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Lesson #03

指示を与える (3)

Would you〜?を使った指示の出し方+Lesson2とはちがう言い方での期限の決め方を学習します。

レッスンは音声のみで完結できる内容になっています。
まずは音声を聞いて学習しましょう。
レッスンを聞いた後に分からない部分はテキストを見て確認しましょう。

【初回用レッスン音声(約25分)】
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※レッスンを聞いた後に分からない部分はテキストを見て確認しましょう。

◇元の会話を聞いてみましょう。

A: Khanh, would you run a report and identify the top 50 customers?
B: When do you need it by?
A: I need it done by 3:00 pm tomorrow.
B: Sure thing.

A: カーン、レポートを実行して得意先上位50社を特定してもらえないか?
B: いつまでに要るんです?
A: 明日の3時までに終わらせてもらう必要がある。
B: 了解っす。



◇表現
【run a report レポートを実行する】
「ここでは、データベースを操作して上位50社を抽出すること」または「データベースを検索すること」という意味合いです。

【Would you ~で始まる指示】
使える対象は上司、取引先、顧客、など誰に対しても使える表現です。
知っておきたいことは、言葉遣いとしては would を使って丁寧ではありますが、ストレートに依頼している印象です。

【Sure thing】
ややカジュアルな表現です。



◇代入語の言い方と意味を理解しましょう。①

【go over this article and write a summary この記事を詳細に読んでサマリーを書く】
【do some research on potential new markets 潜在的な新しい市場についてリサーチをする】
【organize employee records 従業員記録を整理する】
【create a product roadmap 製品ロードマップを作成する】
【run a report and identify the top 50 customers レポートを実行して得意先上位50社を特定する】



◇日本語で聞こえた代入語を英語にしましょう。

do some research on potential new markets
organize employee records
run a report and identify the top 50 customers
go over this article and write a summary
create a product roadmap



◇代入語を入れて練習しましょう。

元の構文
Would you run a report and identify the top 50 customers?

Would you go over this article and write a summary?
Would you do some research on potential new markets?
Would you organize employee records?
Would you run a report and identify the top 50 customers?



◇代入語の言い方と意味を理解しましょう。②

【by Thursday, the 19th 19日の木曜日までに】
【no later than noon this coming Friday 今度の(=今週の)金曜の正午までに】
(no later than 遅くてもいついつ、それより遅れては駄目、と期限を強調したニュアンス)
【before March 3rd 3月3日より前に】



◆補足説明
【「by 日時」と「before 日時」の違い】
by のほうは、その日時を含み、 before は含みません。

【by this coming Friday】
今週の金曜日まで。という意味なので、今週の金曜日を含みます。

【before this coming Friday】
今週の金曜日より前に。という意味なので、金曜日は含みません。

【next Friday】
次の金曜日。というと翌週の金曜日を指すのが普通です。「今週の金曜」と念を押したければ this coming Friday と言う必要があります。英語ネイティブの間でも混乱のあることのある表現です。

【時間と曜日、日にちを並べる順番】
日本語は大きいものから小さなものへと並べるという統合ルールでしっかりとまとまっていますが、英語の場合「絶対」というルールはありません。曜日と日にちを同時に指定する時は曜日が先になります。
これに時間を加える場合、フレキシブルな位置に置けば問題ありません。この教材で幾つかの典型的バリエーションを取り上げているので、それを応用して自分でも使えるようにしましょう。



◇日本語で聞こえた代入語を英語にしましょう。

no later than noon this coming Friday
before March 3rd
by Thursday, the 19th



◇代入語を入れて練習しましょう。

元の構文
I need it done by 3:00 pm tomorrow.

I need it done before March 3rd.
I need it done no later than noon this coming Friday.
I need it done by the end of the day tomorrow.
I need it done by Thursday, the 19th.
I need it done by 3:00 pm tomorrow.

◇代入語を入れてロールプレイ練習をしましょう。

元の会話
A: Khanh, would you run a report and identify the top 50 customers?
B: When do you need it by?
A: I need it done by 3:00 pm tomorrow.
B: Sure thing.

