公認会計士の試験勉強で実践した方法論と同じ。理論に納得して進めたい人にお勧め

記事作成日:2023年2月1日

公認会計士の試験勉強で実践した方法論と同じ。理論に納得して進めたい人にお勧め
関 大地さん(50代・男性)
関 大地さん(50代・男性)

TOEIC730点。公認会計士。TOEICの点数は取れるのに、実践で使えないのをどうにかしようと思いパタプライングリッシュを購入。2022年5月から利用。

シャドーイングや聞き流しは効果があまりなかった

── 現在のお仕事で英語は使われていますか?

関さん:今のところ、英語を使わないといけないという差し迫った状況ではありません。前職が大手の監査法人で、今はそこを辞めて公認会計士として活動しています。

前職では米国会計基準や国際会計基準(IFRS)を取り扱った案件をよく担当していたので、英語を使うシーンは結構ありました。それでも、資料の確認やメールのやり取りがメインで、会話の機会はあまりなく、話す場面は部下に任せていました。

前職を辞める直前にコロナで在宅ワークになり、時間が自由に調整できるようになってから、英語を勉強しようと思い立って本格的に始めました。

── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?

関さん:学生時代は英語が得意で、文法や語彙は問題なくできていました。だからTOEICを受けたらある程度の点数は取れていたのですが、ヒアリング力は弱く、聞き取れないし、話せませんでした。

ただ、TOEICの点数が前職時代の昇格基準だったため、TOEICテストは定期的に受けていました。

点数はそこそこ取れるのに、実践で使えない(聞き取れない・話せない)のをどうにかしないといけないと思い、海外ニュースをひたすら聞き流していましたが、あまり効果はなかったです。

パタプラを始める2年ほど前はシャドーイングをしていました。しかし、頭には何も残らず、ただ英語の音を追うことはできても、自分が言いたいことを話せない状況は変わりませんでした。

メソッドや理論が納得できたのが購入理由

── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?

関さん:たまたま広告を見たのがきっかけでパタプラを知りました。

英会話スクールに興味があり調べていましたが、ただ話すだけでは上達しないんじゃないかと及び腰でした。その点パタプラはメソッドがちゃんとしていて、理屈や理論が納得できたのが購入した理由です。

会計士の勉強をする時に簿記もあるのですが、簿記と英語の一般的な勉強のやり方のイメージが似ていると気づきました。共通しているのは「習うより慣れろ」「数をこなせ」「やっていくうちに徐々にできるようになる」という点です。

どちらも「やり続けたらできるようになるからひたすらやれ」とよく言われます。簿記も英語と同じで苦手意識を持っていて、できないと思っている人が多いのも似ています。

簿記の勉強もそうですが、教材をながら解くとその時はなんとなく出来るような気がしますが、まとめとしてテストを教材なしに解いてみろと言われると中々できないものです。結局は基礎的なところを「徹底的に体に染み込ませて知識を自由に頭から引き出せるようにしないといけないんだろうな」と思います。

簿記も英語も知識として知っているだけではダメで、手続き記憶に落とし込まないとできるようにならないです。会計士の受験勉強を始めた当初は「習うより慣れろ」で問題をたくさんこなしましたが全然簿記の点数が上がらず苦労したことがあります。

しかし、途中で知識を頭にインプットしてそれを自由に使えるようにしないと限られた時間で問題を解くことができないことに気づき、勉強方法を修正しました。具体的には簿記の勉強に必要な知識を徹底的にインプットし、問題を解くときに瞬間的に記憶した内容を思い出し、その記憶に基づいて問題を解くという練習を意識的に繰り返しました。

すると簿記が急に得意になり、結果として公認会計士試験に合格することができました。受験生の時には特に意識はしませんでしたが、今にして思うと手続き記憶として落とし込むような勉強をしていたんだなと思います。

パタプラのメソッドの説明を読んだら私が簿記の勉強で実践していた方法論をオーバーラップしていると直感的に感じました。「これをやったら話せるようになれるかも」と思えました。習うより慣れろでできる人もいますが、必ずしも全員がマスターできるわけではありません。

そのため、「習うより慣れろ」で上手く行かない人は一定の方法論に従って勉強していく必要があり、理屈とか理論とか体系だったものが大切だと思います。私は頭で納得しないとできないタイプなので、パタプラは科学的理論から解説されていた点が大きかったです。これでできなかったら英語の勉強は諦めようと思う気持ちでパタプラを始めました。

思った通りの文章と型を結びつけるようになった

── 実際に購入されていかがでしたか?

