フレーズの型を確実にインプットできる教材。気持ちのニュアンスをそのまま伝えられる場面も増えてきた
記事作成日:2024年12月2日
TOEI915点(2019年)。建設業界。好きなタイミングで反復練習ができる点が自分の性に合っていると感じ、買切り型でアプリで学習できるパタプライングリッシュを購入。2024年4月から利用。
海外拠点に長期出張中。英語を活かして働く夢が叶った
── J.Tさんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
J.Tさん:新卒時から6年間、建設業界で土木建築の仕事をしていました。今年の8月に同業他社に転職し、9月までは日本で働いていました。
10月からはインドに長期出張という形で滞在しています。現地メンバーと一緒に土木建築の設計を行っています。
── 転職された理由の中に、「仕事で英語を使っていきたい」という思いもあったのでしょうか?
J.Tさん:それもひとつのポイントでしたね。前職ではほぼ100%国内のお客様向けに仕事をしていたため、英語を使う機会はほぼなかったです。
TOEICや英語の勉強に力を入れていたこともあり、「英語を活かして働いてみたい」「海外の拠点と一緒に仕事をしてみたい」という思いはありました。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
J.Tさん:日本人は私の他に先輩と同僚の合計3人ですが、その他のメンバーは全員インド人です。設計の分野ごとにリーダーとなるような現地メンバーがいて、その方たちとコミュニケーションをとりながら円滑に全体を進めていくことが私たちの役割となっています。
各セクションのリーダーたちとの日常コミュニケーションをはじめ、進捗確認や懸念事項の把握、こちら側の要望などを伝える際は英語を使用しています。
お客様とも公式では英語でやり取りをすることになっているので、メールも全体の半分程度は英語です。
日本人の先輩に相談する時など日本語を使う場面もまだ多くあります。全部が英語という感覚ではありませんが、対外的には英語を使えないといけない環境です。
まずは半年間の滞在予定ですが、プロジェクトが変わってもまたインドに来る機会は想定されています。
── 会社から何か英語学習のサポートはありますか?
J.Tさん:あまりなくて、英語の講座などは基本的に自費です。
伝えたいニュアンスをのせて丁寧に話せるようになりたかった
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
J.Tさん:学習をする上では苦手意識はなく、文章を書くことに興味を持っていました。じっくり考えて書くのは得意でしたが喋る機会は少なかったです。留学経験はありません。
スピーキングに特化した英語サービスを利用した経験もなかったです。学生時代から英語は好きだったので、「何か触れたいな」とは思っていました。
前職では英語を使う機会がゼロだったので、TOEICのテストを目標にリスニングやリーディングの勉強をしていました。過去問がメインで分からないところは辞書を引くなど、自分なりに学習していた感じです。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
J.Tさん:学生時代にターミナル駅の本屋でアルバイトをしていました。外国人観光客もたくさん訪れるような場所で、本や文房具などお土産を選ぶ際に意見を求められることがありました。
いざ外国人が目の前に来ると言葉が出てこず、丁寧に言いたいのにぶっきらぼうな言い方をしてしまったように思います。「こういうニュアンスで言いたい」という気持ちはあっても、それをのせる言葉が分かりませんでした。
知っているはずなのに使えないもどかしさもありましたね。場面に応じた表現など、「伝えたいニュアンスをのせて喋る勉強がしたい」と思っていました。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
J.Tさん:パタプラを選んだ理由のひとつは反復練習ができるからです。しかも教材がアプリになっているので、自分の好きなタイミングで反復練習ができるという点が自分の性に合っていると感じました。
習慣にするのは得意な方なのでパタプラは最適だと思いました。また、サブスクではなく買切りという点も大きかったです。サブスクは契約期間が終わったら触れなくなってしまいますが、パタプラは買切りなので満足がいくまで繰り返し取り組めます。
パタプラを知ったきっかけはインスタの広告です。転職が決まったタイミングで「もうちょっと英語を勉強したい」と思っていた時に見つけました。
他にもどんな英語教材があるか調べましたが、サブスク型が多かった気がします。パタプラのホームページを見て、「買切り型でアプリでできるなら良さそうだな」と思い購入を決めました。
型をストックできたことで、海外に来てからも安心感があった
── 実際に購入されていかがでしたか?
