ライティングでも効果を実感。短文だった会話が改善され、今まで使えなかった表現もパッと出てくるように

記事作成日:2025年3月3日

中田 和歌子さん(40代・女性)
中田 和歌子さん(40代・女性)

TOEIC865点。外資IT企業勤務・インサイドプロジェクトマネージャー。会話が短文で、いつも同じ表現ばかり使っていた。業務で英語を使う頻度が高くなり、勉強法を変えたくてパタプライングリッシュを購入。2024年4月から利用。2児の母。趣味はホットヨガ。

中田さんの英語人生史

中学
3年間NHKラジオ英会話に取り組む
英語に苦手意識はなかった
大学
教育学部・留学経験なし
新卒
内資系IT企業に就職
SEとしてキャリアをスタート
内資系IT企業へ転職
外資系IT企業へ転職
最後の数ヶ月、上司が外国人に
オンライン英会話を開始
関連会社へ転籍
海外チームとのやり取りも増加
外資系IT企業へ転職
毎日業務で英語を使用するように
パタプライングリッシュを開始

新卒時からIT企業一筋。英語の使用率は今が一番高い

── まずは中田さんのご経歴について教えてください。現在はどのようなお仕事をされていらっしゃいますか?

中田さん:外資系IT企業に勤めています。プロフェッショナルサービスという自社製品を中心としたITコンサルティング部門に所属しています。現在はプロジェクトのサポートとマネジメントが主な仕事です。

── 現在の英語の使用状況について教えてください。

中田さん:上司がマレーシア人なので、1on1、Slack、メールは全部英語です。海外にいる同僚とは週に平均3時間オンラインでミーティングをしています。

最近海外案件のプロジェクトマネジメントを始めたのですが、打ち合わせやメールなど、お客様とのコミュニケーションも全て英語です。

海外チームとやり取りする際の手順書や、業務の指示書を読む機会も多いです。全体の業務の約7割が英語で、使用頻度は今までで一番高いですね。

── 現在の会社は転職で入られたのですか?

中田さん:はい、現在の会社は5社目になります。新卒入社した企業で3年ほど勤めた頃に「もう少し技術を深めたい」と思うようになり、内資系の同業他社へ転職しました。

3社目から外資系企業で、4社目は社内転職制度を利用して転籍しました。現在の会社に至るまでIT企業というのは一貫しています。

外国人上司の社交辞令にショックを受けたことも

── お仕事で初めて英語を使われたのはいつですか?

中田さん:3社目にいた時です。ただ、業務では使っていませんでした。上司の上司が外国人で、スキップ1on1をする際に英語を使う機会があった程度です。

頻繁に英語を使うようになったのは4社目からです。海外のバーチャルチームと英語でやり取りするなど、業務の2割くらいは英語という環境でした。

── 英語で失敗して悔しかったことなど、中田さんの記憶に残っているエピソードがあれば教えてください。

中田さん:4社目に転籍する直前に上司となったマレーシア人と初めて1on1をした時のことは忘れられません。

私のたどたどしい自己紹介を聞き終えた後に「英語が上手だね」と言ってくれたのですが、社交辞令なのが伝わってきました。

その後オンライン英会話を始め、簡単な日常会話であれば話せるようになりました。半年後にその上司が来日した際に、「あなたが英語を頑張って勉強してくれて良かったよ。初めて喋った時『本当に英語ができないのだな』と思ったから」と言われ、「やっぱりそう思ってたんだ!」とショックを受けましたね…。

2年でTOEICスコアが500→700点台に

── 社会人になってから取り組まれた英語学習について教えていただけますか?

中田さん:森沢洋介先生の「英語上達完全マップ」のサイトを参考に、発音や文法のテキストを買って勉強を始めました。この頃はTOEIC500点台でしたが、約1年で600点台に、2年目には700点台までスコアを伸ばしました。

その後は実践で英語を使いながら覚えたり、オンライン英会話を受講したりしました。利用していたのはDMM英会話とイングリッシュトークです。パタプラを始める前は半年ほどシャドテンをやっていました。

── 中田さんが効果を実感できた学習法はありましたか?