Aの男性の役になってみましょう。
その次にBの男性の役になってみましょう。

A: Khanh, would you go over this article and write a summary?
B: When do you need it by?
A: I need it done by the end of the day tomorrow.
B: Sure thing.

A: Khanh, would you do some research on potential new markets?
B: When do you need it by?
A: I need it done by Thursday, the 19th.
B: Sure thing.

A: Khanh, would you organize employee records?
B: When do you need it by?
A: I need it done no later than noon this coming Friday.
B: Sure thing.



◇聞こえた日本語を英語にしましょう。

いつまでに要るんです?
When do you need it by?

Lesson #29

関係代名詞、関係副詞

関係代名詞や関係副詞を使って、文をひとつにまとめる練習をします。

【初回用レッスン音声(約21分)】
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※レッスンを聞いた後に分からない部分はテキストを見て確認しましょう。

◇関係代名詞や関係副詞は、より効率よく、要領よく意図を伝えるために活用します。そのため、使われるパターンというのは自然に限られてきます。唯一の例外は契約書です。whose はあまり使いません。ここでは、頻繁に口にされるパターンを学習します。
目的格の関係代名詞、that , which, whom は省略します。



◇それぞれの文を聞き、関係代名詞や関係副詞を使って文をひとつにしましょう。

【I have a big project. 私は大きなプロジェクトを抱えている。】
【It’s due tomorrow. そのプロジェクトは明日が期限だ。】
=I have a big project which is due tomorrow.
私は明日が期限の大きなプロジェクトを抱えている。

【He has a new secretary. 彼には新しい秘書がいる。】
【She’s a great help. 彼女は大きな助けだ。】
=He has a new secretary who is a great help.
彼には大きな助けとなる新しい秘書がいる。

【She is the only person. 彼女だけがその人物だ。】
【She speaks Japanese. 彼女は日本語を話す。】
=She is the only person that speaks Japanese.
彼女だけが日本語を話す人物だ。(日本語を話すのは彼女しかいない。)
=She’s the only person who speaks Japanese.
彼女だけが日本語を話す人物だ。
(先行詞に最上級, first, only, best など強い限定的な修飾語がついているときは that を使います。先行詞が人で主格の場合は who を使うことも可能です。)

【We experimented with the program. 私達はそのプログラムを試してみた。】
【It didn’t meet our needs. そのプログラムは私達のニーズを満たさなかった。】
=We experimented with the program, which didn’t meet our needs.
私達はそのプログラムを試してみたがニーズを満たさなかった。

【They had an offer. 彼らにはオファーがあった。】
【We just couldn’t refuse the offer. 私達はそれをどうしても断ることができなかった。】
=They had an offer we just couldn’t refuse.
彼らには、私達がどうしても断れないオファーがあった。(あまりに魅力的なオファーだったので断れなかった。)
(That は the offer が目的語なので省略。)

【This is the best proposal so far. これは今までのところベストの企画案だ。】
【We have received this proposal. 私達はこの企画案を受け取った。】
=This is the best proposal we’ve received so far.
これは私達が受け取った企画案の中で今のところベストだ。
(so far 今までのところ)
(proposal 提案(書)、企画案、申し込み、申し出、提言、提議)

【I met a woman at a karaoke bar yesterday. きのうカラオケバーで一人の女性にあった。】
【The woman was a well-known entrepreneur. その女性は著名な企業家だった。】
=The woman I met at a karaoke bar yesterday was a well-known entrepreneur.
 私がきのうカラオケバーであった女性は著名な企業家だった。

【This is the new model. これがその新しいモデルだ。】
【I was talking about this model the other day. 私はこのモデルについて先日話していた。】
=This is the new model I was talking about the other day.
これが、私が先日話していた新しいモデルだ。

【That is a good restaurant. あそこはいいレストランだ。】
【We can take our clients to that restaurant. 私達は客をあのレストランに連れて行ける。】
=That is a good restaurant to take our clients to.
あそこは客を連れて行くのにいいレストランだ。
(a good restaurant to which to take our clients でもよいが口語では a good restaurant to take our clients to とする人が多いです。)

