ビジネス英語スピーキング教材「パタプライングリッシュ for Business」

TOEIC満点の外資系ビジネスマンが実践する「型に嵌めない」英語学習法

記事作成日:2021年3月10日

河合琢磨×松尾光直 TOEIC満点の外資系ビジネスマンが実践する「型に嵌めない」英語学習法

TOEIC満点で、現在も外資系IT企業に勤める河合琢磨さん。これまでの英語との向き合い方や、パタプライングリッシュの活用法、ビジネスマンとして必要な異文化対応力について、パタプライングリッシュ開発者である松尾先生がインタビューしました。

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9年間の日本の義務教育と3年間のオランダでの英語生活

外資系IT企業に長年勤める河合琢磨氏外資系IT企業に長年勤める河合氏

河合さん:まず自己紹介します。ニューヨークに本拠を置く外資系IT企業の日本法人に20年勤続しています。ただお客様も日本企業なので、仕事であまり英語は使いません。

親が商社勤務でサンフランシスコで生まれて3年間だけ過ごしましたが覚えていません。小学〜中学までは日本の義務教育。高校に上がるタイミングでちょうど親がオランダ赴任になり、自分の意志ではないですが、それに付いていきました。

オランダのアメリカンハイスクールに通い、3年間は英語生活。しかし、9年間の日本の義務教育で日本文化が染みついていて、英語も「受験勉強の英語」しかしていませんでした。そんな中でいきなり英語で高校に通うのは難しく、学校の中で300名のうち10名日本人で、ずっと日本人と一緒にいてお昼も一緒に食べ、ずっと日本語を話していました。

その後帰国し日本の大学、そのまま日本で日本企業に就職しました。ただ読み書きリスニングができるのでTOEICが満点で、社内ではIT外資企業で「英語ができる人だ」と思われてしまうのがプレッシャーでした。それで社会人になって初めて真面目に英語の勉強を始めました。

ここから脱却しなくてはと思った

河合さん:4年くらい前に海外のITカンファレンスでプレゼンの機会があり、自分の英語を動画で見た時に「酷いな」と恥ずかしくなりました。スマホに英語の台本を書いて、そのまま読んだような講演で、「できるつもりになっていただけで全然できていない」ことに気づきました。

そんな時、モゴモゴバスター(松尾先生が開発する別教材)の「TOEICは満点、でも海外映画・ドラマはわからない」という広告を見つけ、「これは自分のことだ!」と思い、ここから脱却しなくてはいけない、と4年前に購入しました。

繰り返し聞いて練習していると、本当に舌の使い方が変わりました。発達しすぎて日本語を話す時に舌が邪魔だと感じるようになりましたが、とにかく英語に慣れることを優先して続けました。

慣れてくるとダラダラ聞き流すようになってしまい、そんな時にパタプラ(当時の教材名「ビジネス英語 話す筋トレ」)を見つけて購入。パタプラは考えながらでないと進められず、舌や口の筋肉が発達し、喋ることに対しての抵抗感がなくなりました。そこに「考える」が加わり、急に言いたいことがすぐに出るような感覚になってきました。

電車の中で繰り返し練習しました。パタプラはモゴモゴに比べると音声がゆっくりなので、早く再生するアプリも入れました。

日本人としての弱点を全部持ったまま、松尾先生の教材でここ4年の急成長を感じたので、どうやってこのピンポイントな教材を作ったんだろうと、松尾先生に大変興味を持ちました。

「できるつもり」になっていた

松尾先生:モゴモゴは短めの文も多いのでチャンクを意識せず進められます。その後パタプラで練習して、違うタイプのスピーキング意識を持たなくては、と感じたのでしょうか?

河合さん:モゴモゴは「言いたいことを英語にする」というプロセスが必要ありません。「舌を滑らかにする」だけに集中する。パタプラは「日本語から英語にする」「2つの英語をくっつける」「受動態にする」など、考えないといけない要素があり、そこで大きくスイッチが入りました。

松尾先生:それは良かったです。パタプラの目的はそこにあります。

河合さん:パタプラはまさしく「筋トレ」。1日で効果は感じられないのに、気づいたら身についている感覚が、英語でもありました。

松尾先生:ちゃんと続ければ河合さんのように効果が出るのですが、そこまで続けることができない人もいるのが、教材開発者として難しい点だと感じています。

河合さん:それなりのベースとなるレベルが必要な上に、時間を確保するのが課題になると思います。以前はドラマの「フレンズ」を全シーズン買って、あれを観て「できるつもり」になっていました。今は通勤に1時間以上かかるので、その時間を全て英語に充てています。自分が上手くなっている実感、やっててよかった感があれば、続けられるんじゃないかと思います。

松尾先生:電車内だと声が出せませんが、大丈夫でしたか?

