会議で「言ってることがわからない」と言われなくなった
記事作成日:2022年5月17日
外資系会社に勤務。TOEIC 780点。会議で質問した時に伝わらず、体系立てて話せるようになりたいと思いパタプライングリッシュを購入。2021年5月から利用。
グローバル化が進み、英語が必要になってきた
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
T.Tさん:私がこの業界に入りたての頃は外資系の会社でも、英語を使う機会自体が少なかったし、相手側が英語ができないこと理解してくれていたので使う機会があってもなんとかなっていました。
2009年くらいから会社のグローバル化が進み、英語が徐々に必要になってきました。最初はメールが読めて、簡単に文章が書ければ大丈夫でしたが、徐々に求められるレベルが上がっていき、意思表示や交渉するような英語力が必要になりました。
現在は週に何回か英語の会議があり、プロジェクトメンバーのグローバルチームとの進捗報告や、問題が起きた際の協議を行っています。グローバルチーム全体で大きなプロジェクトが走っており、プロジェクトの日本代表として会議に参加し、部下のサポートをしています。大きな問題が発生した時や日本からの要望を伝えたい時は、日本側を仕切って会議を進めることもあります。
瞬発的に文章を構成できない
── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?
T.Tさん:学生時代には留学の経験等なく、仕事で英語を使う発想がなかったです。元々は公務員を目指していたので英語を特に勉強する必要はありませんでした。最初に勤務した外資系の企業は、周囲が助けてくれていたこともあり、英語学習が急務ではありませんでした。
しかし、次の会社ではTOEICが必要になり、英語学習には結構苦労しました。勉強の方法が分かっていなかったこともあり、最初からスピーキングの学習を行い、フィリピン人講師とのWebでの英会話をやっていました。TOEICもスピーキングとライティングから入り、毎日30分の英会話とTOEICの勉強を4年ほど続けましたが、ほとんど伸びなかったです。
Webでの30分の英会話レッスンの中では「先生とは会話できるけど...」という感じでした。英会話の先生は変な英語でも理解して褒めてくれるので「それでいいんだ」と思ってしまっていました。しかし、いざ職場で英語を使うようになった時に、海外メンバーとのミーティングに参加しても聞き取れず、話せないという状況でした。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
T.Tさん:短文や単語、よく使う表現は話せますが、体系立てて話せないこと、それ以外の文章は頭で構成できないことが悩みでした。
当時はTOIECのリスニングとリーディング対策を重点的にするために、シャドーイングやディクテーションを取り入れていました。その結果、見ればわかるし、聞こえはしますが、瞬発的に文章を構成できない状態でした。
ずっと感じていたスピーキングの課題が解消できた
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
T.Tさん:たまたまパタプラの広告が出てきたのがきっかけです。最初は胡散臭いなと思いましたが、パタプラのページを開いてみたら「TOEIC何点以上のすでに知識としての英語力がある人が対象です」と書いてあり、足切りをしていることの潔さに惹かれました。
ちょうどそれまでやっていた英語学習サービスをやめ、100万円ほどするコーチング付きのものを始めることを考えていましたが、そこまでお金をかけてやるかを悩んでいた時でした。そんな時にパタプラを知り、今までの英語学習より圧倒的に安かったこと、60日間返金保証もあるので、自分に合わなかったら返金できるし、やってみようと思い購入しました。
── 実際に購入されていかがでしたか?
T.Tさん:パタプラを続けようと思ったのは、始めてから30日過ぎたくらいです。全て思い通りに話せるようになったわけではありませんが、何回も繰り返すことでまず文法構造が頭でイメージできるようになってきました。
次にこれを作るという型を繰り返しているうちに、話したいことの文章が作りやすくなっていると感じていました。ずっと感じていた文の構成に関するスピーキングの課題が解消し始めたことで、続けようと決めました。頭で瞬間的に文章を作るスピードが早くなったため、海外メンバーとのミーティングでも「言ってることがわからない」と、言われることがほとんどなくなったことが大きいですね。
パタプラを始める前の会議で瞬間的に質問した時、「言っていることが分からないからチャットで書いてくれ」と言われて、すごく恥ずかしかったことがありましたし、英語に対して非常に焦りを感じました。
会議の最初に「How are you?」と聞かれても「I’m good」しか返せてなかったのが、今ではコロナの状況など、長文を使用したより深い話しができるようになっています。会議の中でも自然と主張ができています。
ただこなすだけでは意味がない
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
T.Tさん:パタプラは自助努力が必要で、サボったら身につかないです。仕組みを理解しないで、ただこなすだけでは意味がありません。パターンプラクティス×チャンクのメソッドを理解しないと、シャドーイングと同じだと感じるかもしれません。
もしパタプラをやってこれは意味がないと思うとしたら、それは仕組みをちゃんと理解していないだけの場合もあると思います。
また、ビジネス英語に寄っていて普段の話題の内容に近いです。ビジネス特化型は他の教材でもありますが、あまり使えない内容のものも多いです。パタプラは使いそうな文章が一通り入っているので、きちんと理解できれば話せるようになると思います。ただ、前提として文法をある程度知っていないと、いきなりやっても分からないとは思います。
── 音声完結の教材はいかがでしたか?
