本当に最高のプログラム。その割に価格が安く、音声学習の成果で喋れるようになっていく感覚も得られた
記事作成日:2024年9月26日
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TOEIC825点(1年前)。医師。話し出すことへのハードルが高く、話すトレーニングが足りていないと痛感。メソッドに納得でき、忙しい中でも「ながら」で学習できるパタプライングリッシュを購入。2024年2月から利用。
医師×研究活動×大学講師。外資系製薬会社に勤めた経験も
── Y.Iさんのご経歴やキャリアについて教えていただけますか?
Y.Iさん:臨床医としての仕事をメインにしています。内視鏡検査をする時間が一番多いですが、外来の診療をすることもあります。
過去には外資系の製薬企業やベンチャー企業に勤めていた経験もあり、様々な経歴を積んできています。製薬企業では臨床開発の仕事をしていました。
大学にも在籍し、研究活動をはじめ非常勤講師として教壇に立ったり、論文の執筆なども並行して行っています。
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
Y.Iさん:転職するまであまり想定していなかったのですが、今の職場では外国人の方が受診されるケースがかなり多くあります。
毎日ではありませんが、平均すると週1回程度は英語しか伝わらない患者さんと対面するような状況です。
検査中は患者さんと1対1で向き合うことになるのですが、自分以外に英語が喋れる人がいない中で何とか対応しなければならない場面が増えてきています。
喫緊で英語を上達させたいというモチベーションになっているのは、そういった現状によるところが大きいです。今も何とかこなしてはいますが、「もっと自信を持ちたい」という思いがあります。
英語の医学論文を読む機会も多いですね。今は色んな翻訳アプリが出ているのでそこまで苦になってはいないものの、もう少しサラサラ読めるようになりたいです。英語の論文を書いたり、出版社と英語でやり取りするような場面もあります。
外資にいた時の英語の使用率は3割くらいだったと思います。現在は1割弱といったところですが、様々な機会に備えて「できるだけ喋れるようになっておきたい」という気持ちは常にあります。
検査を疎かにできない状況の中で英語を使うのは大変だった
── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。
Y.Iさん:学生時代から英語は好きでしたし、座学として学ぶことは全く苦ではなかったです。中学生の時はスピーチコンテストにも出場していました。センター試験も英語は満点で、勉強という意味では得意な方だったと思います。
最初に病院に勤めていた時はあまり時間もなく今ほど外国人の患者さんもいなかったため、英語が喋れなくても何とかなっていました。
外資系企業への転職を考えるようになった時にライザップインブリッシュを始めました。今から6年前になりますが、2ヶ月ほどマンツーマンで指導を受けていました。 そこでちょっと自信がつき、面接も上手くいったのかなと思っています。
ただ、喋れるようになったわけではなかったので、入社後は相当苦労しましたね。当時の上司に勧められたこともあり、会社から補助が出たオンライン英会話も受講しました。TOEICも受けるように言われていたので、テキストを買って自分で勉強していました。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
Y.Iさん:とにかく言葉が出てこず、話し出すことへのハードルが高いと感じていました。
オンライン英会話でひとつのテーマに対してディスカッションする場合は、事前に勉強しておくこともできます。しかしフリートークのような場面ではワードが思うように出てこず、悩んでいました。
実際の仕事で英語を話す時は2つの課題を抱えていました。1つは「検査中の声がけができない」ことです。
内視鏡検査をしながら患者さんに声をかけるのですが、日本語なら頭を使わなくても言葉が自動再生できます。ところがそれを英語にしようとすると、なかなか言葉が出てきません。検査自体も疎かにできないような状況で英語を考えながら話すのは非常に大変でした。
2つ目の課題は「検査後にどういう言葉を使って説明すればいいのか分からない」ことです。例えば「ピロリ菌がいそうです」と伝えるにしても、相手がどこまで内容を理解しているか分からないのです。
具体的な医学英語を使っても相手がアンネイティブなら伝わるとは限りません。平易な言葉で必要なことを伝えなければと思っても、どんな言葉を使えばいいのか分からないといった苦労は今でもあります。
── パタプライングリッシュを購入されたきっかけはございますか?
