駐在後に落ちた英語力が回復。シャドーイングより効果を感じる
記事作成日:2023年5月30日
Tweet利用者プロフィール
TOEIC815点(2011年)。医療機器メーカー企画本部、企画副本部長。転職を機に海外とのやり取りが増え、英語力を上げて通訳なしで担当者と話すためにパタプライングリッシュを購入。2022年9月から利用。
定着せず表現が増えないことが課題だった
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
笠置さん:これまで転職を何回かしており、中国・香港・シンガポール・タイで駐在していました。現在は、医療機器メーカーで企画本部の副本部長でIRの担当もしています。
仕事で英語を使う機会は少ないですが、ドイツにある子会社とのミーティングが毎月あったり年に数回ほど出張があったりします。
外国人とIR面談をする際は通訳が入りますが、通訳が入ると時間がかかってしまうので、英語力を上げて通訳なしで担当者と話すほうが良いと思っています。
── これまで取り組んできた英語学習について教えていただけますか?
笠置さん:高校時代は英語が得意科目でしたが、それはいわゆる受験英語でした。社会人になってからは特に英語学習はやっておらず、駐在が決まってから学習を始めました。
香港と中国が最初の駐在先で香港は英語を使う人が多いですが、中国はそうでもないので中国語も習得する必要がありました。
英語と中国語の両方を身につけるのは結構大変で、どちらも中途半端だったなと思います。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
笠置さん:学習アプリや英語のニュース記事で学習していましたが、スピーキングとなると言葉が出てこない、という状況でした。
学習アプリは話が面白いのでどんどん先に進みたくなってしまい復習が疎かになり、結果定着せず表現が増えないという課題を感じました。
その点、パタプラは何回も何回も繰り返すので定着する気がします。
その日にやる推奨レッスンを自動で提案してくれる
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
笠置さん:2019年に海外駐在から帰国して以来、英語を使う機会はあまりなかったです。
そこから2020年11月に今の会社に転職して企画本部に異動になり、海外とのやり取りが増えた時にたまたまパタプラの広告を見たのがきっかけです。
購入当時は値上げ前でそこまで高くなかったので、とりあえずやってみようかという感じでした。モゴモゴバスターを以前やっていて、開発者が同じ松尾先生だったので信頼できると思えました。
※パタプライングリッシュは買切り教材ですが、コンテンツ追加や機能アップデートを継続して行っております。そのため最新の教材内容に合わせて定期的に価格改定を実施しております。もちろん、一度購入頂いた方は追加料金なしで最新の教材内容をずっとご利用頂けます。
※モゴモゴバスターとは松尾先生が開発・販売している音声変化のリスニング教材です。松尾先生の代表作の一つで、累計27,000人以上が購入している人気教材です。リスニングはモゴモゴ、スピーキングはパタプラ、と両方愛用される方も多いです。
── 実際に購入されていかがでしたか?
笠置さん:シャドーイングはこれまで結構やっていました。シャドーイングは音を追いかけますが、パタプラは一通り聞いた後に話し始める(編集者注 リピーティングと呼ばれる練習法です)のでそっちのほうが効果あるなと感じています。
日本語で聞くよりも英語で聞くほうが記憶できないです。パタプラも一通り聞いた後に話そうとすると忘れていることに気づきました。そういうところがトレーニングになっていると感じ、リスニング強化にもつながっていると思います。
つぶやき応用練習はあまり取り組めていません。一回勉強しただけだと忘れてしまうので、反復することが一番重要だと感じています。
※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。
他の英会話の教材は忘れないように自分で工夫しないといけませんが、パタプラは自動で推奨レッスンの提案が出てくる点がすごく良くて使いやすかったです。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
実際の会話で自然に出てくることがあった
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
笠置さん:2023年1月のドイツ出張時にスムーズに話せたので、効果があったのかなと思いました。
駐在から帰国して使わなくなったことで落ちていた英語力が戻りました。前は使えなかった表現が増え、むしろ以前よりも表現力はパタプラで強化されたように思います。
パタプラのレッスン内容は実際の業務とそこまでシチュエーションも近くはなかったですが、そこは特に気になりませんでした。
ビジネスなら使える場面もあるかもしれないと思えたので、シチュエーションが完全に合致しなくても無駄だとは思いませんでした。
具体的にこのセンテンス・チャンクと浮かぶものはありませんが、パタプラはビジネス英語の表現パターンを何回も繰り返すので、実際の会話でいざという時に考えずに自然と出てくる部分はありました。
だからこそ成果がないというのではなく、なんとなく言えるようになってきたというのが感覚的にあり、こういう表現が!と具体的には浮かばないのかもしれません。
パタプラのやり方に抵抗は感じなかった
── 他の英語サービスとパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
笠置さん:自動的に復習のリマインドが出る教材があったらいいなと前から思っていました。
10年以上前から使っている単語アプリがあり、1回学んだ単語をエビングハウスの忘却曲線に沿って復習する点が気に入っていました。パタプラもエビングハウスの忘却曲線に沿って復習ができるので、身につきそうだと思いました。
TEDを利用してシャドーイングができる学習アプリを利用したことがありますが、ビジネス会話ではないのでちょっと違和感がありました。
パタプラのやり方に抵抗は感じなかったのと、実際にやってみてシャドーイングよりリピーティングのほうが効果もあると思います。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
笠置さん:朝の時間に家でやっていた時は続きませんでしたが、歩きながらやろうと決めてから継続できています。
家で机に向かう時間はあまりないので、通勤の駅や家までの時間や週末に街を歩く時に取り組んでいます。
音声完結で “ながら学習” ができる点が続けられた理由だと思います。日常的にある通勤時間にできたことが大きいです。
発音やスムーズに話す練習という意味では声を出せる環境でやったほうがいいですが、相手が言ったことに対しての反復はできるので、声が出せない環境でのトレーニングも効果はあると思います。
── 買切り教材であるメリットは感じて頂けましたか?
笠置さん:サブスクだと月額料金が安いですが、やらない月もあって累計すると高くつくことがあるので買切りで良かったです。
スピーキングが苦手な日本人にこそ使ってほしい
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
笠置さん:スピーキングが苦手な人にお勧めです。
日本人の場合は言語的に英語と遠いので身につきにくく、恥ずかしいから話さない文化も邪魔をしていると思います。会社で英会話を受けられるのに受けない人も多く、だからなかなか英語が話せるようにならないんだろうなと思います。
ドイツ人とミーティングをする中で日本人もたくさんいますが、とにかく話さないでただ黙っているだけです。ドイツ人の同僚はすごく英語が上手だといつも思います。
何回もリピートする、繰り返し学習するというのは大事なので、そういう意味でもパタプラは日本人に合っている教材です。
── 笠置さんにとってパタプラとは何でしょうか?
笠置さん:ルーティーンとしてやらないといけない作業です。
ドイツ側から人が来る機会があるので、その時に今よりもさらに上達してたくさんコミュニケーションをとれるようにしたいと思っています。そのためにもパタプラをまだまだ頑張りたいです。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
笠置さん:スピーキングが苦手な日本人にこそ使ってほしいです。
まず頭の中で日本語を考えてしまう人がいると思いますが、パタプラで何回も繰り返すと日本語で考える癖を全部カットはできなくても、瞬発力がついて話せるようになってきます。
リピーティングを繰り返すことでリスニング力も強化できます。買切りで何年も使うことを考えたらそこまでコストは高くないと思うので、多くの日本人が使ったほうがいいんじゃないかと思います。