関さん:何度も繰り返して口頭練習をするので、型を使って言葉をつないで話そうと思えるようになりました。言葉をとにかく発するようになってきたと感じます。

最初の1〜2ヶ月は頭の中に英語のストックがないので、つぶやき応用練習をやっても沈黙が続いてしまっていました。そのため、最初の3ヶ月は、頭の中にレッスンの内容を入れることに集中しました。

続けていくと、頭の中で思った通りの文章として、既存の型と結びつけて話せるようになってきています。ただ、つぶやき応用練習は会話のシチュエーションは自分で設定しながら進めるため、どのチャンクを選ぶべきか、選択肢の幅が広がります。このため、練習にあたっては話題や話法の選択が難しいですがこれも慣れです。

また、応用練習をやることで「日常生活でもこれ英語で言ったらどうなるんだろう」や「英語に変換したらどうなるんだろう」と思うようになりました。ここでも自分で英語表現を調べてマイチャンクに入れて自分なりの語彙や表現の幅を広げていきました。

※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。

── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?

※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。

関さん:パタプラに出会うまでは英語のテキストに付属しているCDを使ってシャドーイングをするくらいで、本格的にオーラルベースの勉強はしたことはなかったです。

パタプラは声を出す口頭練習で、机に向かっての勉強ではないので、学習場所をどうするかを最初に悩みました。声を出せないとできないと思うと勉強時間が限られるので、学習方法の工夫が必要だと思いました。

電車の中でやったり、オンライン会議のブースで会議前後の空き時間を使ったりと、細切れベースで練習をするのをメインに取り組んでいます。

スキマ時間を活用しないと、仕事がある中で日々の推奨レッスンを消化しきれないです。声を出す出さないをこだわりすぎると、続かないのかなと思います。

まとまった時間を取らず、細切れで時間を見つけながら、気がついた時に取り組むのが一番効率が良かったです。

練習した型を使って、積み上げながら取り組んでいる

── つぶやき応用練習はいかがでしたか?

関さん:つぶやき応用練習[a]は、既存の決まった型があるので比較的負荷は軽いです。つぶやき応用練習[b]のほうがハードルが高いです。

そもそも何を話したいのかを考えるのが難しく、気づいたら同じフレーズを使い回していることもありました。それを改善するためにマイチャンクを使ってフレーズを作ったり、調べた言葉を使ってどういう会話ができるか考えたり、いろいろな方面から応用する必要があることに気づきました。

※マイチャンクは、自分のチャンク(2~8語程度の塊)を登録できるパタプラ内にある機能です。

どういう風に言うんだろうと思う場面が多いので、調べて一般的に使われる言葉をマイチャンクに入れています。調べた言葉やプレゼント教材のチャンクを用いて、レッスンで練習した型を使って積み上げながら取り組んでいます。

今後はセンテンスを作って、そこから会話形式に肉付けしていけたらいいなと思っています。

── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。

関さん:会計士の勉強も計画的に勉強する必要がありました。計画を立て、学習を進めていくのはこれまでもやってきたことなので、パタプラでも同じように取り組めました。

── 買切り教材であるメリットは感じて頂けましたか?

関さん:月額定額制は経済的な負担感が大きいので、それよりは自由に教材を使える買切りのほうが良かったです。追加でお金を取られないという、安心感があるのがいいと思います。

「習うより慣れろ」の勉強で失敗した人にお勧め

── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?

関さん:習うより慣れろの勉強で失敗してきて、感覚で慣れるという勉強に抵抗がある人にお勧めです。また、理論や方法論を納得しながら進めたい人にも合う教材だと思います。

── 関さんにとってパタプラとは何でしょうか??

関さん:生活の一部です。始めてから1日も欠かさず学習を続けています。

3週間で習慣化できると書いてあったので、最初にしっかりやった結果、習慣化が身について毎日取り組めています。今後も完全に手続き記憶に入るまで続けていこうと思っています。

── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします

関さん:英語教材ってものすごくたくさんあって「これだけやれば大丈夫」とか「聞き流すだけで」とか誇大広告が多いです。

でも英語はコツコツ毎日続けて、時間をかけて取り組んでいかないと絶対に身につかないです。英会話だけでも不十分で、自己学習を重視するような教材が必要になってくると思います。

「これだけやれば大丈夫」や「聞き流すだけでOK」のような教材では不十分なことを理解し、パタプラのような自己学習ができる教材を「毎日コツコツ続けないとモノにならないよ」と伝えたいです。

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職業・勤務先
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年代・性別
40代 女性
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