シリーズ教材があるから、ずっと学びを継続できる。文字を読まない学習法で自分から話せる場面が増えた
記事作成日:2024年11月5日
TOEIC645点(2023年)→710点(2024年8月)。製造業・マーケティング。文法を気にしすぎて喋れなくなってしまった時期があり、学習法を変えてみようと考えていたタイミングでパタプライングリッシュを見つけ購入。2024年2月から利用。
研究分野からマーケティングへ。海外企業と連携する機会が増えた
── H.Kさんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
H.Kさん:製造業の会社でマーケティングを担当しています。2016年に転職し、今年で8年目になります。以前は総合電機の会社に勤めていました。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
H.Kさん:製造業は日本が先端を走っている業界だったというのもあり、国内の企業が集まって技術開発をすることが多かったです。
転職後5年くらいは研究分野に従事しており、サイエンティフィックな文献やニュース記事を読む以外に英語を使う機会はありませんでした。
今いるマーケティング部門に異動になったのは3年ほど前のことです。部門全体が「日本国内に留まらず海外にも目を向けていこう」という雰囲気で、海外の企業や販社の方と技術ディスカッションをする機会も出てきました。
メールのやり取りをはじめ、英語を使う割合は今のところ2〜3割くらいです。
── H.Kさんが英語学習を始められたきっかけを教えてください。
H.Kさん:当初は全然英語が喋れなかったのですが、すぐ隣にいる部門のスタッフは英語が流暢な人も多く、それがきっかけで2年前からオンライン英会話に取り組むようになりました。
── 会社から何か英語学習のサポートはありますか?
H.Kさん:オンライン英会話を継続して受けられるサポートがあります。私も最初の3ヶ月はそういった制度を利用してオンライン英会話を受けていました。
しかし「甘えが出ると続かないかもしれないな」と考えるようになり、今は自費で払うようにしています。その方がモチベーションも高まります。
文法を気にしすぎて、英会話で喋れなくなってしまったことも
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
H.Kさん:私の世代だと受験英語でリスニングの問題が出てくることはなかったように思います。そのため英語に対してそれほど苦手意識を持つことはありませんでした。
初めて海外の方と交流したのは大学生の時でした。シンガポールやマレーシアを旅行していた時に多少英語を使っていたくらいで、スピーキングの機会はほとんどなかったです。
現在はパタプラと併用してレアジョブを受講しています。最近はニュース記事を用いてディスカッションのトレーニングをしたり、苦手な分野の単語を中心に勉強しています。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
H.Kさん:レアジョブではフィリピン人の講師の方が分かりやすく喋ってくれることもあり、レッスン中に困るような場面はないです。ただ、文法を気にしすぎて喋れなくなってしまった時期がありました。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
H.Kさん:マーケティング情報を共有することを目的とした3日間のワークショップが、今年の5月に日本で開催されました。
北米やヨーロッパにある販社のメンバーが一堂に会することになり、「ちゃんと喋れないと大変なことになるぞ」と危機感を覚え、今年の1月頃からアンテナを張って英語教材を探すようになりました。
パタプラを知ったきっかけはFacebookの広告だったと思います。「文法を気にしすぎずに喋る練習も必要だな」「ちょっと学習法を変えてみようかな」と考えていたタイミングだったこともあり、購入に至りました。
── 5月のワークショップでは、パタプラで学んだことが役に立ちましたか?
H.Kさん:ワークショップの冒頭で責任者として私が簡単にスピーチする場面があったのですが、LESSON17の“get to the bottom of a problem”をスライドの中で使わせていただきました。
「細かな戦略ではなく、もっと根っこのところをみんなで話し合いましょう」といったニュアンスのことを伝える時にこういった表現が活用でき、大変助かりました。
実力試しで受けたTOEICのスコアが645点→710点に
── H.Kさんのお仕事とパタプラの内容にギャップはありましたか?