Y.Iさん:パタプラを知ったきっかけはPIVOTです。メソッドにも納得できたので「早くやってみたい」と思ったのを覚えています。
教材開発者の松尾先生がパタプラを作った経緯を説明されているのを聞いて、自分には話すトレーニングが足りていないことに気づきました。
耳を主に使う教材だったことも購入を決めた理由のひとつです。転職前は論文を書いていたこともあり大変忙しくしていたのですが、「パタプラなら家事をしながらでもできそうだな」と思えました。
120時間を超えたあたりから段々と自信を持って話せるように
── 実際に購入されていかがでしたか?
Y.Iさん:確かに今使う英語ではないものもたくさんあります。ただ、会社に勤めていた経験もあるのでミーティングやファシリテートの必要性は感じていましたし、どれも無駄には思わなかったです。
今のところ再度企業に勤める予定はないですが、学会などの発表の場でも「パタプラで学んだことを活かせる場面はあるだろうな」と思っています。
現在の必要性とは少し乖離していたため、一度学習サポートを利用して相談しました。他の医師の方のインタビューを読んで、ChatGPTを活用してみたこともあります。
先ほどお話しした内視鏡の声がけは、自分でパタプラみたいな教材を作って対策をしました。ChatGPTが作成した会話を抽出してボイスメモに自分で吹き込み、歩きながらそれを聞いて繰り返し練習しています。
こういった練習を続けていると少しずつ喋れるようになってきました。繰り返しリピーティングをすれば頭に染み込む、これはパタプラをやったからこそ分かったことです。まだ道半ばではありますが、今はそんな形で英語学習に取り組んでいます。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?
Y.Iさん:良かったです。やっぱり続けられますよね。以前シャドーイングを勧められて何回かアプリをやったりもしたのですが、なかなか続かず覚えられませんでした。
私の場合はシャドーイングだと英語が上達した感じが得られませんでしたが、パタプラは「喋れるようになっていく」という感覚がすごくあります。やっていて楽しいです。
── 実感できた効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。
Y.Iさん:英語を使う機会が著しく多いわけではないので、具体的なアウトカムが示せず恐縮ではあるのですが、英語対応が必要な患者さんが来られた時に不安に思うことが少なくなってきました。
「今日は喋れるかな」「よし、チャレンジできるぞ」といったポジティブな感情を持てるようにもなりました。「これだけパタプラをやってきたのだから」という自信みたいなものが出てきたのかなと感じます。
こういった心情面での変化を感じたのは今年の6月頃だった気がします。パタプラを始めて4ヶ月経った頃でしょうか。
パタプラ通信の中で120時間というのがひとつの指標で紹介されていたと思いますが、「とりあえずそこまではやってみよう」という気持ちで毎日継続していました。
忙しくて少ししか取り組めない日もあり結構時間はかかってしまいましたが、確かに120時間を超えたあたりから少しずつ話すことが怖くなくなってきました。
※パタプラ通信は、購入者に配信しているメールマガジンです。開発者の松尾先生から様々なトピックで、英語学習やグローバルビジネスパーソンにとって有益な情報を提供しています。
追加レッスンとパタプラ口語表現にも挑戦中
── 「知識」を「技能」に転化するパターンプラクティス×チャンクのメソッドはいかがでしたか?
※パタプラの詳しいメソッドについては「パタプライングリッシュの効果 - 科学的理論から解説 -」の記事をご確認ください。
Y.Iさん:「今日はこれをやりましょう」と推奨レッスンを出してくれるのが良いですね。本当に最高のプログラムだなと思いますし、その割に価格もすごく安いと思います。
テストも結構楽しかったです。自分の声を聞き直せるし、意外と高得点が出ることもあればその逆もあったりで、良い振り返りになります。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
── 追加レッスンもご購入いただきましたが、いかがでしたか?