T.Tさん:音声だけの学習は、どこでもできるのでやりやすいです。1つのレッスンが短めで、頑張れば時間が取れる範囲だったのも良かったです。
── パーソナルトレーニングプログラムはいかがでしたか?
※パーソナルトレーニングプログラムは、パタプラ認定トレーナーによるパタプラレッスンを元にした発音チェックや英会話を通してより実践で使えるスピーキング力を鍛える60日間のプログラムです。
パーソナルトレーニングプログラムではさまざまなことを教えてもらえ、自分の発音が伝わるのかを知ることができました。リクエストベースのプログラムなので「2ヶ月でどこまでできます」や「ここまでしかできません」など、指標が最初に分かればより良かったと思います。
発音を理解するという意味ではすごく役立ちました。また、日本人の講師ということもあり、日本人として分からない部分や、詳細な言葉の意味の違いなども教えてもらうことができました。
講師とのコミュニケーションは英語がメインでやり取りを行いますが、分からないときや詳細なニュアンスを確認するときに日本語を利用できることで大幅に理解を深めることができました。また一人の講師が継続して2ヶ月見て頂けるのも非常に良い点でした。
これまで受けた海外の英会話レッスンは、こういった細かな点を聞いても「どっちでも良いよ」「間違ってないよ」などと言われてクリアな回答をもらえなかったり、なかなか理解してもらえないことがフラストレーションでした。また、気に入った講師を継続して取る難しさもありました。
パタプラのパーソナルトレーニングプログラムでは、そういったことがなく、また料金も比較的安いと感じました。
継続が大切。やればやるほど伸びる
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
T.Tさん:毎朝、筋トレと一緒にやるようにしています。パタプラだけやっていても飽きるし、机に向かってずっとやるのも苦痛なため、寝転んでやったこともありますが寝てしまったりなど、いろいろ試した結果、運動しながら学習するのが私には合っていました。
できるだけ毎日するようにしていますが、基本的に1週間の中で1日、2日くらい休んでも問題ないと考えています。1週間ずっとどうしてもできないことがありましたが、その時には自分を責めずに、空き時間を見て少しずつ取り組み直すことで再度リズムを取り戻すことができました。
1年を通して継続することが大切だと感じています。やればやるほど伸びると考えています。私も若くないので何度やっても忘れてしまう、繰り返しているレッスンでも日々で使えていないことがあるので、毎日1レッスンでも取り組むようにしています。
── 買切り教材であるメリットは感じて頂けましたか?
T.Tさん:買ったらやるしかないので、断然買切りの方が良かったです。月額だと途中でやめようと思ったらやめられるため、パタプラも月額だったら途中でやめてしまっていたかもしれません。月額はやめたらそれまで続けてきたものが、何も残らずもったいないと思うので、パタプラは買切りで良かったです。
きちんと使えばスピーキングが伸びる教材
── T.Tさんにとってパタプラとは何でしょうか?
T.Tさん:買切りという点も踏まえてスピーキングに対して良いツールです。万能なツールではありませんが、きちんと使えばスピーキング力が伸びる教材です。タイミング良く利用することが重要だとは思います。
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
T.Tさん:一番は私のようにTOEICはある程度できるし、英会話レッスンも行ったけど、特にスピーキングが伸び悩んでいる方ですね。単語も文法も理解できているが、それを自分で上手く繋げられない方は一度試して頂ければと思います。
部下も同じような課題で英語に悩んでいたのでパタプラを勧めたところ、会議で少しずつ話せるようになりました。去年まではその部下とグローバルの会議に参加していても、代わりに私が話す必要がありましたが、今はほとんど任せられるようになっています。
本人曰く、毎日、強制的に英語を話すことで、話せるようになったとのことです。また、本人も話せるようになっている自覚があるとのことで、モチベーション高く取り組んでくれているようです。
私の部下で留学経験のある2人はほぼネイティブ並みに話せますが、他のメンバーは皆それぞれ英語について課題があります。全員にまず文法が理解できているかの確認のためにTOEICを受け、その後にシャドーイングで7割くらい聞ければ、スピーキングのトレーニングとしてパタプラを検討すると良いよと伝えています。