スピーキングテストの発音で一番高い評価をつけてもらえるようになり、話す時の流暢さも身についた
記事作成日:2024年8月15日
TOEIC875点(2024年)。製薬会社勤務。英語関係の仕事をするようになってからスピーキング・リスニングで力不足を痛感。とにかく口に出してトレーニングしたいと思い、パタプライングリッシュを購入。2023年10月から利用。
製薬会社のコンプライアンス部門で専門用語と闘う日々
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
N.Yさん:内資系の製薬会社に勤めています。新卒で入社し、現在はコンプライアンス部門で仕事をしています。
会社がグローバル体制になっているので、海外にあるグループ会社のメンバーとミーティングをする機会も多いです。話す相手はアメリカなどネイティブ圏の方もいれば、中国など非ネイティブ圏の方もいます。
ミーティングはオンラインで開催されることが主で、今のところ話す機会は少ないです。私はそれぞれが情報交換しているのを聞くといった形で参加しています。
様々なグローバルの部門で社内規定やポリシー、マニュアルが作られ、その内容をチェックするのがコンプライアンス部門の役割です。英語がどうこうというより専門用語に苦戦しています。
メールやチャットで英語を書く機会もあります。ただ、日本の会社なので英語を使用する割合はそんなに多くありません。業務で英語を使うのは全体の業務の20%以下だと思います。
── 異動や昇進・昇格に必要な英語検定などはありますか?
N.Yさん:部門によって「700点推奨」「800点が望ましい」といった規定があります。また、5段階評価に似た会社独自の制度も存在します。
5〜6年前まではあまり英語力は関係なかったのですが、今は英語が話せないと仕事にならないような環境になりつつあります。
── 会社から何か英語学習のサポートはありますか?
N.Yさん:自分で好きな英語学習を選ぶことができ、決められた金額の範囲で会社から補助が出ます。部門ごとに予算を取ってスパルタ系の高額な英語講座に参加できる制度もあります。
TOEIC200点以上UPしたものの、スピーキングとリスニングで力不足を痛感
── N.Yさんが英語学習を始めたきっかけを教えてください。
N.Yさん:製薬業界は結構前からグローバル志向があったので、「英語ができないと異動できる場所が限られるだろうな」と考えました。英語学習に本気を出し始めたのは2014年頃です。
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
N.Yさん:英語学習系の雑誌で「英会話はTOEIC700点を取ってから」といった内容の記事を読み、まずはTOEICの勉強を始めました。最初に受けた時のスコアは475点でした。
次に取り組んだのはシャドーイングです。とにかくリスニングが苦手だったので、サラリーマン特急のCDやTOEIC公式問題集のリスニングの素材を使って、数年間シャドーイングを行っていました。
リスニングが伸びた後にリーディングの対策を始め、比較的早い段階でTOEIC700点台を取ることができました。その後ベルリッツに2年弱通い、2022年には会社からのサポートでスパルタ系の英語講座を受講しました。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
N.Yさん:2022年に受けた英語講座で「フレーズは大分身についたな」と思っていたのですが、咄嗟に英語が出てこない、言葉の引き出しが少ないという点で悩んでいました。
自分の力不足を痛感したのは英語関係の仕事をするようになってからです。ネイティブは喋るスピードが非常に速く、非ネイティブのアクセントを聞き取るのにも苦労していました。
ゆっくり話してくれるので内容は何とか理解できていましたが、専門用語が出てくると本当に訳が分からなくなってしまいます。リスニングも「まだまだだな…」と感じていました。
スピーキングテストで発音・流暢さが高評価に
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
N.Yさん:パタプラを見つけたのは「TOEICの点数が高いのに話せない」といったワードでネット検索していた時です。よく「スピーキングはトレーニングが8割、英会話が2割」という話を聞きますが、私もその通りだと思っています。
とにかく口に出してトレーニングしたいと考えていたので、パタプラならそういう練習ができそうだと思い購入しました。
── 実際に購入されていかがでしたか?
