半年でVersant15点UP。
音声学習の成果でリテンション能力が上がり、考えながら話す力も身についた
記事作成日:2025年1月10日
TOEIC895点(2019年4月)、英検準1級、Versant50点(2024年4月)→66点(2024年10月)。同族企業専門コンサルタント。毎日少しずつ取り組める教材で表現のバリエーションを増やしたいと思い、パタプライングリッシュを購入。2023年6月から利用。
HP → https://trustbuilder.jp/
Facebook → https://www.facebook.com/SachikoMaruyama08/
欧米の書籍や論文を参考にしながら仕事をしている
── 丸山さんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
丸山さん:同族企業専門でファシリテーターとコンサルティングをしています。同じような立場の人と協業でチームを組んでクライアントにコンサルティングするかたわら、一人会社も経営しています。
20代の頃は会社勤めをしていました。その後30代で実家の建設会社を継ぎ、経営をしていた期間もあります。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
丸山さん:主にオーナーファミリーの支援をしているのですが、現在日本にはこの領域に関する文献がほとんどありません。欧米で出版されてる書籍や論文、ウェブサイトを参考にしながら仕事をしているような状況です。
もちろん翻訳ソフトも活用していますが、文献やウェブの情報など英語のリソースを直に速く読めるようになりたいと思っています。
── 英語学習を本格的に始められた動機を教えてください。
丸山さん:アメリカに母体があるファミリービジネスアドバイザーの団体にも参加しており、定期的にオンラインの勉強会があったりカンファレンスに行く機会があります。
2024年の秋にロンドンで開催されたカンファレンスで、「この人から学びたい」と思う専門家の方と知り合えました。直接連絡できるようになったので、もっとダイレクトにコミュニケーションを取れるようになりたいと思いました。これが現在の英語学習の動機です。
その場で自分の意見を言うのは難しく、悔しい思いをした
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
丸山さん:学生の頃から英語は比較的好きな方だったと思います。社会人になってからの英語学習は、思い出しては色々やってみるという感じでしたね。
20〜30代の時は英会話スクールを利用していた時期もあります。当時はベルリッツに通っていて、その後オンライン英会話のvipabcを受講していました。
「ちゃんと英語を喋れるようになりたい」という思いはずっと持っていたものの、今ほど明確に英語を使う目的がなかったので長くは続きませんでした。本格的に英語学習に時間をかけるようになったのは30代後半からです。
その際に利用していたのは、アルクのヒアリングマラソンと瞬間英作文です。数ヶ月取り組んでみたら、話せる感覚、聞いて分かる感覚がやっと分かってきました。同時に「もっと勉強すれば英語ができるようになるかもしれない」という感覚も得られました。
とはいえ、海外旅行で少し話せるくらいでビジネス英会話はできませんでした。日常や仕事で使う機会もなく、段々と英語学習から遠のいてしまいました。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
丸山さん:仕事のことで外国人と話す時など、最初の一言二言は話せていたと思います。ただ、私の質問に対して先方から答えが返ってきた時に、3文くらい続いてしまうと理解が追いつかなくなっていました。
相手の答えに対して追加の質問をしたりその場で意見を言うのは難しく、悔しい思いをしました。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
丸山さん:瞬間英作文は独学でやっていたのですが、どうしても例文が必要になるので自分でやっていくには限界を感じていました。
パタプラを最初に知ったきかっけはFacebookの広告だと思います。色々言葉を組み替えて練習をしていくので「表現のバリエーションが増えそうだな」と感じましたし、毎日少しずつ取り組めるところも良かったです。
また、教材開発者の松尾先生のYouTubeも拝見して、理論や根拠がはっきりとしていると思いました。アメリカで長年英語学習に携わっていらして、そういう方が「これだ」と仰っているのなら「本当にそうなのだろうな」と思えました。
半年でVersant 50→66に。音声学習は力がつく
── 実際に購入されていかがでしたか?
