実践で応用できる場面設定が良い。相手に伝わりやすいリズムが掴め、会議では明らかに言葉が出てくるように
記事作成日:2024年8月22日
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TOEIC945点。メーカー勤務・法務部門。コンスタントにTOEIC900点以上取れる実力はあったものの、スピーキングは普段からトレーニングしておく必要があると考えパタプライングリッシュを購入。2023年12月から利用。
海外営業から法務部門へ。アメリカなど3ヶ国で駐在経験も
── 竿代さんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
竿代さん:メーカーの法務部門で貿易コンプライアンスやCSRの分野の仕事をしています。新卒で入社した時は海外営業部門へ配属され、そこから19年ほど海外とのやり取りが多い部署でキャリアを重ねてきました。
法務部門に移ったのは4年前で、それまでと仕事の内容は大きく変わりましたが、海外拠点とのやり取りが多いという点は共通しています。
海外駐在の経験もあり、中国に4年、アメリカに5年、インドに3年滞在していました。社会人になった当初から「海外と仕事をしたい」「英語を使いたい」という思いがあったので、自ら希望して駐在員になりました。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
竿代さん:アメリカや中国の法務部門と輸出管理関連のやり取りをしたり、会議をするといった場面で英語を使っています。週に1回程度Teamsで直接話す機会もあり、メールも英語であることが多いです。
海外出張も年に何回かあり、海外から出張者が来た際には対面でコミュニケーションを取る場面もあります。英語を使って仕事をする割合は全体の3割くらいです。
── 会社から何か英語学習のサポートはありますか?
竿代さん:英会話スクールの費用を一部会社が負担してくれる制度があります。TOEICの受験対策講座も準備されていますが、自分で使ったことはありません。
会議では相手のペースでしか話が進まない場面もあった
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
竿代さん:学生時代から苦手意識はなかったです。1年間アメリカに交換留学した経験があり、TOEICスコアはコンスタントに900点以上取れる実力はありました。
読み書きでそんなに苦労することはありませんでしたが、その割に仕事で使うような英語はスラスラと出てこず、会話になると「自然に言葉が出てこない」と感じていました。語彙や会話のバリエーションがあまり増やせなかったのも課題でした。
社会人になってから長く継続して取り組んだ英語学習はないのですが、一定の期間ネイティブの先生についてもらって語学学校に通っていたことはあります。パタプラを始める前はスマホのアプリを使って発音の練習をしていました。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
竿代さん:会議の時など咄嗟に反応できず一歩後れを取ってしまい、相手のペースでしか話が進んでいかない場面が多くありました。
アメリカ駐在時代は部下と英語で話す機会もよくあったのですが、相手の感情に合わせて言葉遣いを変えるといったスキルまではなかったように思います。教科書に出てくるような表現は知っていても、少し込み入った話をするのは難しかったです。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
竿代さん:最初にパタプラを知ったのはFacebookの広告だったと思います。購入前に教材開発者の松尾先生の解説などを読み、「自分が一番必要としているような練習方法だ」と共感できました。
頭で理解していて読み書きができる表現でも、普段からトレーニングをしておかないと咄嗟には出てきません。「パタプラの練習方法に従って訓練していけば、こういった課題を改善できるのではないか」という気持ちになったので購入を決めました。
買切り教材とはいってもリーズナブルな料金設定だと思うので、毎月継続しないといけないような教材に比べると購入しやすかったです。
以前よりバリエーションが増え、相手に訴えかけやすくなった
── 実際に購入されていかがでしたか?