H.Kさん:ギャップは特にないと思います。バジェットに関する部分を扱っている部門ではないので、パタプラに出てきた単語をそのまま使えるということは少なかったですが、チャンクの組み合わせ方や使い方、考え方などはすごく勉強になりました。
今まで“I’m afraid~”といった表現は「どういうシーンで使うのが適切なのだろう」と思っていましたが、そういう感覚も掴めたと思っています。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
H.Kさん:この点が一番自分に合っていたのだろうなと感じます。スクリプトを読むと非常に簡単な内容でも、頭の中でリストアしたことをずっと喋り続けるのは想像以上に難しかったです。
私の場合は英語学習を「読む」ところから始めているので、一言一句同じようには喋れませんでした。「スクリプトを見ずにリピーティングするのは大事なのだな」と、改めて分かった気がします。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
H.Kさん:自分から喋れるような場面が増えたと実感しています。最近は海外とウェブミーティングをする機会も多いのですが、相手が喋っているのを聞いて「パタプラに出てきた表現だ」「こういったところで使われているのだな」と気づく場面もありました。
「こんなに喋れるなんてすごいな」と思っていた日本人スタッフの英語を聞いている時に、「こういう時はパタプラのあの表現を使った方がより良いのだろうな」と感じることもあります。
リスニングも大分聞き取れるようになってきました。周りの人が喋る英語をフラットに聞ける余裕ができたのかもしれません。
実力試しで受けたTOEICの点数も645点から710点に上がりました。パタプラとオンライン英会話以外に特別な勉強はしていませんが、リスニングが以前よりも楽になってきた感じがします。
TOEICのリスニング問題では“no later than noon”など、パタプラで出てきた表現も使われていました。
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
H.Kさん:以前やって忘れてしまったレッスンを定期的にやり直すのは、すごく大事だと思っています。私のペースだと1つのレッスンを1周するのに1ヶ月ほど要しますが、復習があるのはすごく良い刺激になっています。
パッと口から出てくるフレーズもありますが、「これを疑問文に」と言われると詰まってしまうこともあります。パタプラでの学習は本当にトレーニングですね。本編のレッスン以外にもまとめ復習は繰り返し取り組むようにしています。
パタプラ1レッスン+オンライン英会話が毎朝のルーティン
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
H.Kさん:オンライン英会話で同じ表現を繰り返し使っていると、「もっと何か違う表現を使いたいな」と感じる時があります。自分の表現の幅を広げていくための練習をするのがパタプラで、それを実践する場が英会話というイメージです。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
H.Kさん:朝はバスで通勤しているので、その時間にパタプラを必ず1レッスンやるようにしています。パタプラを終えた後はオンライン英会話のトピックになるニュース記事を読んでいます。
パタプラの1レッスンと始業前の7:00~7:30に受講するオンライン英会話は、最低限やろうと決めている朝のルーティンです。朝のうちにこのセットを終わらせておくと、気楽な気持ちで1日を過ごせます。
会社から家まで約5キロの道のりを歩いて帰っているのですが、その時間もパタプラに充てています。天候が悪かったり飲み会がある日はできませんが、1時間ほど歩くので大体4レッスンは取り組めます。
初回の音声を使った練習をやってみて「自信がないな…」「ちょっと苦手かもしれない」と感じる時は、そのまま復習用の音声を使ってもう1回練習することもあります。
朝と併せると5レッスンくらいできる時間はあるのですが、実際に進んでいるのは2〜3レッスンという日も多いです。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
H.Kさん:必ず1レッスンは取り組めるよう、毎朝時間を確保するようにしています。これが一番大事なポイントだと思っています。
朝バスに乗っている時間にパタプラをやっておくと、夜に飲み会の予定が入ってしまってもその日のレッスン記録はカウントされます。
歩きながら帰るのは自分自身のエクササイズにもなっているので、体を動かしながら英語学習ができるという点も良いですね。
朝パタプラを1レッスンやる時間を確保しながら夜にオプションでもう少し取り組める時間も確保する、これが私なりの工夫ポイントです。
毎朝ニュース記事を読むことと始業前30分のオンライン英会話は、パタプラを始める前から既に習慣化されていました。バスに乗っている間のスキマ時間に、パタプラがピタッとフィットした感じです。
読まない学習法&シリーズ教材もあるのがパタプラの魅力
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
H.Kさん:私のように海外駐在をしているわけではないのに、英語を使わなければならない環境に置かれているビジネスパーソンの方は結構多いのではないでしょうか。
「どうやってスピーキング力を上げていけばいいのか分からない」と悩んでいる方も、たくさんいらっしゃるはずです。
駐在に向けて準備をされている方や、定期的に海外の方と喋らなければいけない機会がある方にパタプラをお勧めしたいです。パタプラの説明の中に「スピーキングはトレーニング」と書かれていますが、これは本当に大事なポイントだと思います。
── H.Kさんにとって「パタプラの一番の価値」とは何でしょうか?
H.Kさん:2つあると思っています。1つ目は音声だけで学習が完結すること。この点は本当に素晴らしいと感じます。特に日本の大学受験を経験してきた人たちは、英語の読み書きに特化した勉強をしてきています。
会話をする上で「読まない」のは当たり前のことですが、パタプラのように「読む」というのが一切ない学習法は私にとって非常に新鮮でした。
2つ目は追加レッスンやパタプラ口語表現、パタプラ会議&ファシリテーションといったシリーズ教材があることです。
あと1年くらい続けていけばパタプライングリッシュのベースのところは覚えられると思いますが、こういったシリーズ教材がまだまだあると思うとモチベーションも上がります。パタプラシリーズで何年でも学びを継続できるのは魅力的ですね。
※追加レッスンは、さらに発話トレーニングを続けたいという方のために開発された音声完結型教材です。パタプラで全62レッスンに3回以上のレッスン記録がついている、または購入から1年が経過している方限定でご利用頂けます。
※パタプラ口語表現は、ビジネスシーンで頻出するイディオム、句動詞、慣用表現などの口語表現を習得するパタプラのシリーズ教材です。
※パタプラ会議&ファシリテーションは、会議特有の表現やファシリテーションの知識・スキルを習得するパタプラのシリーズ教材です。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
H.Kさん:「どこか海外に駐在された経験があるのですか?」と聞かれるくらいスピーキングを上達させたい、というのが今の私のモチベーションになっています。
「国内でお仕事をされていたのに、なぜこんなに喋れるんですか?」と驚かれるようなレベルになった時に、「実はパタプラという教材を使っていて…」と紹介できればいいなと思っています。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
H.Kさん:英語は言葉なので見ないで喋れるようにならないとダメなのだと思います。そのためには赤ちゃんがやってきたように、スクリプトを見ずに喋るトレーニングをすることが大事です。
スピーキングを上達させるには、パタプラのような学習法が必要だと伝えたいです。