Y.Iさん:追加レッスンを始めたのはパタプラのレッスンが終盤になってきた頃です。1日の推奨レッスンが1〜2個になり「ちょっと物足りないな」と思っていたタイミングで、追加レッスンの案内が来ました。
パタプラの内容は一通り頭に入っていたので、新しい場面やチャンクを用いて学習が続けられるのは大変良かったです。
※追加レッスンは、さらに発話トレーニングを続けたいという方のために開発された音声完結型教材です。パタプラで全62レッスンに3回以上のレッスン記録がついている、または購入から1年が経過している方限定でご利用頂けます。
── パタプラ口語表現もご購入いただきましたが、ご感想などお聞かせください。
Y.Iさん:まだ始めてから2週間くらいです。パタプライングリッシュと比べると難しいなと思いますが、表現の幅を増やせるので良い刺激になっています。
パタプラ口語表現に出てくるようなフレーズが分かるようになれば、日常的な会話も「もっと弾むようになるのだろうな」と感じます。難易度は高いですが楽しんで取り組めています。
※パタプラ口語表現は、ビジネスシーンで頻出するイディオム、句動詞、慣用表現などの口語表現を習得するパタプラのシリーズ教材です。
連続学習日数は絶対に途切れさせないようにしている
── パタプラは医療に携わる方にとっても役立つ教材だと思いますか?
Y.Iさん:私はそう思っていますが、周りを見てみるとスピーキングの必要性を感じている医療従事者は少ないように感じます。
しかし、これからの時代を考えれば絶対に英語力は必要になってくるので、パタプラのような教材がもっと普及したらいいなと思います。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
Y.Iさん:仕事がある平日は朝起きてからすぐにパタプラをやります。やるというよりは着替えながらパタプラをつけるという感じですね。そこで必ず1レッスンは終わらせると決めているので、連続学習日数は絶対に途切れさせません。
忙しい日や夜にミーティングが入った時は、1日1レッスンだけで終わることもあります。特別な用事がなく夜家にいる時は、洗い物をしたり洗濯物を畳むタイミングでレッスンの続きをやることが多いです。
休日は全ての推奨レッスンをやる日もあります。平日にできなかった本編のレッスンのほか、テストやつぶやき応用練習に取り組んだりもします。
※つぶやき応用練習は、自身が実際に使うチャンクを自分で考え、レッスンで習得した型を元に入れ替える練習を行います。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
Y.Iさん:私は完璧主義的なところがあるので、1日でも学習が途切れてしまったら気持ちが落ちてしまうと思っていました。朝なら絶対にパタプラができるので、「とにかくこの時間にやろう」と決めて続けました。
英語学習だけでなく他のことでも習慣化していくのは元々得意な方でした。パタプラを習慣化するにはどうすればいいか考え、朝やらないと気持ちが悪いと感じるような状態にまで持っていきました。
── 現在パタプラ以外の英語学習にも取り組まれていますか?
Y.Iさん:思いついたときにTEDのディクテーションを電車でやってみたり、YouTubeで英語系の番組を見たりしています。楽しみで見ているので勉強という感じではないです。
パタプラは英語学習の基盤。絶対に必要な存在になっている
── どのような方にパタプライングリッシュをお勧めしますか?
Y.Iさん:時間がない人にお勧めしたいです。英語はできるけれど喋れないという人は結構多いと思うので、そういう方にはぜひ一度パタプラをやってみてほしいです。実際に周りの人にも勧めています。
── Y.Iさんにとってパタプラとは何でしょうか?
Y.Iさん:日常使いみたいな感じでしょうか。そばにあって当たり前の存在になっています。非常にベーシックだけれどパタプラがあるから次のステップにも行けます。私にとっては英語学習の基盤であり、絶対必要なものです。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
Y.Iさん:第1目標として「英語対応ができるドクター」として認識されたいというのはありますね。日本語で講演をしたり人前で話すのが好きなので、英語でプレゼンできるような機会を持てたらいいなと思っています。
その前段階として近いうちにもう一度、オンライン英会話にもチャレンジしてみたいです。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
Y.Iさん:始めてみることで気づける新しい世界はあると思います。英語への苦手意識や会話に対するネガティブな感情がなくなるだけで、仕事以外の部分でもモチベーションが上がっていくはずです。
パタプラでぜひその一歩を踏み出してみるといいのではないでしょうか。