竿代さん:仕事でよく使うような表現もあればそうでもないものも当然ありますが、トピックや言い回しは実際に使えそうなものが多い印象を持ちました。
レッスン後半でメリットとデメリットを比較したりブレインストーミングをして意見を出すようなシーンがありますが、そういった場面設定は「実践で応用しやすくて良いな」と感じました。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
竿代さん:映像があった方がイメージはしやすいかもしれませんが、そんなに気にならなかったです。本のような教材があるとそちらに目が行ってしまい耳に集中できないので、そういう意味ではこのスタイルが合っているのかなと思います。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
竿代さん:一塊のセンテンスを言う時に「どういうリズムで言えば相手に伝わりやすいか」というのが、何となく掴めるようになってきました。
今までは考えながら話をする時も言葉を切るタイミングが上手く設定できていなかったのですが、繰り返し練習することによってそういった勘所が分かってくるようになった気がしています。
発音よりもリズムの方が大事だと松尾先生がお話しされていたかと思いますが、私もこれまでに様々な国で色んな英語を話す人と仕事をしてきたので、発音が正しくなくてもそれなりに会話ができているというのは実感としてありました。
どんなに練習しても今からではネイティブのような発音にはならないので、「リズムを重視して相手に伝わることを最優先にする練習の方が良いのかな」という気がしていました。
まだ満足できるレベルには至ってないものの、会議の時に明らかに咄嗟に言葉が出てくるようになったと思います。以前よりバリエーションも増えたので、より相手に訴えかけやすくなった感覚もあります。
前半はセンテンスが短く一度で言えるような表現も多くありましたが、LESSON30以降になってくると「これは練習しておかないと絶対に口をついて出てこないな」と感じる表現がたくさん出てきました。
少しずつレベルアップしているのを実感できたのは、この辺りのレッスンに取り組むようになってからです。パタプラを始めてから大体3〜4ヶ月経った頃だと思います。
必要なタイミングで必要な復習ができる非常に優れた教材
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
竿代さん:強制的に「ここを反復しなさい」というのが出てこないと実践するのは難しいと思いますが、パタプラはある程度機械的に「今日はここをやりましょう」と提示してくれます。必要なタイミングで必要な復習ができるという点で非常に優れているなと思いました。
会議は自分が一番強化したいところなので、会議の英語は気合いを入れて取り組んでいます。5レッスンに1回あるテストも丁度良い区切りで、復習をまとめてするには最適なタイミングになっていると思います。
※会議の英語は、会議中に役立つフレーズを紹介する全13チャプターで構成した付属教材です。追加料金なしでご利用頂けます。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
竿代さん:基本的には朝起きて洗濯物を畳む時に1レッスンやると決めています。時間に余裕があれば2レッスンやる時もありますが、大体1レッスンで終わることが多いです。
仕事が終わって余裕があればもう1レッスン取り組むこともあります。平均すると平日は1.5レッスンくらいでしょうか。
休日はつぶやき応用練習やテストなど、少し時間がかかるものをまとめてやるようにしています。まとめてやると言ってもあまり集中力が続かないので、多くても1日30分程度です。
※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
竿代さん:「習慣化するには21日間続けましょう」という説明の通りに、割と真面目に実践していました。どんなに忙しくても最低1レッスンはやると決めて21日間取り組み続けていたら、本当に毎朝パタプラをやる習慣が身につきました。
連続学習日数は240日以上になっています。決まった時間にやると決め打ちをしてしまって、それをやらないと気持ちが悪いと感じるくらいまで自分を追い込むと良いのかなと思います。
忙しい時や出張が入ると時間を取るのが難しく、パタプラをやるのが夜中になってしまうこともありました。疲れてる時はハードルを下げて時間が一番短いレッスンに取り組む、といった形で繋いでいます。
── どのようなことが竿代さんのモチベーションとなっていますか?
竿代さん:仕事でアウトプットを最大化しようとしたら、「自分の思っていることを相手にストレートに伝える」という点が重要になってきます。そこが一番のモチベーションになっているように思います。
仕事で起こり得る場面で型を覚えれば、応用範囲も広がる
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
竿代さん:既にある程度自分で型を持っていて、それを応用していくという学習スタイルを好む人には非常にフィットする教材だと思います。
ものすごく面白いシチュエーションが入っているわけではありませんが、実際に仕事で起こり得るような場面で型を覚えていけば、あとは言葉を変えていくだけで応用範囲が広がります。
パタプラはそういった形で「効率的にステップを踏んで学習したい」と考えている人に向いているのではないでしょうか。
── 竿代さんにとってパタプラとは何でしょうか?
竿代さん:スポーツ選手で言えば筋トレ、野球選手で言えば守備が上手くなるためのノックといった反復練習は、それ自体に派手さや面白みはないかもしれません。ですが、日常的に続けていくことで着実に効果は現れてくるはずです。
パタプラの一番の価値は「仕事で使いやすい」「勉強したことが実践で応用できる」といったところにあると思います。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
竿代さん:チャンスがあればもう一度海外に駐在したいと考えているので、その時に備えて実力をつけておきたいです。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
竿代さん:ある程度英語の読み書きに自信はあるものの、実践の会話で「もう一歩足りていないな」と感じている人にとって、パタプラは一番フィットする教材だと思います。
仕事で使う英語の幅を広げていきたい、今よりもステップアップしたいというモチベーションを持っている方にもお勧めしたいです。