場面が想像しやすく、内容も非常に実践的。苦手意識があった会議で「伝わった」と感じる瞬間もあった
記事作成日:2024年10月17日
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TOEIC800点。外資系企業勤務・ファッション・アパレル業界。会社のサポートで受講した研修を機に、日常的に英語学習をしていくことを決意。空いている時間に英語が聞き流せて、スピーキングの練習もできるパタプライングリッシュを購入。2024年1月から利用。
接客から内勤へ。年に4回ほどフランス出張の機会がある
── Y.Mさんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
Y.Mさん:ヨーロッパに本社がある外資系企業でファッション関係の仕事をしています。新卒からずっと同じ会社で働いているので、勤続20年くらいになります。
元々英語や海外に興味を持っていたので、「いずれそういう仕事ができればいいな」という思いは持っていました。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
Y.Mさん:店舗で販売の仕事をしていた時は、接客時に英語を話す場面がありました。入社した当初は外国人のお客様が来店されることは少なかったのですが、2010年あたりから旅行者も増え、海外の方と話す機会が増えていきました。
4年前に部署異動があり、現在は内勤でEコマースの仕事をしています。以前のように毎日英語で接客するような環境ではなくなりましたが、英語を使って仕事をする場面は変わらずあります。
コロナの時期は本国や海外支社のメンバーとオンラインミーティングをしていました。2023年の頭から海外出張が再開し、現在は年に4回ほど海外出張の機会があります。
出張先では日本人でグループを作り仕事をすることが多いのですが、各国にある支社のメンバーとコミュニケーションを取る場面もあります。
また、月に1回程度オンラインでグローバルミーティングをする機会があります。たくさん発言するというよりは、本国からのインプットが多いです。
私は日本支社にいますが、本国や海外支社の人が来日した際は英語でミーティングすることもあります。2023年から今年にかけてそういった機会が非常に増えてきている状況です。
── 会社から何か英語学習のサポートはありますか?
Y.Mさん:全社員に向けた英語学習のサポートとして、ベルリッツかオンライン英会話を選べるようになっています。私も以前ベルリッツに通っていたのですが、現在は空いた時間にEFをやっています。
また管理職で英語があと一歩という人向けに、他社の方と一緒に参加できるような研修もあります。私も昨年そのトレーニングを受け、「英語をやらなければまずいな」と感じるようになりました。
きちんとした場で話す際、自信のなさが出てしまっていた
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
Y.Mさん:学生時代から英語に対する苦手意識はなかったです。大学時代に1ヶ月ほどニューヨークの語学学校に通った経験はありますが、実際にはあまり上達しませんでした。
社会人になってからはベルリッツ以外の英会話学校に通っていたこともあります。月に1〜2回程度の英語学習ならずっと続けてきましたが、自信を持って「喋れる」と言えるほどにスピーキングが上達したというわけではなかったです。
継続して英語学習に取り組むようになったのは2023年の会社の研修を受けてからなので、ここ1年くらいです。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
Y.Mさん:日常的に英語を使っていないと、なかなかすぐには言葉が出てきません。店舗勤務だった時は1日のうち半分程度は英語で話しているような環境だったため、割とポンポン言葉が出ていたように思います。
在庫の有無など聞かれる内容はほとんど同じで、お客様も非ネイティブの方が多かったので、身振り手振りで伝えていくという感じでした。
現在の部署に異動してからも英語で話す機会はあります。ただ、ミーティングなどある程度きちんとした場で話す際に自信のなさが出てしまい、上手く伝えられないところがありました。単語がすぐに出てこないことにも課題意識を持っていました。
海外の人に「何年英語を勉強してるんですか?」と聞かれたら「30年間勉強しています」と答えるのですが、「30年も時間を費やしているのにこんな言葉さえ出てこないのか…」と思うことがあります。
他の人が話しているのを聞くと、意外と簡単な単語を使って話していることに気づきます。「私でも話せそうだな」と思っても、いざ自分の番になると言葉に詰まってしまい、フラストレーションを抱えていました。
私はスピーキングよりもリスニングの方ができないように思います。結果的に内容は理解できているので何も拾えていないわけではないのですが、聞いた単語や文章が頭にスッと入ってこないような感覚があります。
スピーキングとリスニングのどちらに対しても「ちょっと自信がない」という感じでした。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
Y.Mさん:2023年に受けた会社の研修を終えた時に「毎日の英語学習の習慣をなくしてしまうのは嫌だな」と思うようになり、オンライン講座をはじめ様々な英語サービスを調べていました。
会社の研修ではセミナーやテキストもあって色々と教えてもらっていましたが、デイリーの英語学習はTED Talksや海外のニュースを聞くような感じでした。Podcastで好きな番組を聞いたりもしていましたね。
その時々でトピックスを探すのも悪くはないのですが、既に完成しているものを聞いて、いつの間にか英語が上達しているような教材はないものかなと思っていました。
「お勧めの英語教材」「アプリ」といった検索ワードで調べていた時に見つけたのがパタプラです。インタビューの記事を読んだり動画を見たりして、結構良さそうだなと感じました。
空いている時間に英語が聞き流せて、喋る練習もできるような教材が欲しかったので、「パタプラは私の理想に近いのではないか」と期待できました。
出張や会議で手応えを実感。成長する瞬間を楽しみにしている
── 実際に購入されていかがでしたか?
