パタプラを始めて「カタマリで話す」ことを理解できた

記事作成日:2022年2月22日

パタプラを始めて「カタマリで話す」ことを理解できた
宮下 洋明さん(40代・男性)
宮下 洋明さん(40代・男性)

TOEIC905点。食品メーカー、知的財産グループ長。知識だけをこれ以上増やしても使える英語が増えないと思い、チャンクを使ったトレーニングができるパタプライングリッシュを購入。2020年11月から利用。

編集部より

宮下様には更に約1年経ってからパタプラを通じてキャリアや私生活にどのような変化があったのかインタビューさせて頂きました。

最新のインタビュー → つぶやき応用練習でさらにスピーキング力に磨きをかける

通じているのか不安に感じながら話していた

── 現在のお仕事で英語は使われていますか?

宮下さん:契約交渉といった社外向けに英語を使います。また、前職ではアメリカ人弁護士と一緒に仕事をしていたため、必然的に英語をやらないといけない環境でした。

知的財産の分野の仕事をしていて、海外で特許を取ろうとするときや、アメリカの訴訟を担当する時には英語は必要でした。仕事でも読み書きはずっとやっていました。

── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?

宮下さん:学生時代は別に英語が好きではなかったです。前職の昇格条件や業務で英語が必要なので「このままの英語力ではまずい」と思いTOEICの勉強から始めました。

仕事に必要な弁理士や知的財産に関わる国家資格を取得してから英語の勉強を始めました。スピーキングの学習はパタプラが初めてです。

── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。

宮下さん:思うように言いたいことが出てこなかったです。通じているのか不安に感じながら話していました。

TOEIC高得点者向けのパタプラを購入

── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?

宮下さん:TOEICのような試験英語やただ会話をする英会話だけをしても意味がないと感じていましたし、これ以上知識だけを増やしても使える英語が増えないなと思っていました。

会話をする上でチャンクやコロケーションが大事だというのは前から知っていましたが、チャンクを使ったメソッドを全面に出している教材がない中、パタプラを見つけ、これなら足りない部分を補えるかつTOEIC高得点者向けの教材だったので購入しました。

── 購入前に不安に感じた点はございましたか?

宮下さん:書店で実際に広げて見られるわけではないので、どういった内容なのかと気になりました。すごい量だったらやる気をなくすので、実際にやってみないとわからないという不安はありました。

耳で学習するスタイルは初めて

── 実際に購入されていかがでしたか?

宮下さん:とっさに聞き返したりする時、例えば言い直してくれとか今なんて言ったんだとか言いたい時には瞬時に反応する瞬発力が必要で、そこの部分はパタプラをやったことで良くなったと思います。

仕事上専門用語が多いので、そういう契約書を見ながら話す時より、会話が脱線した時に元の話題に戻したいような場面で役立ちました。昨年の春に欧州企業と契約交渉をする機会があり、割と抵抗なくスムーズにコミュニケーションが取れ、相手にちゃんと伝わっているのが分かったので「おっ、これはちょっとできるようになったな」と感じました。

昔は文にしようとばかり思っていましたが、とにかく「カタマリで話す」ことを意識し、カタマリ単位でつなぎ合わせて会話する方が良いことに気づきました。パタプラを始めて「カタマリで話す」ことを理解できました。

先日参加した弁理士向けの英語研修で、実際にスピーキングをする機会がありました。仕事で英語を頻繁に使っている人やTOEIC900点越え、英検1級といった英語が得意な参加者がいる中から最優秀受講者に選ばれました。選ばれることができたのも、普段から英語を話すトレーニングをしていた成果だと感じています。

── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?

宮下さん:圧倒的に使う感覚が違います。これまでの英語学習はすべて目からやっていたので、パタプラのような耳で学習するスタイルは初めてでした。

会話が途中で途切れなくなった

── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?

※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。

宮下さん:耳だけでやるのはしんどかったです。ただ、これまでと同じ学習をしても変わらないと思っていたので抵抗はなかったです。NBCのニュースのインタビューシーンを見て、インタビューを受けているネイティブの人がカタマリで話していることに気づき、チャンクの重要性も理解できました。カタマリで入ってくると頭の中で処理しやすく、内容が入ってきやすいです。

「テキストは極力見ないで頑張りましょう」と書いてあったので音声のみで学習することを意識しました。文字を見たらわかってしまう分、目から入ったら効果が半減するので、耳だけで学習できる点がパタプラの醍醐味だと思います。読めば分かるので、細かい説明がなくても十分でした。

また、つぶやき応用練習をやったことで、前みたいに会話の途中で止まってしまうことがなくなりました。話し出してから途中で言い直したり、話す中で調整できるようになりました。通常レッスンは慣れてしまうと負荷が減ってしまうので、負荷をかけるという意味でも必要なトレーニングだと思いました。

※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。

少しの時間でも学習する

── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。

宮下さん:記録をつけるのが良いと思います。最初はエクセルを利用していましたが、今はマイページで記録しています。

あとは朝にやると決めていました。たまにできない日もありましたが、できなかった分を昼やるようにし、とにかく5分でも10分でもいいからやるようにしていました。体調が悪い日もここで途切らせたらもったいないと思い、少しの時間でも学習しました。

毎日1時間やろうと思うと続かないので、日々の学習時間にばらつきがあってもいいと決めました。ちょっとしたいい加減さは継続するのに必要だと思います。

普段休みにしている正月休みも継続できたので、習慣化できていると実感しました。習慣化したら逆にやめられないです。最初のレッスン4か5で大変に感じましたが、そこで諦めずとにかく続けました。

── 買切り教材であるメリットは感じて頂けましたか?

宮下さん:買切りの方が絶対に良いと思います。サブスクだと何ヶ月払い続けるか分からないので、長い目で見たら一括で払う買切りが良かったです。

TOEIC高得点者にお勧めの教材

── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?

宮下さん:仕事で英語が必要な人にお勧めです。ただ、ある程度聞き取れるレベルがないと厳しいとは思いますが、差し迫って英語を使う必要がなくてもTOEICを頑張ってきた人や、今のレベルから一歩進みたい人にも合っていると思います。

これまでテキストといった主に目を使って知識を増やしてきた人は、今度は耳で使える言葉を増やす学習という位置付けとして良いと思います。TOEICの点数が前回の825点から905点に上がっていて、リスニングが満点だったので耳を鍛えるという意味で試験対策にも使えると感じています。7語前後聞き取れるくらいの人や、TOEICで800点ほど取れる人には特に効果があると思います。

── 宮下さんにとってパタプラとは何でしょうか?

宮下さん:普段日本にいて日本の企業で働いていて、英語が身近でない環境でスキルを上げたいと思った時に煩わしくない形で伴走してくれる存在が必要でした。パタプラはそういった学習のペースを作ってくれるペースメーカーのような存在になっています。

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