中田さん:イングリッシュトークでやったカランメソッドです。かなり話せるようになった実感がありました。数ヶ月前に廃業してしまいましたが、イングリッシュトークは小規模ながらとても質が高かったと思います。

一文が短く、いつも同じような表現ばかり使っていた

── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。

中田さん:英語をとっさに口から出すのが苦手でした。一文が短く表現も限定的で、長い文は事前にスクリプトを書かないと話せませんでした。発音にも自信がなく、英語を話すこと自体への抵抗感や恥ずかしさがありました。

特に英語を母語としない人の英語が上手く聞き取れなかったので、スピーキング力とリスニング力を両方上げたいと思っていました。

── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?

中田さん:SNSの広告でパタプラを見つけて「もしかしたら私に合っているかもしれない」と感じ、購入しました。購入者の方のインタビュー動画を見て、納得できる点が多かったのも購入の決め手です。

── 中田さんのお仕事とパタプラの内容にギャップはありましたか?

中田さん:ギャップはそれほど感じなかったですね。私の場合営業系の単語はあまり使いませんが、「知っていて損はない」「誰かが話しているのを聞いた時にピンと来るかも」と前向きに捉えて覚えるようにしていました。

── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?

中田さん:歩きながら、家事をしながらでも手軽に取り組めますし、細かいスキマ時間を重ねていけるのがとても良かったです。

ただ、音声を聞くだけだと冠詞など細かいところが抜けてしまっていたり、自分が忘れがちなポイントがあることにも気づきました。時間がある時は初回レッスンに取り組んだり、テキストを見るなど、自分で学んでいく必要があるなと感じているところです。

スピーキングとライティングで効果を実感

── 中田さんがパタプラをやって実感できた効果があれば教えてください。

中田さん:スピーキングでもライティングでも、パタプラで学んだフレーズがすぐに出てくるようになってきました。“get back to you”、”Correct me if〜”など、今まであまり使えていなかった表現がパッと出てくるようになったのは大きな成果です。

話す時と書く時のスピードも速くなりましたし、以前より長い文で話せるようになったと感じています。

──「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?

※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。

中田さん:チャンク単位で練習するのは非常に効率が良いですね。チャンクごとに文を組み立てていく癖づけにもなりますし、とても効果的だと感じています。

会議の英語も役立つフレーズが多い印象があります。内容もとても実践的ですが量が多く消化しきれていないので、これからも継続していくつもりです。

推奨レッスンの仕組みもとても良かったです。私はメールの通知機能は使わず、朝起きたらアプリを立ち上げて、今日やるレッスンを何も考えずに上から順番にやっています。

※会議の英語は、会議中に役立つフレーズを紹介する全13チャプターで構成した付属教材です。追加料金なしでご利用いただけます。

※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。

パタプラシリーズと並行して、発音・読解・単語も勉強中

── 現在パタプラ以外の英語学習にも取り組まれていますか?

中田さん:はい。ドクターDイングリッシュで発音矯正のトレーニングを受けており、以前は聞き取れなかったアジア系の同僚の英語もかなりクリアに聞こえるようになりました。

発音矯正のトレーニング定着のために、パタプラKH通信第10号で紹介されていた「ELSA Speak」も取り入れています。

長文読解もテコ入れが必要だと感じ、今はラダーシリーズから読み直しているところです。単語は「booco」というアプリを使って勉強しています。1分あれば単語の勉強ができるのでとてもお勧めです。私は1日20分程度やっています。

※パタプラKH通信は、購入者に配信しているメールマガジンです。開発者の松尾先生から様々なトピックで、英語学習やグローバルビジネスパーソンにとって有益な情報を提供しています。

── 様々なアプローチで自己研鑽されているのですね。中田さんはパタプラ口語表現もご購入されていますが、いかがでしたか?

中田さん:かなりレベルが高いですよね。音声のスピードが速く文も長かったので、実は3ヶ月くらい寝かせていました。

パタプラ口語表現の方は「聞いたことはないけれど、即使えそうなフレーズが多い」という印象を持っています。例文もより口語的なものが多くて面白いので、飽きが来ないです。

ドクターDイングリッシュの発音矯正を受け始めてからリスニング力が上がり、今はパタプラ口語表現も抵抗なく取り組めるようになりました。

※パタプラ口語表現は、ビジネスシーンで頻出するイディオム、句動詞、慣用表現などの口語表現を習得するパタプラのシリーズ教材です。

仕事と子育てを両立しながら、2〜3時間勉強する日も

── 1日のうち、どのようなタイミングでパタプラをやっているのですか?