N.Yさん:マッチしていない部分はゼロではないですが、会話をする時の出だしのフレーズを身につけたかったので内容のギャップはあまり気になりませんでした。
“Why don't we〜?”や“How about〜?”など提案をする時に使う表現をはじめ、“What do you think about〜?”といった相手の意見を聞き出す際のフレーズは仕事でも活用できています。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
N.Yさん:これまで散々シャドーイングに取り組んできたので、特に心配はしていなかったです。音声だけでトレーニングできるのはパタプラのひとつのポイントだと思っています。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
N.Yさん:定期的に受けているPROGOSのスピーキングテストでランクアップしました。CEFRでいうと2年前は「A2high」でしたが今は安定して「B1high」が取れるようになり、流暢さや発音で一番高い評価をつけてもらえるようになりました。
スピーキングテストで変化が現れたのは今年の2月だったので、パタプラを始めてから大体4ヶ月で効果を実感できました。
スピーキングの機会が少なく自分自身の変化を実感できる場面はあまりないものの、話す時の流暢さは身についたのかなと感じています。
みんチャレのおかげでパタプラを習慣化できた
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
N.Yさん:英語学習は復習が大切だと分かっていましたが、それを自分でスケジュールしてやっていくのは大変です。パタプラの場合はアプリを開くと推奨レッスンが出てきて、その通りに学習を進めていけば良いという点が気に入っています。
1周目を終えるまではほぼ毎日全ての推奨レッスンをこなしていて、日によっては2時間くらい取り組むこともありました。中々良い点数は出ないのですが、テストも結構好きです。
パタプラを9周終えた後に追加レッスンも購入しました。新しく販売されたパタプラ会議&ファシリテーションも気になっています。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8~9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
※追加レッスンは、さらに発話トレーニングを続けたいという方のために開発された音声完結型教材です。パタプラで全62レッスンに3回以上のレッスン記録がついている、または購入から1年が経過している方限定でご利用頂けます。
※パタプラ会議&ファシリテーションは、会議特有の表現やファシリテーションの知識・スキルを習得するパタプラのシリーズ教材です。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
N.Yさん:朝起きてからすぐワイヤレスイヤホンをつけて、朝食を準備しながら1レッスン、通勤の間に3〜4レッスンやるようにしています。
昼休みにパタプラをやる日もあり、それでも推奨レッスンが終わらなければ帰りの電車、家まで歩く時間、買い物に行くまでの時間も使って取り組むようにしています。
土日も平日とほぼ同じで、ながら時間を活用するようにしています。家事をしながら、水やりをしながら、掃除をしながらといった形でパタプラをやっています。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
N.Yさん:シャドーイングの時も習慣化できていたので「問題ないだろう」と思っていましたが、時々休みたくなる日もありました。
私の場合はパタプラを始めた当初からみんチャレに参加しています。「みんチャレの記録を止めてはいけない」という気持ちがあったのは大きかったですね。パタプラを続けられたのはみんチャレのおかげです。
他にも英語学習はやっていますが、パタプラは最優先で取り組んでいます。連続学習日数は最高で125日だったと思います。
── 現在パタプラ以外の英語学習にも取り組まれていますか?
N.Yさん:ネイティブキャンプをやっています。こちらもなるべく毎朝取り組むようにしているので、英語学習に2~3時間割く日もあります。
ビジネス向けに作られているから、使いやすいフレーズが多い
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
N.Yさん:今まである程度英語のトレーニングをしている人だったら、パタプラの良さは分かると思います。コツコツ勉強するのが好きな人、スポーツの様にストイックに取り組める人にもお勧めです。
── N.Yさんにとって「パタプラの一番の価値」とは何でしょうか?
N.Yさん:スキマ時間にできることと、毎日の習慣にしやすいことです。ベースがビジネス向けに作られているので使いやすいフレーズが多いと思います。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
N.Yさん:非ネイティブの英語が聞き取れないことに課題意識を持っているので、ここをクリアできれば「今一緒に働いている人たちの英語も分かるようになるのでは」と思っています。
TOEICも950点くらい取りたいと考えているので、これからもトレーニングは続けていきたいです。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
N.Yさん:英語学習は継続していくことが一番なので、逃げずに向き合って毎日必ずやることが大切です。学習の習慣化という意味でもパタプラは最適な教材だと思います。