:正直、パタプラは速攻で効果が出るものではありません。それよりも地道な練習の積み重ねで一歩ずつ前進していく教材だと思っています。そして、その分広がりが期待出来る教材です。

瞬間英作文はセンテンスを覚えたところで実用性がなく、広がりが見えませんでした。英会話レッスンは1回きりで広がりがない、結局、復習は自分で別でやる必要があります。

パタプラは、音声学習、ブラウザ学習という点が自分にすごくマッチしました。

一冊の教科書を9回読み返すことはできませんが、パタプラのレッスンは9周できました。音声学習は始まってしまえばやるしかないので、強制的にモチベーションも上がります。

※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。

── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?

稲田さん:渡米して3ヶ月くらいで見た「駐在3年目。今のスピーキング力では、日本に戻れない。」というパタプラの広告がきっかけです。

最初は住めば自然と英語も話せるようになるだろうと考えていましたが、実際はそうでもないと気づいたタイミングでこの広告を見て不安に感じました。何もやらないよりはやった方がいいと思ってパタプラを購入しました。

60日返金保証があったので59日目で返金しようと思って買いましたが、パタプラ通信にあった習慣化のための21日間を継続したら、内容に満足して返金する気持ちはなくなっていました。

※パタプラ通信は、購入者に配信しているメールマガジンです。開発者の松尾先生から様々なトピックで、英語学習やグローバルビジネスパーソンにとって有益な情報を提供しています。

繰り返す度に再発見があるスルメ教材

── 実際、購入されていかがでしたか?

稲田さん:レベルとしてはちょうど良かったです。レッスン15までは簡単に感じましたが、レッスン16からリピーティングするのが難しくなりました。

レッスンはスクリプトを見ずに音声だけで頑張ってやりました。通常レッスンの他に復習用の音声もあり、基本の63レッスンでもやることが多いです。

依頼表現のレッスンで Please は失礼など、使える対象の話があったのも良かったです。依頼は実際の業務上でも日々あるのですぐに活用できました。

また、パタプラ通信が習慣化に関するノウハウなども教えてくれて参考になりました。復習を繰り返す中で、再度説明を聞き直したり読み返したりすると再発見が多く、やればやるだけ味がでてくるスルメ教材だと思います。

発音記号の練習も非常にタメになりましたし、文法的にはこうだけどネイティブはこうです、といった細かいニュアンスの説明もとても勉強になりました。

パターン(型)を覚えていくにつれて、実際にラジオやテレビで知っているチャンクに出会う機会も日々増えていっています。

何回も型を繰り返すことで英語のフォームを整える

── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?

※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。

稲田さん:素振りの感覚です。繰り返しパターン(型)を発声することでフォームが体(口)に染みついてきて、すっと言葉が口をついて出やすくなってきた感覚があります。

7ヶ月経ってペラペラになったかと言われるとそうではありませんが、確実に前進はしています。以前は会議の場で、ガーッと頭で考えてから話していましたが、今はまず What I’m saying などクッション言葉がパッと出てきて、スムーズに話し出せるようになりました。

パタプラのメソッドは、これまでの手応えからも能力拡張に期待が持てます。つぶやき応用練習や英会話レッスンなど組み合わせトレーニングもやったら間違いないです。

求めているスピーキング力が身につくまでのロードマップは見えているので、あとはやるだけだと思っています。

※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。

音声教材だから復習の繰り返しが苦じゃなかった

── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。

稲田さん:無理をしないこと。エクセル(パタプラでダウンロードできる復習記録用シート)を活用して計画的に進めることです。やる気が出ない時も、とりあえず音声を流して声を出してしまえばエンジンがかかってレッスンに取り組めました。

エクセルでスケジュールを付けたのが良かったです。シートを改造して何%など進捗度をつけたり、終えた時は色を塗りつぶしていくと楽しくなって続けられました。

最初の2ヶ月で1周終わらせて、その後復習をやって9周やりました。英会話もやっていましたが、パタプラを始めたタイミングで一度やめました。パタプラにフォーカスするためです。そのような学習指針についても、定期的に送られてくるパタプラ通信が参考になりました。

教科書だと何度も読み返すのは無理なタイプなのですが、音声教材だと苦にはならなかったです。何回も声に出して復唱するような教材は他に経験がなく、音声&ブラウザベースの教材というのが個人的に新鮮だったので、従来と全く違う方法でやってみようと覚悟して続けられました。

また、不定期配信のパタプラ通信がモチベーションを維持してくれていたと思います。後から読み返すと、なるほどと改めて気づくこともありました。

パタプラは万人向けの教材ではない

── 買切り教材であるメリットは感じて頂けましたか?

稲田さん:買切りで良かったです。サブスクじゃないのにどんどん機能がアップデートされてお得な感じでした。

── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?

稲田さん:正直、パタプラは万人向けではないと思います。毎日大声を出して練習できる環境が必要です。また中上級者向けとある通り、レッスン内に細かい文法説明がないので初学者向きではないように思います。

ただ、仕事などで英語を何とかしないと大変な状況に追い込まれている人や、様々な方法を試してみて続かなかった人、そしてどうしても英語を話せるようになりたい人にはお勧めしたいです。手軽に簡単に英語力を身につけたいとか、3日でペラペラを目指している人にはお勧めできないです。とはいえ、大声で日々練習するのはけっこう楽しいのですが。

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