【We have three new employees. うちには3人の新入社員がいる。】
【All of them seem very capable. 彼らの全員が非常に有能なようだ。】
=We have three new employees, all of whom seem very capable.
うちには3人の新入社員がいるが、全員が非常に有能なようだ。
(capable 能力がある、有能な、自分でできる、手腕のある)

【We have three choices. 我々には3つの選択肢がある。】
【None of the choices seems appealing. その選択肢の一つも魅力的に思えない。】
=We have three choices, none of which seems appealing.
我々には3つの選択肢があるが、その一つとして魅力的には思えない。
(appealing 魅力的な)

【He made two suggestions. 彼は二つの提案をした。】
【Both suggestions seem very reasonable. 提案のどちらも非常に妥当に思える。】
=He made two suggestions both of which seem very reasonable.
彼は非常に妥当に思える二つの提案をした。
(reasonable 妥当な、(値段などが)それほど高くない、まあまあの、分別のある、まっとうな)

【This is the kind of situation. これは、そういったタイプの状況だ。】
【I want to avoid a situation like this. 私はこういう状況を避けたい。】
=This is the kind of situation I want to avoid. これは、私が避けたいタイプの状況だ。
(That は省略)

【That’s the last thing. それは、最後の事柄だ。】
【We want to do that. 我々はそれをしたい。】
=That’s the last thing we want to do.
それは我々が行う最後の事柄だ。→ それだけは避けたい。
(That は省略)

【The person would be Kim. その人物はキムだ。】
【You want to talk to the person. あなたはその人物と話したい。】
=The person you want to talk to would be Kim.
あなたが話したい人物はキムだ。→ あなたが話すべき相手はキムだ。
(want to やわらかく提案する時に使える表現です。)

【I know someone. 私は誰かを知っている。】
【He can help you with that. 彼はその件であなたを助けることができる。】
=I know someone who can help you with that.
私はその件であなたの助けになれる人を知っている。

【John knows the most about this project. ジョンはこのプロジェクトについて最も知っている。】
【The guy is John. その男性はジョンだ。】
=(1) John is the guy who knows the most about this project.
ジョンがこのプロジェクトについて最も知っている男性だ。
=(2) The guy who knows the most about this project is John.
このプロジェクトについて最も知っている男性はジョンだ。
(guy 「男性」の意味で、ややカジュアルな言い方です。打ち解けた雰囲気の会話や親しい同僚とのメールなどでは使って良い表現です。)

【That is the reason. それが理由だ。】
【They don’t want to renew the contract. 彼らは契約更新をしたくない。】
=(1) That’s the reason they don’t want to renew the contract.
それが彼らが契約更新したがらない理由だ。
=(2) That’s why they don’t want to renew the contract.
それが彼らが契約更新したがらない理由だ。
(この why は関係副詞で That’s the reason why の the reason を省略したと考えてよいです。)

◆補足説明
That’s the reason why… と reason と why の両方を使う人が英語ネイティブでもいますが、ややくどい言い方になります。一方、That’s how は本来は That’s the way how の way が省略されたものと考えられます。
ですが、That’s the way how… と、way と how の両方を使うのは「奇妙」ということになっています。That’s the way… または That’s how… のどちらかになります。

【That’s the year. それがその年だ。】
【They opened their first franchise that year. 彼らは最初のフランチャイズをオープンした。】
=(1) That’s the year they opened their first franchise.
それが彼らが最初のフランチャイズをオープンした年だ。
=(2) That’s when they opened their first franchise.
それが彼らが最初のフランチャイズをオープンした時だ。

【That’s the place. そこがその場所だ。】
【They opened their flag ship restaurant and hotel there.】彼らはレストランとホテルのフラッグシップ店をそこでオープンした。
=(1) That’s where they opened their flag ship restaurant and hotel.
そこが彼らが、レストランとホテルのフラッグシップ店をオープンした場所だ。
=(2) That’s the place they opened their flag ship restaurant and hotel.
そこが彼らが、レストランとホテルのフラッグシップ店をオープンした場所だ。