丸山さん:私の場合は日常で発話をする機会がないので、内容のギャップについては特に気にしていません。口から英語を出すことに慣れるための練習だと思っています。
パタプラに出てくる例文を使うかどうかより、構文に慣れることにメリットがあると思うようにしています。とりあえず英語を口に出してみたり、考えながら話すというのは以前よりできるようになりました。
エビングハウスの忘却曲線に沿った推奨レッスンの仕組みはすごく良いですね。今までの英語学習では何をやればいいのか確証が持てず、それが一番面倒に感じていました。
「これでいいのだろうか…」という不安もあったので、パタプラのように「これをやればいい」と明確に示してもらえるのはありがたいです。
私は時間があるとやりすぎてしまう癖があるので、1日の上限があるのも良かったです。特にパタプラを始めた頃にこういった利点を実感できました。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
丸山さん:やりやすいですよね。朝家事をしながらでも車の中でもすぐに取り組めます。これが学習を継続できている要因のひとつだと思っています。
音声を聞いてある程度内容が分かるくらいの文章でしたし、それくらいの文法は元々理解できていたので、最初から抵抗なく取り組めました。リテンション能力が上がった実感もあり、「耳だけで勉強するのは力がつくのだな」と感じました。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
丸山さん:時々Versantを受けているのですが、明らかに成果が出ました。2024年の春先に受けた時の結果はB1で50点、半年後の10月に受けた時はB2で66点にアップしていました。
英語の勉強が日常になったというのも大きいですね。毎日どこかしらで常に英語と接していると、他の勉強もやる気になります。パタプラをやった後にディクテーションに取り組んだりもするのですが、間違いなくブースターにはなっています。
オンラインミーティングに参加したりカンファレンスに行くのは大変でしたが、パタプラで学習の習慣が作れたので少しずつ「大丈夫」と思えるようになってきました。
パターンプラクティスの重要性を実感できた
──「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
丸山さん:「パターンプラクティスは大事だな」と実感しています。“he”なのか“she”なのかすぐ出てこない、本当は過去形を使いたかったのに現在形で言ってしまうなど、話す際に詰まってしまうのは結局そういうところです。
本編のレッスン以外のコンテンツも全部良かったです。特にテストは気に入っています。普段何となく口で言えている感じはあるものの、それが身についているかはテストをやってみないと分かりません。振り返るきっかけになりますし、緊張感もあって良いですね。
── 現在パタプラ以外の英語学習にも取り組まれていますか?
丸山さん:現在はオンライン英会話のレアジョブをやっています。The Japan Times Alpha も取っていて、読みやすいものをピックアップして読むようにしています。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
丸山さん:パタプラは朝家事をしながら、口を慣らす目的で取り組んでいます。その後机に向かって長文を読んだり、たまにディクテーションをやったりして、大体1時間は英語学習に費やしています。レアジョブは気分転換に週1〜2回、夜にやることが多いです。
車や電車に乗って移動している時はパタプラのレッスンを進めるようにしています。パタプラは朝2つできればいいと思っていますが、日中の移動時にもう1つやったり、多い時は1時間くらいパタプラをやっている日もあります。
2024年10月にアメリカの団体のカンファレンスに行ってきたのですが、それまでは推奨レッスンを毎日全部やっていました。その後少し中だるみして、今は休憩しながら少しずつやっているところです。
子ども扱いされない、ほどよい距離感がお気に入り
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
丸山さん:「朝のうちにやる」です。夜は疲れてやる気が出ませんし、夜の自分にあまり期待しない方がいいと思っています。期待するのは朝の自分です。
習慣化すること自体は比較的得意な方だと思います。朝起きた直後や朝ごはんの後など色々なタイミングを試し、机に向かってやってみたり家事をしながらやってみたり、自分に一番フィットするところを見つけていきました。
連続学習日数はすごく意識していましたね。カンファレンスに行った後も1日1レッスンという感じで続けていましたが、ある時なぜか記録ボタンを押し忘れて0になってしまいました。それが大変ショックで、そこで緊張の糸が切れました。
実際に記録が途切れて思ったのは、連続学習日数のカウントはひとつのツールでしかないということです。連続記録のために中身が薄くても1日1個やっていた時期もありましたが、記録が途切れてもまたパタプラをやる自分が偉いなと思うようになりました。
── 丸山さんにとってパタプラとは何でしょうか?
丸山さん:パタプラはインターフェースも気に入っているので、人生の友みたいな存在です。今は早くパタプラ会議&ファシリテーションに進みたいと思っているところです。
距離感も丁度良いので、パタプラは大人向けの教材だと思います。過剰に褒めたり「頑張りましょう!」というのがなくて付き合いやすいです。
アプリも非常によく考えられています。くどくはなく、子ども扱いされていないところが気に入っています。
※パタプラ会議&ファシリテーションは、会議特有の表現やファシリテーションの知識・スキルを習得するパタプラのシリーズ教材です。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
丸山さん:半年後にはミーティングで自分の意見をスムーズに言えるようになりたいです。2〜3年後には英語でファシリテートする、リードするところまで行きたいと考えています。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
丸山さん:毎日焦らずコツコツやれる人、英語学習を長期的に考えられる人、英語を使うシーンが明確になってる人に向いている教材だと思います。
本気で話せるようになりたいと思っているなら、「絶対にパタプラをやった方がいいですよ」と伝えたいです。