非常に実践的な教材。アメリカでも十分に使える内容になっている
記事作成日:2023年11月8日
TOEIC650点。製造業・役員。2020年12月から2023年6月までアメリカに駐在。ネイティブスピーカーと仕事する環境になり、会話力を向上させたいと思いパタプライングリッシュを購入。2021年1月から利用。
タイ・マレーシア・アメリカで駐在を経験
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
柳井さん:2020年12月から2年半、シアトルに駐在していましたが、2023年6月に帰任しました。過去にタイで4年弱、その後マレーシアで3年、そして今回が3度目の駐在がアメリカでした。シアトルにいる間はネイティブと毎日コミュニケーションを取る機会があり、英語を使用していました。
私が勤務している会社は航空機の材料を取り扱っており、主要な顧客は米国の航空機関連企業です。新型コロナウイルスの影響により航空機の運航が制限され、会社の業績も厳しい状況の中で赴任しました。
帰国後は日本国内で業務を行う予定なので、海外での業務がどの程度関わってくるかはまだ未知数です。
HR関連の業務を担当しているので、日本在籍時は国内メインの仕事でしたが、赴任先では現地のHR責任者として、複数の米国関係会社の現場を中心に米国人社長や米国人HRマネージャーとの関係業務がメインとなりました。
── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?
柳井さん:学生時代は特に英語が嫌いではありませんでしたが、一生懸命に英語を勉強していたわけではありませんでした。
社会人になってからは様々な教材を購入したり、ラジオの英会話講座を聴いたり、ネットで対面のレッスンを受講したりしながら英語学習に取り組んでいましたが、始めたりやめたりを繰り返してきました。
アメリカでも十分に使える実践的な内容
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
柳井さん:パタプラはアメリカ駐在が始まってから学習を開始しました。
購入する前は教材の中身について詳しく知らなかったのですが、スピーキングに特化した内容で、コミュニケーションを円滑に取れるようにするための教材というのがいいなと思い購入しました。
これまでの駐在先はアジアだったので、お互いが第二言語として英語を話せれば何とかなっていました。
アメリカに来てネイティブスピーカーと仕事をする環境で、ネゴシエーションや議論を行わなければならない状況に直面し、会話力をさらに向上させたいと思いました。
英会話のレッスンを受けることも考えましたが、時間の確保が難しいため、自分の都合の良い時間に取り組める教材がいいと思いました。
話せなければ聞くこともできないことを実感していたので、とにかく話す練習に取り組もうと考えました。パタプラを見た時に、直感で良さそうだと感じたことが購入の決め手です。
── 実際に購入されていかがでしたか?
柳井さん:非常に実践的だと感じました。
パタプラでは実際に仕事の場面で使われるボキャブラリーや表現が取り入れられており、こういう実践的な教材は他にあまりないと思います。
パタプラのレッスンを練習した次の日は、ネイティブとの会話で実際に使ってみるという繰り返しを行いました。その結果、アメリカでも十分に使える内容になっていることを実感しました。
仕事柄ネイティブの方に挨拶したり、スピーチしたりする機会もあるため、そういった場面で練習した表現を意識的に使っています。
今まで知識として知っていても使えていなかったと気づいた
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
柳井さん:音声のみでできる学習法は初めてでしたが、やりにくさは感じませんでした。
全てが耳に入って頭に残るわけではないので、この表現が正しかったのか、気になる点もありましたが、後からテキストを見直したり、書き写して繰り返してレッスンに戻ってやるという方法を試しました。
最初の頃はテキストを見ずに音だけで取り組んでいましたが、途中からは目でもしっかりと理解するよう心がけました。
馴染みのない表現に出会った時は少し大変でしたが、パタプラを続けることで、それなりの力が身につくと確信できていたので、何とか続けられました。
練習していると、その時はちゃんと話せて頭の中に入ったと感じますし、何度も繰り返して話せていれば定着したなと思います。ただ、実際に話す時に使おうと思うとスムーズに頭から出てこないので、そんなに甘くないことも認識しました。
何度も繰り返すことで、忘れた表現を振り返りながら行うことが重要だと感じています。
20〜30レッスンまで進めていくと教材の良さが理解でき、全てのレッスンを終えなくても、これは自分の力になると感じました。
具体的にどのチャンクやセンテンスが役立ったか例を挙げればきりがありませんが、従来、あまり使っていなかった if を使った表現が自然に口から出てくるようになっています。今までは自分で使いこなせるレベルに達していなかったと気づきました。
