アメリカ駐在だけで自然にスピーキングは身につかない
記事作成日:2021年9月9日
TOEIC760点→パタプラ後850点。アメリカ駐在中で自動車部品メーカーに勤務。駐在1年経ち、アメリカで働いているからスピーキングが自然と身につくわけではないと気づき、パタプライングリッシュを購入。2020年11月から利用。
編集部より
S.S様には更に1年以上経ってからパタプラを通じてキャリアや私生活にどのような変化があったのかインタビューさせて頂きました。
最新のインタビュー → パタプラとMBAを頑張った3年間。リーダーとして自信を持ってメンバーに経験を伝えられる
アメリカ人と働く職場環境
── ご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
S.Sさん:自動車部品メーカーでアメリカに駐在に来ています。図面・予算などのヒト・モノ・カネを管理する技術R&D部門でマネージャーのアドバイザーをしています。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
S.Sさん:アドバイザーをしているマネージャーがアメリカ人なので、バディのように日々一緒に仕事をしています。そのため仕事はほとんど英語です。
── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?
S.Sさん:学生時代から英語に対しては苦手意識はなかったです。社会人になって、会社から話が来たら英会話を受けて、終わったらやめてという感じで英語は勉強していました。
会社の昇格要件がTOEIC600点だったので、駐在に行く2年前に取得しました。とりあえず必要なスコアは取ったしもういいかと思い、そのままアメリカに来たのでスピーキングは全然できない状態で駐在がスタートしました。
タダでは英語はうまくならんぞ
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
S.Sさん:赴任して1年が経って、アメリカに来たからスピーキングが上がるわけではないなと気づきました。新型コロナの影響で、オフィスでスモールトークする時間もなくなり、何とかしないとと考えるようになりました。
最初はオンライン英会話をやりましたが表現の幅が広がらず、また講師によるレッスン品質の差が気になりました。他に何かやりたいと思いYouTubeで英語系のチャンネルを見たりしていましたが、当時役員だった人に「タダでは英語はうまくならんぞ」と言われて考えを変えました。
確かに、YouTubeやTEDなど無料のコンテンツで英語を勉強しようとすると情報が散らかっていると感じ、ちゃんとした勉強教材が必要だと思ってパタプラを購入しました。
パタプラ×オンライン英会話で相乗効果
── 購入前に不安に感じた点はございますか?
S.Sさん:英語サービスの広告がたくさん出てきて、何が本当にいいのか分からなくなっていました。パタプラは、買切りだったので失敗してもあれくらいの価格だったらいいかなと思って購入しました。サブスクじゃないし返金保証もあったので、まずやってみようと思いました。
やってみて自分にとってこれかなと感じました。レッスン毎にテーマが分かれていて、タイムマネジメントがしやすかったです。YouTubeなど無料コンテンツが色々とある中で、あれもこれも手を出しても仕方がないし、一旦パタプラをやってみようと決めました。
オンライン英会話は、ただ挨拶してフリーディスカッションして終わることも多いですが、パタプラは Nice to meet you とかから入らないのが良いです。他の教材はあまりにも初歩的なところから入りすぎる印象があります。
40歳を超えての勉強教材として有益
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
S.Sさん:パタプラはオンライン英会話と違って講師による品質のブレがないです。英会話だけでは不十分だったし、パタプラだけだと実践練習ができない部分もあるので、組み合わせてやったのが良かったです。
パタプラの発声して口を動かすトレーニング効果があり、リスニングも良くなりました。アウトプットに対して実際に伝わるかはパタプラでは分からないので、そこをオンライン英会話で検証しました。
パタプラを始めてしばらくしてから、いつも一緒に仕事をしているアメリカ人から英語の進歩を評価してもらえました。実際に同じタイミングで駐在に来た人たちと比べて、自分の方が口の動きが良いと感じています。
これまで積み重ねてきた英語の勉強とビジネス経験があったことで、パタプラをより効果的に使えました。そういう意味で、40歳を超えてからの英語教材として非常に有益だと感じています。
30分以内で終わるのでルーティン化しやすい
── 実際に購入されていかがでしたか?
S.Sさん:パタプラはストップ&ゴーをせず、1つのレッスンを流すだけでいいので取り組みやすかったです。「音声スクリプトを見ずにやってください」の意味が2周目で分かりました。1周目ではどうしても確認の意味でスクリプトを見ていました。
スクリプトを見ないで音声を止めずにやるとタイムマネジメントがしやすく、一つのレッスンが30分以内で終わるのが良かったです。40分かかるなら1時間取らないとな、明日にしようかな、と考えてしまったと思います。
大体の教材は章が続いていて、1日でどこまでやればいいのかが分かりづらいですが、パタプラは1日やるレッスンが明確で、マイページで推奨してくれるので、ルーティン化しやすかったです。
※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
S.Sさん:成長実感はあります。パタプラの効果が大きいと思うのは、実際に口を動かす練習をすることです。それが重要だと分かっていても、なかなか一人ではやらない部分なので。トレーニングの感覚も掴めました。
実戦に近いプラクティスが入っているし、ビジネス単語が多いので続けやすかったです。最初は聞こえた音を意味をとらえず発音の練習の位置付けでやっていましたが、それだとリスニングが伸びなかったです。
最初の半年はただ聞こえた音をなぞるようにリピーティングするだけのトレーニングになっていました。口は動くようになっているし、リスニングも聞こえるようにはなっていますが、瞬時に理解したり瞬時に発話できる状態まで英語力を伸ばせなかったです。
ちゃんとレッスン音声の意味も理解してやった方がいいと気づいてからは楽しさを感じるようになりました。パタプラの説明にあった実際のシーンをイメージしながらやる必要性を改めて理解しました。
パタプラを初めてからTOEICを受けたのですが、スコアが790点から850点にアップしていました。特にTOEICの勉強はしていないので、パタプラの寄与度も大きいと思います。
毎朝5時30分〜6時がパタプラ時間
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
S.Sさん:朝の5時半〜6時をパタプラ、6時〜6時半をオンライン英会話、6時半〜7時を読書のスケジュールと決めて取り組みました。パタプラはどのレッスンでも5時半〜6時の30分に収まるので継続しやすかったです。
パタプラは朝の30分だけなく、昼の10分、夕方5〜6時に仕事を終えてランニング後の15分のストレッチ時間など、朝だけでなく隙間時間を見つけながら取り組みました。
アメリカにいるので身近にアウトプットする実践の場があったこと、そこにプラスしてオンライン英会話で成果を計る場も作ったのが良かったと思います。