外国語で仕事をする環境に身をおけば、パタプラの有用性に気付く
記事作成日:2022年6月30日
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TOEIC860点。サービス業。中国語を習得した方法を英語でも再現したいと思い、習得方法が理論的に説明されていたパタプライングリッシュを購入。2021年7月から利用。
日本に限定せず、スキルを活かすなら英語が必要
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
K.Hさん:最初に勤めた監査法人では、会話する機会はほとんどありませんでしたが、海外法人とのメールのやり取りで英語を使っていました。当時は読み書きだけだったのでスピーキングはなかなか慣れず、だからこそ駐在したいなと思っていました。
駐在希望は1年に1回しかチャンスがないので、それを待つよりも機会が多い会社に転職しました。転職先は海外展開に力を入れていた会社だったので、会議や海外出張、グローバルカンファレンスへの出席などの英語を話す機会が増えました。
新たに転職した現在の会社は、今のところ英語を使う機会はありませんが、海外展開をしようとしています。今後は英語が必ず必要になってくると思います。
── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?
K.Hさん:学生時代、英語はそんなに好きではありませんでしたが、人とコミュニケーションを取ることは好きでした。大学までは文法と語彙に時間をかけていました。
商学部に在籍していた時に会計士の試験に受かり、監査法人に入りました。監査法人で国際的な仕事ができるようになりたいと思い、海外駐在にも応募していました。ただ、その時点でも英語自体は苦手でした。
日本に限定せず、いろんな場所でスキルを活かすなら英語が必要だと思い、社会人になってからも英語学習は継続しています。
どんな質問をされるか分からない質疑応答は自信がなかった
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください
K.Hさん:前職で中国に駐在することになり、日本の次に大きなマーケットなので良い機会をもらえたと思い中国行きを決めました。行く前に仕事は英語でできると言われましたが、いざ行ってみたら中国語が必要な状況でした。最初の1年間はとにかく必死で努力した結果、英語より中国語の力の方が上回りました。
英語は落ち着いて話せば話せますが、使えるのはプレゼンや出張といった特定のシーンに限定されていて、プレゼンは事前に準備をしたものであれば話せますが、どんな質問をされるか分からない質疑応答は自信がない状態でした。
英語でも自信を持って話せるようなった
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
K.Hさん:中国語はありとあらゆる場面で使わないといけなかったからこそ、英語のように知識ではなく、技能として落とし込めた点に気づきました。英語も中国語を習得する時にやったことと同じようにすると良いと思いました。
中国語を習得した体験を理論的に説明しているのがパタプラで、買い切りだったのもあり、やってみようかなと思い購入しました。
── 購入前に不安に感じた点はございましたか?
K.Hさん:不安は全然なかったです。自分が思っていた理論に共感できた部分がすごくあり、グローバルマインドセットの説明も納得できました。
言語は常に構文の運用に失敗を重ね、試しながら習得する必要があると思います。日本語以外で仕事をする環境に身を置けば、パタプラの有用性に気づけます。私もそうだったので、「これをやってて大丈夫かな」とは思いませんでした。
── 実際に購入されていかがでしたか?
K.Hさん:日本、中国、台湾のリーダークラスの会合があった際に、以前は自信がある中国語で話していましたが、英語でもある程度自信を持って話せるようになりました。今は英語でもマインド的に苦じゃないです。
ただ、今後も実践の場で英語を使う環境をもっと増やしていかないと、さらに話せるようにはならないなとも思います。とにかく使い続けて手続き記憶に落とし込み、最適なチャンクを覚えていくのが重要だと感じています。
中国語で習得したやり方を英語にも転用できたのが大きく、パタプラも納得して取り組めました。
知識として知っているのと実際に使えるのは違う
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
K.Hさん:長期記憶などの言葉は知らなかったです。ただ、理論的に物事を考えるのが好きなので、「どうして自分は中国語を話せるようになったんだろう」と考えたことはあります。
英語をやっている時は日本語で考えて訳してから英語にしていましたが、中国語は中国語のまま考えていることに気づきました。業務のスピードについていくために、そうせざるを得なかったのだと思います。
「なんでこういう違いがあるんだろう」と不思議に思い、言葉を話す機能である言語野の働きについて調べたことがあります。言語野を噛み砕いて説明しているのがパタプラでした。スポーツのように繰り返してトレーニングすることで、身につけられる点が腑に落ちました。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
K.Hさん:仕事で英語を使うなど、英語学習をしないといけない環境に身を置き、無理矢理にでも仕組み化することが大切です。
「なんで勉強しているんだろう」と、ブレると続けるのが難しいです。今も中国語を続けているのは、自信を持って話せますと答えるためです。また、中国語検定の上級レベルを取得するといった動機があるのも大きいと思います。
中国語を習得した時に、知識として知っているのと実際に使えるのは違うことに気づきました。限られた学習時間の中で何から学ぶかが重要で、パタプラは「厳選された語彙」や「これをとにかく反復してください」という提示があったのが良かったです。
日本語を介さず、英語で学習することが重要
── K.Hさんにとってパタプラとは何でしょうか?
K.Hさん:英語の構文運用能力を高められ、基本の型が学べる質の良い教材です。英語学習を始めた時にやりたかったです。また、学習方法をアウトプット型に変えてくれる手段のひとつでもあります。
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
K.Hさん:駐在している人や海外に今後行く人にすごくお勧めです。私も中国に駐在していなければ、パタプラの有用性には気づけていなかったかもしれません。
フレーズ集を買って覚えても使わなければ意味がないし、語彙集は日本語を介して覚えてしまうのも良くないです。英語のまま覚えることもパタプラならできると思います。ただし、パタプラで厳選された構文とチャンクを暗記するだけでも意味がありません。
実際の仕事で自分が相手に伝えたいことを明確にし、普段から自分の話す英語をイメージしておき、いざその場が来たら、積極的に話してみることが重要です。
またもう1つ重要なことは、暗記をするという意識を持たずに、常に使い続けることです。使い続けることで手続き記憶に落とし込まれ、結果、反射神経的に話すことができるようになることを体感して頂ければと思います。