そういった知識として知っていても使えていないものが分かるようになり、パタプラはビジネスの様々な場面で使えるな、いいな、と思う表現がちりばめられていると実感しています。
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
柳井さん:意識的にパターンを刷り込んで頭の中にたくさんの引き出しを作り、その引き出しを自由に使って、会話を展開していく力がすごく大事だという認識を持つことができました。その認識を持てたことで、英会話力を高めるために何に注力しなければならないか、頭が整理できました。
パタプラを知るまでは、とにかく英語を勉強しなきゃいけないと考えていました。勉強するなら対面の英会話が最適かなと思ったりと、その時々に行き当たりばったりで取り組んでいました。
以前は、とにかく英語に触れることが重要だと思い、その学習が本当に役立つものなのか分からないままいろんな教材を試していました。
今はパタプラを通して、こういう風に英語を捉えて取り組んでいくと、結果につながるのだと理解できました。だから、この学習を続けるべきだというロジックが分かったのは大きな収穫です。
駐在先の日本人の方にどうやって会話できるようになったのかを聞いた時、たくさんの引き出しを持って、これらを使いこなせるように繰り返し練習することが重要だと言っていたので、やっぱりボキャブラリー、会話パターンの引き出しを多く持ち、これらの反復練習が重要なんだと納得しました。
我流の言い方を修正するのにも役立つ
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
柳井さん:30分でもいいので、できるだけ毎日取り組むことです。難しい時もありますが、できる限り継続することを意識しています。
私は寝る前に最低1時間を英語の勉強に充てて、習慣化するようにしました。今もパタプラを継続しています。
パタプラは時間を自由に使え、空いている時間に取り組めるので続けやすいです。
── 買切り教材であるメリットは感じて頂けましたか?
柳井さん:サブスクのように終わりが見えない、その都度コンテンツが追加される、となると途中で頑張りが効かずに止めてしまいがちになりますが、終わりが明確な買切りの方が計画を立てて進めやすく、焦らず取り組むことができて良かったです。
最初に全体のレッスン数を知っていることで、学習の目標を明確に定め、反復練習をどのレッスンからどのレッスンまでと区切りを決めて進めることができ、以前そう言えば似たような表現があったなとか振り返られることで、習得できた感のモチベーションを保てます。
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
柳井さん:東南アジアの英語から始めたため、我流の言い方に慣れてしまった方や、それなりに話せるが適切な表現を使えていないなと感じる方、適切ではないと思う方には修正の手助けになると思います。アメリカ人がよく使う言い回しや表現を学びたい方にもお勧めです。
一定の英語力があり、ある程度は話せるからこそ、そこから修正していくこともできると思います。そういう側面から見ても、パタプラは役立つ教材です。
パタプラはずっと使い続けられる教材
── 柳井さんにとってパタプラとは何でしょうか?
柳井さん:パタプラは最後までやったから終わりではなく、むしろそのまま続けていくための教材です。
頭に入れて自分でちゃんと使っていくという意味で、継続して活用する必要があるものだと思います。ずっと使い続けられる教材です。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
柳井さん:1つの教材だけで全てを網羅できるわけではないので、パタプラをベースにして外国人とコミュニケーションを積極的に取ることが重要だと感じています。その中で気づきを得て、自然な話し方を身につけられる教材だと思います。
年代問わず幅広く効果がある教材だと思うので、ぜひチャレンジしてほしいです。多くの方にパタプラを使っていただきたいです。
つぶやき応用練習でさらに表現の幅が広がるので、通常レッスンだけでなく、つぶやき応用練習まで取り組むことをお勧めします。
あと、社会人で忙しい中で英会話学習に取り組むのは大変だと思います。
仕事が忙しく、仮に時間が空いてしまうことがあっても、もう一度復習をするところから続けるというのは、そんなに悪いことではありません。私はそうやって続けてきました。一度止まってしまっても全く問題ありませんし、大丈夫ですよと伝えたいです。
学習の再開は大きな問題ではなく、むしろプラスになることが多いので、前向きな気持ちで取り組むといいと思います。何よりも嫌にならないことが大切です。
※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。