「より実践に近いこと」を意識して練習できる教材。つぶやき応用練習をルーティン化したら、英語力がグッと伸びた
記事作成日:2024年12月4日
コンサル業・会社経営者。様々な英語教材を調べていく中で学習法が「一番理に適っている」と感じ、スピーキング力がもっと伸びるのではないかと期待できたパタプライングリッシュを購入。2024年4月から利用。
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26歳で起業。英語の4技能全てを使い奮闘する日々
── 片岡さんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
片岡さん:会社を経営しています。立ち上げたのは2021年で、いわゆるM&Aのアドバイザリー事業を行っています。
新卒時は東京にある会計系のコンサルティングファームに就職しました。その後シンクタンク系の大手コンサルティングファームに転職し、長らくファイナンスの業務に携わっていました。
日本のスタートアップ企業でCFOをやっていたこともあります。独立起業したのは26歳の時で、現在はクロスボーダーの案件に関わっています。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
片岡さん:カナダにあるIT系企業のクライアントを持っています。経営者はカナダ人でCTOがイタリア人という、グローバルなベンチャー企業です。
その会社を日本の会社に売却するプロジェクトをやっているので、ミーティングやメールでのやり取りは基本的に全部英語です。
スピーキングだけでなくリスニング、ライティング、リーディングといった英語の4技能全てを使って仕事しています。今日の午前中もカナダの会社のCEOとZoomでミーティングしていました。
頭の中で思考する時は日本語ですが、誰かとコミュニケーションを取る際に使う言語はほぼ英語という状況です。
── 前職でも英語でコミュニケーションを取る場面があったのですか?
片岡さん:前職では英語を使うような場面はほとんどなかったですね。本格的に英語を使うようになったのは日本のスタートアップでCFOを務めていた時です。
その会社の資金調達先や事業提携先の開拓を担当していたので、国内外の投資ファンドや会社にプレゼンをする機会が多くありました。その中で、海外の会社とは英語でやり取りをしていましたね。
自分の意見を述べる際、言葉に詰まる場面も多かった
── 片岡さんは学生時代から英語は得意だったのですか?
片岡さん:苦手意識はありませんでしたが、英語力はそんなに高くなかったと思います。大学時代にある程度勉強はしていたものの、海外に住んだこともなければ働いたこともなく、英語学習は全部独学でやってきました。
── 独学だったのですね。社会人になってから取り組まれた英語学習はありますか?
片岡さん:社会人1~2年目の時は代ゼミの富田一彦先生が主宰されている社会人向けの英語塾に通い、2年ほど文法の勉強をしていました。
IELTSやTOEICの対策に力を入れていた時期もあります。その後「よりスピーキングに特化して練習したい」と思うようになり、スピークバディを6ヶ月くらいやりました。現在はパタプラと併用してAI英会話Speakを使っています。
── ご自身の英語力について、どういった点に課題意識を持たれていましたか?
片岡さん:聞き取れない、話す時に言葉が出ないと感じることはよくありましたね。会議で考えている時に使うような繋ぎ言葉も分かりませんでした。
自分の意見やプランを述べる際、言葉に詰まってしまうことも多かったです。中学生・高校生くらいの語彙を駆使して文章を紡ぎ出し、時間をかけて話しているような状況だったと思います。
実践的な内容でフレーズがリアル。英語学習の質を高めるのに最適
── パタプライングリッシュを購入された理由を教えていただけますか?