中田さん:通勤時間をはじめ、家事の時間や子どものお迎えで歩いている間にやることが多いです。1レッスン10分ちょっとですが、時間がない時は2分でも3分でも進めながら積み重ねています。

合計すると1日30分〜1時間弱で、日によってパタプライングリッシュとパタプラ口語表現どちらか一方をやるようにしています。

── パタプラ以外の英語学習はいつ取り組まれているのですか?

中田さん:在宅と出社が不規則にあるので、いつ何をやるかは決めていません。boocoとラダーシリーズ、ELSA Speakは毎日やっていて、ドクターDイングリッシュのレッスンは週1回程度です。

文法書を読み直したりTOEIC対策をしたり、余力があれば2〜3時間勉強している日もあります。

みんチャレで複数の英語学習チームに参加

── 休日も英語学習をされているのですか?

中田さん:平日と大体同じような感じでスキマ時間を使って勉強しています。波はあるものの、忙しくなければ3時間以上勉強している日もあります。

── 素晴らしいですね。そのモチベーションはどこから来るのでしょうか?

中田さん:英語ができないと仕事が維持できない環境なので、追い込まれているというのが実情です。日本にいる環境では意識して英語を学習する環境をつくらないと、上達はおろか維持も難しいと実感しており、英語学習はやめられません。

将来はネイティブ並みの英語力が必要な職種に就きたいと考えていて、それもまた英語学習のモチベーションになっています。

── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。

中田さん:私はみんチャレをやっているのですが、パタプラのチーム以外にも「TOEIC950を目指す」「英文多読を始めよう」など複数のチームに入っています。たくさんの刺激を受けられるので、学習の継続に悩まれている方にお勧めです。

年内にTOEIC950点以上、英検1級の取得を目指す

── 来年の今頃までに中田さんがやっておきたいことや目標はありますか?

中田さん:年内にTOEIC950以上と英検1級を取りたいと思っているので、基礎からやり直して英語力を底上げしていきたいです。また、抵抗なくナチュラルに英語が話せるようになっていたらいいなとも思います。

── 中田さんの今後のキャリアプランを教えてください。

中田さん:将来的には外資系ITのコンサルティング部門でマネージャー職、もしくはビジネスオペレーション寄りの仕事をやっていきたいです。

── プライベートでは「これをやってみたい」など、何か計画はありますか?

中田さん:日本に来た海外の人をガイドすることにも興味があるので、「英語を使った副業をやってみるものいいな」と考えています。英語を使って人の役に立てるようなことをやっていきたいですね。

2024年は台湾、オーストラリア、シンガポールを旅してきたのですが、英語ができるようになると「どこに行ってもすごく楽しいものだな」と感じました。今年もまたオーストラリアへ行きたいですね。カナダかアメリカにも行ってみたいです。

スピーキング力の維持向上に最適な教材

── 中田さんにとってパタプラとは何でしょうか?

中田さん:日常的に手軽にスピーキングの練習ができるお勧めの教材です。ビジネス英語のスピーキング力の維持向上にはぴったりの教材です。

パタプラの価値は「地道にちゃんとやる」というのを明言しているところにあると思います。「3ヶ月で話せるようになる」など手軽さを売っている英語教材は多いですが、パタプラは「ある程度の反復練習は必要ですよ」と誠実に伝えているところも良いですよね。

── 最後に、これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。

中田さん:社会人になってから英語を学び直そうと思った時、「英語はあなたを知らない世界に連れて行ってくれる」という記事に偶然出会いました。私にとってこれが本腰を入れて英語学習を始めようと決意したひとつのきっかけになりました。

その後8年ほど英語の勉強を続けてみて、「やっぱり英語は私の知らない世界を見せ続けてくれる」という実感があります。

英語ができれば今まで知らなかった世界が広がります。色んな場所へ行けますし、新たな出会いや初めての経験もできます。それは本当に間違いないので、これからも英語の勉強を続けていきたいです。

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