文字情報なしでリピートできる仕組みが作られている。移動時間を使ってアウトプットする習慣も身についた
記事作成日:2024年8月13日
TOEIC815点・英検2級。メーカー勤務・臨床開発。科学をベースにした学習法を用い、積極的に口を動かす練習ができるパタプライングリッシュを購入。2023年11月から利用。
医薬品に関する論文や業界情報など、英語を読む機会が多い
── E.Aさんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
E.Aさん:国内のメーカーで医薬品・医療機器の臨床開発を行っています。所属している部署はR&Dで、開発部隊という位置づけです。新卒時から勤めているので勤続20年以上になります。
外資系企業からも内定をもらっていたのですが、「日本発で何かできないだろうか」という思いがあり敢えて日本の企業を選びました。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
E.Aさん:業界の一般的な情報や論文などを読むのが中心です。直近の業務内容だと海外とやり取りする場面はほとんどありませんが、セミナー等で英語を聞く機会はあります。現在は国内業務が中心で、英語を使う割合は10%くらいです。
── 異動や昇進・昇格に必要な英語検定などはありますか?
E.Aさん:TOEIC650点以上は取らなければならないという規定があります。
どの部署でも活躍する可能性があるグローバル企業なので、昇進昇格のためではなく推奨事項としてスコアが設定されています。
── 会社から何か英語学習のサポートはありますか?
E.Aさん:会社が推奨する通信教育や英語講座の紹介が1年に1回程度あります。また、現在はTOEICのIPテストが定期的に実施されています。
現地の担当者に意思が上手く伝わらず、苦労したことも
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
E.Aさん:語学研修で大学時代に約1ヶ月間カナダにホームステイしていたことがあります。試験はそこまで苦手ではありませんでしたが、実践で使える英語という意味では大学生の頃からかなり苦手意識を持ってました。
社会人になってからはTOEICのスコアアップを目指し、短期間の講座を受講していました。実践力を身につけるためにQQEnglishをやっていたこともあります。講師はフィリピンの方が中心でした。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
E.Aさん:自分の言いたいことがスムーズに出てこない、というところが一番の課題でした。以前海外業務を行っていた時は、現地の担当者へ業務内容や自分の意思を伝えるのにかなり苦労しました。
私の英語が相手に上手く通じず、「違うフレーズでもう一回説明してみて」と言われたことがあります。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
E.Aさん:パタプラならアウトプットの練習ができると思ったからです。積極的に口を動かせるところが魅力的でした。
既にパタプラをやっていた友人から「こういう教材があるよ」と紹介され、その後HPを見て「コンセプトが良さそうだな」と感じたので購入に至りました。
エビングハウスの忘却曲線に沿って推奨レッスンが届くなど、科学をベースにした学習法を用いていることも大きかったです。
センテンスを一度頭の中に保持して、それを文字情報なしで発することに元々苦手意識がありました。英語だと中々内容が覚えられないといった点も課題だったので、「パタプラならこれを解決してくれるのではないか」と期待できました。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
“posted”など、情報共有で使うフレーズに新たな発見があった
── 実際に購入されていかがでしたか?
E.Aさん:営業的な内容のチャンクも多くあったので、全てが自分の業務と一致しているわけではありません。
ただ、情報共有のやり方や意見の食い違いがあった時のチャンクは「とても役に立ちそうだな」という印象を持ちました。
現在の業務だと口頭で使う機会は少ないのですが、メールの中で“keep me posted”や“keep everyone informed”といった文章が使われているのをよく目にします。これまで“posted”というフレーズはあまり使ってこなかったので、新たな発見でした。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
E.Aさん:慣れていなかったので長い文章になってくると苦戦しました。最初の3〜4単語しかリピートできないことも多々あり、結構難しいなと感じました。
長い文章も5〜6回目になると段々慣れてきますが、まだ最初の1〜2回では繰り返せないこともあります。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
E.Aさん:「英語が聞きやすくなってきた」「口が回るようになってきたかな」と感じる時があります。2023年11月からパタプラを始めたので、おおよそ3〜5ヶ月経った頃に少しずつ良くなってきたのを実感しました。
忙しくて時間がない、長い文章が覚えられないなど挫けそうな瞬間はありましたが、グローバルに仕事をしていくためには基本ツールとして英語が必須です。
そこに到達するために「1日1レッスンでもいいから続けていこう」と決め、今は毎日欠かさずパタプラをやっています。
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
E.Aさん:長い文章だとまだ難しいところはありますが、反復練習の効果は実感できています。最初に言えなかった文章も繰り返すごとにスムーズに口から出てくるようになりました。会議の英語についても「実践で使えそうだな」という印象を持っています。
推奨レッスンを全てこなせない日は、その日のその時間にできそうなレッスンを選ぶようにしています。1日1レッスンの時もあれば 5レッスンくらいできる日もあります。
※会議の英語は、会議中に役立つフレーズを紹介する全13チャプターで構成した付属教材です。追加料金なしでご利用頂けます。
移動時間をアウトプットに。学習の取り組み方に大きな変化
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
E.Aさん:平日は夜寝る前にパタプラをやることが多いです。通勤や出張の移動時間がある日は電車の中でイヤホンをつけ、マスクの中でアウトプットをイメージしながら口を動かしています。
在宅勤務の日は30分〜1時間ほど英語学習に充てています。日によってこなせるレッスン数は異なりますが、夕食を食べてから寝るまでの間に平均2~3レッスン取り組むようにしています。
── 現在パタプラ以外の英語学習にも取り組まれていますか?
E.Aさん:TED Talksも毎日欠かさず聞くようにしています。結構難しいので長くても30分くらいです。パタプラを始める前より多少聞きやすくなってきた感覚があります。
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
E.Aさん:文字情報なしに英文を英文としてアウトプットするところと、エビングハウスの忘却曲線に沿って翌日、1週間後、4週間後といった形で推奨レッスンのリマインドが来るところが気に入っています。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
E.Aさん:パタプラを始めてからは移動中も口を動かして、アウトプットする習慣が身につきました。自分の中でこの点が一番「取り組み方が大きく変わったな」と感じている部分です。
以前は机に向かって勉強することが多かったのですが、パタプラなら移動中やちょっとした家事の合間に取り組めます。仕事が忙しく思うように時間が取れない日もありましたが、大体1ヶ月で学習を習慣化できました。
テキストなしに取り組めてリピートできる「仕組み」がある
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
E.Aさん:実践で英語を使いたい人、ある程度TOEICの点数が取れているのにスムーズに口から出てこない人、 基礎力はあっても実践力がまだ身についていない人にお勧めしたいです。
── E.Aさんにとってパタプラとは何でしょうか?
E.Aさん:推奨レッスンのリマインドをはじめ、定期的にセミナーのお知らせも来るので勉強のペースメーカーになっています。
実践では文字情報がないことがほとんどなので、スピーキング力を身につけるためにはパタプラのような教材が必要です。
パタプラの価値はテキストなしに取り組めて、かつリピートできる仕組みが作られているところにあると思います。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
E.Aさん:テレカンや face to face の会議・ディスカッションの場で、きちんと双方向でコミュニケーションが取れるレベルまで持っていきたいです。
外国のニュースや映画も8割くらいは聞けるようになりたいと思っています。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
E.Aさん:諦めずにアウトプットを継続していくことは、英語学習をする上でとても重要です。スピーキング力を高めるにはこれに尽きるのではないでしょうか。
スランプももちろんありますが、スポーツと同じで「体に染み込ませる」という意味では継続がすべてなのだろう、という風に感じています。