片岡さん:スピーキングを練習したくて様々な教材を調べていましたが、その中でパタプラが「一番理に適っているな」と思えたので購入しました。
スポーツや料理のように実際に体を使って習得するスキルとスピーキングは、似ているのではないでしょうか。正しいフォームで正しい動作を何回も繰り返すというのが、その手のスキルを習得する定石だと思います。
文法で一通り正しいフォームを覚え、それを実践で使えるようにするには何回も反復練習する必要があります。
実践の質と量を上げていく上で、「『量』はAI英会話のアプリでひたすら毎日練習すればいい」「フレーズの正しさや自然な使い方など『質』を高めていくにはパタプラが最適だ」と思いました。
── パタプラを最初に知ったきっかけを教えてください。
片岡さん:パタプラを購入する1年前に教材開発者の松尾先生が出演されているPIVOTを見て、「すごく理に適ったことを仰っているな」と感じました。
英語はフレーズを組み合わせて喋っていくものだと思っていましたが、それと同じようなことを最先端で突き詰めてやられている松尾先生の存在を知り、ずっと頭に残っていました。
再びパタプラを思い出したのは「本格的に英語を勉強したいな」と考え始めた時です。松尾先生の理論に則って勉強したらスピーキングがもっと伸びるのではないかと期待し、Googleで調べて購入しました。
── 実際に購入されていかがでしたか?
片岡さん:ギャップはあまりないです。非常に実践的な内容でフレーズがリアルですよね。
日本の企業の駐在員の方々が実際に悩んでいそうな場面がたくさん出てくるので、「現場のことをよく知っているな」と感じました。私の場合はそういったフレーズを応用しながら実践で使うようにしています。
会議の英語に出てくる「『I think』一辺倒からの脱却」は大変役に立ちました。“I’m sure〜”など他にも色んな言い方があるのだと改めて気づけましたし、自分の考えている確度に沿った動詞のチョイスも学べています。
※会議の英語は、会議中に役立つフレーズを紹介する全13チャプターで構成した付属教材です。追加料金なしでご利用いただけます。
つぶやき応用練習を毎日のルーティンに。英語力がグッと伸びた
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
片岡さん:スピーキングだけでなく、リスニング、リーディングでも英語を英語のまま理解できるようになってきました。ミーティングで話している時やテキストでパッと送られてきたメールも、即座に分かるようになったと実感しています。
YouTubeでたまたま目にした英語の動画や映画のセリフも、自然に英語のまま理解できるようになりました。以前は全然分からなかったので、「パタプラの効果はやっぱりすごいな」と思いましたね。
こういった変化を感じたのはここ最近です。パタプラを始めたのが今年の4月なので、大体半年くらいだと思います。
──「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
片岡さん:パターンプラクティスは私の頭にすごく馴染む感じがします。とりあえずパッと話し始めた後に色んなチャンクをつけ替えて話す、フレーズをカタマリごとに覚えて応用しながら繋げていくという方法は大変理に適っています。
使いやすいし覚えやすいので、「この理論がもっと世の中に広まればいいな」と思います。そうすれば高校生や大学生ももっと喋れるようになるのではないでしょうか。
私が面白いなと思ったのは会議の英語とつぶやき応用練習[a][b]です。特につぶやき応用練習[a][b]をルーティン化した時期から、自分の英語力がグッと伸びた感覚があります。これが今年の10月あたりからだったと思います。
エビングハウスの忘却曲線に沿った推奨レッスンに加え、つぶやき応用練習[a]を朝に、[b]を夜にやるというのをルーティンに追加したのですが、その頃から「英語がスラスラ話せるようになったな」という実感が持てるようになりました。
当初は推奨レッスンだけ何周も回していましたが、フレーズを覚えてくると頭と口が自動モードになってしまい、脳に負荷がかかっていないように感じました。
「ちょっと物足りない」と感じていた時につぶやき応用練習をやってみたら、良い感じに負荷がかかって良かったです。
自分で主体的に頭を動かしながらチャンクを入れ替えたり、実際に自分が使う場面に合ったチャンクをイメージできるようになり、より能動的に頭を動かせるようになりました。
パタプラで効果を感じられないと思っている人は、最後にでもいいからつぶやき応用練習[a][b]をやるといいかもしれません。1週間でもやったら「やめなくていいな」と思うはずです。
※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