Y.Mさん:「仕事でよく使っている単語が出てくるな」と思いました。部下に何か指示をするような機会はないにしろ、場面がすごく想像しやすいです。
パタプラに出てくる単語は「知れて良かったな」と思うものばかりなので、そういう意味では非常に実践的な内容になっていると感じます。
「このフレーズ知ってる」と気づく瞬間も増えてきました。今後仕事でプレゼンをするような機会が出てきたら、パタプラで学んだことがもっと活かせそうだなと思っています。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
Y.Mさん:文字を見ないのは「なかなか新鮮だな」と思いました。 何回聞いても分からない場合は文字を見ますが、毎日の通勤時間にパタプラをやることが多いので、耳だけで取り組めるのは非常にありがたいですね。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
Y.Mさん:今の段階では「パタプラで習ったワードがどんどん出てくる」というところまでは到達できていないと思います。ただ、出張や会議で英語を話す場面で「少し話せたかな」という感覚はありました。
インタビューの記事の中に「100時間くらいでは全く効果が感じられなかった」と仰っている方がいたので、ちょっと安心しました。
学習はずっと続けていかなければならないし、どこかで自分が変わるタイミングが来たらいいなと思っています。今はその瞬間をひたすら楽しみにしている感じです。
──「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
Y.Mさん:歩いている時や電車の中でパタプラをやっているので、私の場合はどちらかというと聞く方がメインになってしまっています。自分で言葉に出して言うのは夜道くらいでしょうか。
スピーキングの練習は「思ったよりできていないかもな」と感じるところもありますが、エビングハウスの忘却曲線に沿って復習しながら聞いていくと、聞き流していたはずのことでも結構覚えていることに気づきます。
もちろん口に出さなければとは思うのですが、聞くだけでもちゃんと頭に残っているので、「馴染み深くなってきているのだな」と実感しています。
エビングハウスの忘却曲線に沿ってレッスンが進んでいくので自分で選ぶ必要もないですし、それを流せばいいというところが非常に楽です。すごく効率が良いなと思います。
つぶやき応用練習やテストも何回か取り組んでいます。ちゃんと身についたのが分かるのが良いですね。
※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。
1回のレッスンが短く、学習量を可視化してくれる点も良い
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
Y.Mさん:1回のレッスンが短いので聞きやすいです。また、連続学習日数が表示されるのも気に入っています。
出張が多く途中でどうしても学習が中断されてしまいますが、この間初めて連続学習日数が30日になりました。それまでは大体15~20日で途切れることが多かったので、とにかくログインだけでもしようと思って続けました。
ちょっとだけでも聞くと忘れないことが分かったので、パタプラが習慣として体に染みついてきたのだなと感じます。学習の継続を可視化してくれるところも良いですよね。すごく上手い形の戦略だなと思います。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
Y.Mさん:駅まで歩く15分と電車に乗っている30分の間にパタプラをやっています。往復フルでできれば1時間半程度パタプラに取り組めます。 多い日だと行きに3レッスン、帰りに2レッスンといった感じです。
家にいる時はパタプラを流しながら、料理や片づけをしています。週末は横たわりながら聞いたり、出かける時は駅までの歩く時間を使ってパタプラをやるようにしています。
その日のうちに推奨レッスンを消化するというよりは、できそうな時にできる分だけこなしていくといった形で進めていくことが多いです。
休日は映画を見て英語を耳に入れています。時々オンライン英語プログラムをやることもありますが、現在の英語学習のメインはパタプラです。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
Y.Mさん:パタプラを始める前は会議に参加することに対し、苦手意識を持ってしまっていました。
本当にどうしようかと悩んでいましたが、パタプラを始めてから会議で「伝わったかな」と実感できる瞬間がありました。それが自分のモチベーションを高めるきっかけになり、その後のやる気にも繋がったように思います。
以前は英語ができる上司と一緒に会議に参加していたのですが、私がその役職に就き、自分で何とかしなければならない状況になったことも大きかったです。
繰り返し反復練習ができる理想的な教材
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
Y.Mさん:学生時代からそこそこ英語ができていて学習をずっと続けていても、スピーキング力を上げていく方法は分かりませんでした。
「もう喋れないから」と学習をやめてしまう人や、必要に迫られてもどうすればいいのか分からないという人はきっと多くいるはずです。
パタプラは様々なスピーキングの悩みに合わせてやっていける教材だと感じているので、一度諦めてしまった人を救えるような教材であってほしいと思います。私と同じような悩みを抱えている同僚にもお勧めできる教材です。
── Y.Mさんにとってパタプラとは何でしょうか?
Y.Mさん:基本中の基本といったイメージで、学習というよりも毎日の習慣になっています。今後何か困った時に「立ち返れる場所になるのかな」と感じています。
パタプラの一番の価値は繰り返し反復練習ができるところにあるのではないでしょうか。そういう方法があれば楽だろうなと思っていましたが、実際にやってみるとすごく大変だということも分かりました。
今はまだ全レッスンの半分もいっていないのですが、パタプラは理想的な教材だと思います。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
Y.Mさん:今は「英語ができない」と言えるような時代ではありません。自分が英語を通じて色々な人と喋れるようになって、周りにいる人たちにも良い刺激を与えられたらなと思っています。
勤めている会社は世界中に支社があります。英語が話せるようになれば周りの人ともっと深い話ができるだろうし、本当に困っていることをグローバルに相談できるような関係性も築けるのだろうなと思います。
日本語の会議やプレゼンでも緊張する場面はもちろんありますが、英語を話すことに対して「どうしよう…」と不安にならずに済むのなら、もう楽しさしかないだろうなと感じます。そういう風に周りと難なくコミュニケーションを取れるようになっていきたいです。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
Y.Mさん:英語はできる人とできない人の2つしかないわけではありません。誰でもできる人になれるというのを自分でも体感したいので、諦めたくないです。
長く英語を勉強していてもこれくらいしか喋れないというのは、国として大変な問題だと感じています。若い時期からもっと楽しく簡単に英語が学べるような環境になってほしいので、そういう思いを持つ人が今後増えたらいいなと思います。