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全レッスンの目次

  1. LESSON 1 指示を与える (1)
  2. LESSON 2 指示を与える (2)
  3. LESSON 3 指示を与える (3)
  4. LESSON 4 指示を与える (4)
  5. LESSON 5 指示を与える (5) 【ドリル】
  6. LESSON 6 指示を与える (6) 【ドリル】
  7. LESSON 7 重文・複文パターン (1) 【ドリル】
  8. LESSON 8 間接的に指示を与える (1)
  9. LESSON 9 指示や依頼 【ドリル】
  10. LESSON 10 間接的に指示を与える (2)
  11. LESSON 11 間接的に指示を与える (3)
  12. LESSON 12 疑問詞+to 不定詞:「I’m afraid not.」の使い方
  13. LESSON 13 「I’m afraid~」のパターン:間接的に人に質問してもらう 【ドリル】
  14. LESSON 14 問題点の指摘 (1)
  15. LESSON 15 問題点の指摘 (2)
  16. LESSON 16 問題点の指摘 (3)
  17. LESSON 17 重要な事柄を伝える 【ドリル】
  18. LESSON 18 Seem を使ってワンクッション置く 【ドリル】
  19. LESSON 19 課題提起・提案 (1)
  20. LESSON 20 課題提起・提案 (2)
  21. LESSON 21 提案法 (1) 【ドリル】
  22. LESSON 22 提案法 (2) 【ドリル】
  23. LESSON 23 意見を述べる・求める (1)
  24. LESSON 24 意見を述べる・求める (2)
  25. LESSON 25 意見を述べる・求める (3)
  26. LESSON 26 賛成と反対のさまざまな度合い 【ドリル】
  27. LESSON 27 Let me know + 疑問詞 / if~
  28. LESSON 28 便利な関係詞 (1)
  29. LESSON 29 関係代名詞、関係副詞
  30. LESSON 30 「~することになっている、~のはず」 <be supposed to と expect>
  31. LESSON 番外編1 最低限おさえたい発音 - 似ている母音の区別 (1)
  32. LESSON 31 be supposed to 【ドリル】
  33. LESSON 32 時制の感覚 (1)
  34. LESSON 33 謝罪 【ドリル】
  35. LESSON 34 洗練された依頼方法 【ドリル】
  36. LESSON 35 時制の感覚 (2)
  37. LESSON 番外編2 最低限おさえたい発音 - 似ている母音の区別 (2)
  38. LESSON 36 Work on~:現在完了形 【ドリル】
  39. LESSON 37 進捗状況報告の催促
  40. LESSON 38 情報共有 「Let me~」を使った表現
  41. LESSON 39 便利な疑問詞:I’m not sure + 疑問詞 / if〜 【ドリル】
  42. LESSON 40 課題提起・提案 (3)
  43. LESSON 番外編3 最低限おさえたい発音 (3)
  44. LESSON 41 重文・複文パターン (2) 【ドリル】
  45. LESSON 42 課題提起・提案 (4)
  46. LESSON 43 重文・複文パターン (3) 【ドリル】
  47. LESSON 44 便利な関係詞 (2) 【ドリル】
  48. LESSON 45 分詞の使い方 (1)
  49. LESSON 46 分詞の使い方 (2)
  50. LESSON 47 繊細な問題を語る (1)
  51. LESSON 48 繊細な問題を語る (2)
  52. LESSON 49 繊細な問題を語る (3)
  53. LESSON 番外編4 部下の相談に乗る (1)
  54. LESSON 50 丁寧に依頼する、丁寧に許可を求める、感謝する 【ドリル】
  55. LESSON 番外編5 部下の相談に乗る (2)
  56. LESSON 51 繊細な問題を語る (4)
  57. LESSON 52 繊細な問題を語る (5)
  58. LESSON 53 提案法 (3)
  59. LESSON 54 賛否両論・メリットとデメリット
  60. LESSON 55 提案と反論
  61. LESSON 番外編6 英語のリズム - 知って得する機能語の弱形
  62. LESSON 56 選択肢 (1)
  63. LESSON 57 選択肢 (2)
  64. LESSON 58 可能性 (1)
  65. LESSON 59 可能性 (2) 【ドリル】
  66. LESSON 60 問題追究
  67. LESSON 61 誤解の訂正・相手の意見の確認 (1)
  68. LESSON 62 誤解の訂正・相手の意見の確認 (2)

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