片岡さん:とても良いですね。最初の1〜3周目はテキストを見ながらやらないと全然ついていけませんでしたが、今は耳と口だけで取り組めています。5〜6周目まで進んだレッスンは1.5倍速で流しながら毎朝リピーティングするようにしています。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
パタプラ×AI英会話の組み合わせがお勧め
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
片岡さん:パタプラは「より実践に近いこと」を意識して練習するための教材だと思っています。一方で、シャドーイングのような学習法はリスニングに特化しているので、TOEIC対策向きと言えるのではないでしょうか。
私の場合はリスニングだけを高めたかったわけではなく、ビジネスの場で使えるようなスピーキング力を習得するのが目標でした。リスニング、ライティングの力も身につけたかったので、シャドーイングだけのサービスや駅前留学などは最初から選択肢になかったです。
毎日手軽にできる負担感で繰り返しスピーキングの練習ができ、かつ実践的な内容が学べる英語教材がほしいと思っていました。それで絞り込まれたのがパタプラです。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
片岡さん:基本的には毎日同じルーティンで、朝と夜の2回に分けてパタプラをやっています。
朝は身支度してコーヒーを淹れながら、大体1時間くらいかけて推奨レッスンとつぶやき応用練習[a]に取り組み、その後にAI英会話Speakで1回会話をします。これが朝のセットで、夜はつぶやき応用練習[b]だけをやってお風呂に入るというのが私のルーティンです。
推奨レッスンはその日のうちに全部こなすようにしています。休日も全く同じ形で取り組んでいますが、「毎日英語を勉強している」と意識したことはほぼありません。歯を磨くのと同じくらい当たり前に英語学習が生活に馴染んでいます。
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
片岡さん:実は既に1人お勧めした人がいます。会社員をしている年下の純日本人男性で、「将来キャリアアップしてより良い外資系企業に行きたい」と話していたので、私が今使っているパタプラとAI英会話の組み合わせをお勧めしました。
その方も基本的な文法などは十分勉強しているので、あとは実践的なスキルを身につけていくだけだと思います。私と状況が似ていたのでパタプラをお勧めしたら、実際に購入していました。
正しいフォームで繰り返し練習できる理に適った学習法
── 片岡さんにとってパタプラとは何でしょうか?
片岡さん:私が好きなスポーツに例えると、「動き作りの練習」なのかなと思います。
私はマラソンが趣味でトレランをやっています。ランニングは誰でもできる競技だと思われがちですが、突き詰めていくと実は非常に難しい動きをする奥が深いスポーツです。
マラソンで記録が達成できる人とそうでない人の違いは、「正しいフォームで練習しているか」「正しい練習を繰り返しやっているか」の2点だと考えます。
スポーツにしても英語にしても、質と量を突き詰められているかが重要です。「動き作り」は質をしっかりと磨き上げてくれるものだと思っています。
そして、英語でいう正しい動き作りをしてくれるのがパタプラです。正しいフォームで繰り返し練習できる理に適った学習法だと思います。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
片岡さん:事業をもっと拡大していきたいですね。現在やっているM&Aのアドバイザリーとは別に、新潟で民泊事業を始めようと考えています。インバウンドの方がたくさん集まる場所で、これから古民家を買おうとしているところです。
そこで外国人の方とコミュニケーションを取りながら、日本の自然の美しさ、楽しさを世界にどんどん広げていきたいと思っています。
日本国内だけでなく今後は海外にも進出して、もっとグローバルに事業を展開していきたいです。いつか移住もしてみたいですね。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
片岡さん:「今日が一番早い日」です。習慣は早く始めるほど効果があります。いかに早く習慣を作り始められるかが、5年後、10年後の成長した自分の姿に関わってくると思います。
「何かを始めるタイミングは早ければ早いほど良い」というのが私の考え方なので、この記事を見ている人がいたら「今日が一番早い日」だと伝えたいです。今日からパタプラを始めて、ぜひルーティン化していってください。