J.Tさん:パタプラで想定されている場面は私の仕事と違うところもあります。ただ、「こうやっていただけたらありがたい」といった依頼の型など、どの業界にも共通するような表現も出てくるのでとても役立っています。
“by the end of the day”や“work on”といったパタプラでよく出てくる表現は、文章を書く時や喋る時にすぐに思い出すことができました。
私の場合は図面や絵を見ながら話すことが多いので、仕事で使う単語や表現は「自分で調べながら覚えていく必要があるな」と思っています。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
J.Tさん:すごく良かったです。日本にいた時の話になりますが、1〜2レッスン程度だったら家で声を出してやるようにしていました。5〜6レッスンあるような時は通勤時間に耳で聞いて、サイレントで真似ていました。
通勤中に携帯を開くのは億劫ですが、パタプラは耳だけで学習できるので継続する上では非常にやりやすかったです。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
J.Tさん:半年前は「文字として見たことはあっても実際に使った英語はほぼゼロ」という状態でしたが、パタプラをやってストックができたのでインドに来てからも安心感がありました。
土台があればこれから様々な表現を吸収できます。依頼や自分の考えを伝える、反応するといった場面で使える「型」を覚えられたのは大きな成果でした。
単語単位ではなくフレーズで覚えられたのも良かったです。英語に直訳しただけでは上手く使えなかった言葉をフレーズとして身につけたことで、自分の伝えたい内容を端的にアウトプットできたような感覚を持ちました。
レポートを書く時やミーティングをする時も、パタプラで学んだ型を活用できるようになってきました。「このまま続けていけばもっと喋れるようになるのだろうな」という感覚が得られて良かったです。
レッスンの場面が頭に入ってきてフレーズとして出てくるようになったのは、5周目を過ぎたあたりからです。丁度インドに来た頃だったので、パタプラを始めてから半年くらいだったと思います。
※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
──「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
J.Tさん:理論に基づいた推奨レッスンが自動的に出てきて、繰り返し復習できるところが非常に気に入っています。勉強を始める前の無駄な時間がない上、自動的にサイクルを作ってもらえるので頭に定着している感覚も得られます。
会議の英語はまだ流して聞いただけなのですが、実際の会議で耳にするような表現もありました。本編のレッスンを8〜9回復習したら、自分でも使えそうなものをチョイスして覚えていきたいです。
まとめ復習とテストは推奨レッスンに出てきたら必ずやるようにしています。「前のレッスンを覚えておかなければ」といった緊張感もあって、より定着しやすかったです。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
※会議の英語は、会議中に役立つフレーズを紹介する全13チャプターで構成した付属教材です。追加料金なしでご利用いただけます。
※まとめ復習は、教材に出てきた文型やチャンクをレッスン内とは異なる組合せで練習するレッスンです。
学習を続ける上で「アプリの使いやすさ」は非常に大事
── 現在パタプラ以外の英語学習にも取り組まれていますか?
J.Tさん:メインはパタプラですが、併用して2つのアプリを使っています。1つは口頭英作文のスピフルです。独り言をつぶやいてAIが採点してくれるもので、インドに来てから始めました。
その日にあった出来事などある程度まとまった文章を話し、1分程度で添削が返ってきます。パタプラをやってフレーズは出てくるようになったものの、話を作る部分を強化したいと思ったので使っています。
もう1つはLissNという精読系のアプリです。最近のニュースを1分程度で読み上げてくれるもので、テストで理解度を試せるような仕組みになっています。新聞のような堅い文章を読めるのでレポートの構成を勉強するのに丁度良いです。
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
J.Tさん:パタプラはアプリが非常に使いやすいです。英語教材の中にはアプリのような見た目でもネットをショートカット化したものもあり、充電の消耗が激しかったり動きが遅かったりして操作にストレスを感じる時がありました。
パタプラは1つのレッスンが10分程度なので、やりたいと思った時やスキマ時間に取り組めます。小さなことですが日々学習を続ける上では大事だと思っています。
先ほど話したことと重なりますが、推奨レッスンが自動的に出てくるところも良いですね。自分で考えない部分をアウトソースでやってもらっている感じで無駄がありません。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
J.Tさん:インドに来てからは朝の身支度をする20〜30分の間に2レッスン程度、帰宅後も洗濯物を畳んでいる時などに2〜3レッスンやることが多いです。
忙しい時は「1日1レッスンでもOK」と思い取り組んでいます。土日も平日と同じような感じで取り組むことが多いですね。
スピフルをやるのは平日週2〜3回程度で、その日の終わりに今日あった出来事を1〜3分喋って採点してもらっています。
LissNの方は土日に3記事、平日は5記事表示されるようになっていますが、仕事の日はあまり時間が取れないので休日の朝に30分程度、気になった記事だけピックアップして勉強するようにしています。
真摯に英語に向き合っている人なら、満足度は高いはず
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
J.Tさん:知っているのに話せない、ただ単語を並べるだけでなくニュアンスをのせて喋りたい、丁寧に勉強したいと思っている方にお勧めです。パタプラをやっていると、きちんとした英語をインプットできている感覚があります。
パタプラで反復練習をすれば確実にスピーキング力が身につきます。真摯に英語に向き合っている方であれば満足度は高いはずです。
── J.Tさんにとってパタプラとは何でしょうか?
J.Tさん:フレーズの型、発音、スピード感といった基本的な部分をインプットでき、何も考えなくても言葉が出るまでトレーニングできる教材です。
パタプラは「自分の中で基本となるような型を確実にインプットできる教材」だと思っています。パタプラで身につけたものはどんどんアウトプットしていきたいです。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
J.Tさん:英語のせいでコミュニケーションが取りづらいということがないよう、自分のニュアンスや考えをよりスムーズに英語化できるようになりたいです。
スピード感や表現力を身につけられれば今以上にコミュニケーションも取りやすくなり、仕事のアウトプットも変わってくるのかなと思います。頭で考えなくても様々な表現を使えるところを目指していきたいですね。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
J.Tさん:今は「海外の拠点の方と仕事をする」という自分が希望していた環境で仕事ができています。日本にいる時にパタプラで準備していたおかげもあって、海外の話が出た時に気後れすることなく「行きたいです」と手を挙げられました。
反復して身につけたものは頭が勝手に覚えていて、どこかのタイミングでそれが出てくる場面は必ずあるはずです。私の場合そのタイミングはまだ限られているものの、反復すればするほど自然と言葉が出てきそうな感覚はあります。
私も勉強している途中ではありますが、ひとつの習慣として自信を持って日々の学習に取り組めば「必ず力になってくれる」と感じています。