河合さん:歩いている時は声を出しながら練習して、電車の中ではウィスパリングで練習しました。パタプラには難しいボキャブラリーはないので、最近は自分で英単語の勉強も意識してやっています。

こうじゃなくてもいいんだよ、というのを教えてもらった

松尾先生:これまでに映画やドラマから得たボキャブラリーも、文を作る上で使えるようになってきましたか?

河合さん:それはなさそうです。高校3年間、英語で授業を受けていたことが、今に活きているとはあまり思えません。本当に成長を感じられたのは、パタプラとモゴモゴの2つの教材を使っていたここ4年間です。

松尾先生:TOEIC満点取れたので、そこはベースになっているのではないでしょうか?

河合さん:これは日本の教育に特有ですが、試験勉強や受験勉強など型にはめて点数を取れるような「お勉強」の仕方はできるようになっています。出題者の意図を先読みするのも得意なので4つを2つに絞れれば、かなりの確率で正解を当てられます。テストのテクニックですね。TOEICは990点が満点ですが、ネイティブスピーカーのスコアは1万点くらいだと思っています。

松尾先生:そうですね、過言ではないと思います。

河合さん:今の自分のスコアは4000点くらいだと思っています。990点から4000点まで伸ばせたのは、日本人として勉強してきたベースが外れたから。型にはめない、バリエーション、柔軟さ、こうじゃなくていいんだよ、というのをパタプラやモゴモゴで教えてもらった気がします。日本の教育は「こうじゃなきゃいけない」が強いので。

松尾先生:日本の教育では正解は1つで、そこから外れちゃいけないという考えがありますね。

河合さん:「not〜but also」みたいな、この場面の時はこの言い方をしなさい!というのが頭にあるので、いくらTOEICの点数が高い人でも、ディスカッションの場にいくとその文体で話してしまいます。一見流暢に聞こえても、バリエーションが固定なのが日本人。ついこの前までちょっと気の利いた膨らまし方すら持っていない状態だったが、それを広げてもらえました。

「文化」という見方、「人それぞれ」という見方

松尾先生:ひとことで文化と言っても色々あります。社会的な背景まで含めた文化と、会話上の流儀のような「こういうこと言ったらこの人はもうこの話題は終わりにしたいのかな」といったマーカーのような文化が英語と日本語で全然違うものがあります。

日本語で喋れることを全て英語にできるからと言って、英語でスムーズにコミュニケーションができるかというとそうではありません。逆に英語のレベルがちょっと落ちても「英語の流儀」が分かっていれば、会話ができ、コミュニケーション上はプラスになることもあり得えます。そこまで文化として入れちゃうと、そこまで教えてくれる教材はありません。

河合さん:アメリカンスクールはアメリカ人だけではなく、アフリカや東南アジアや中東など国籍は様々でした。いい意味で、日本人として強く持っていた「人への気の遣い方」をしなくなりました。国の文化だと思わず、「こういう人がいれば、こういう考えもある」「人それぞれ(Individual)」と捉えるようになった時に、日本人としての固定的な人の見方がなくなったのかもしれません。

例えば、「今こういう風に会話を切り上げるのが、この国の人たちの文化だ!」と決めつけず、「Individual(個人)」として見るようになり、文化として意識していないかもしれないです。

松尾先生:それはオランダに行った成果かもしれないですね。

河合さん:日本人でもいろんな人がいます。自分は「今相手はきっとこういうことを考えているだろう」「きっと今これ以上言ったらまずいだろう」ということを推し量りながら話すタイプ。でも海外の人と話すと「意外と言えちゃう」「相手がこれだけ言うなら、こちらも言っていいだろう」ということがあります。それが文化だとしたら、日本にずっといたら壁になっていたかもしれません。

松尾先生:文化も自分の枠組みの中でだけ考えているのではなく、一度海外に行って外れてみるだけでも違います。留学の成果は語学より、そういった部分に触れられるところなのかもしれないですね。

ビジネスマンが喜ぶと思ってパタプラを開発した

河合さん:松尾先生は日本で英語を勉強されたのですか?

松尾先生:英語学習を始めたのは小学校6年生の時。親が教育熱心で、日本の英語塾に通っていました。

河合さん:海外の英語に触れたのは、いつですか?

松尾先生:高校でアメリカに1回留学。その次はインドで、河合さんのオランダの経験のように「何やってもいいんだ」とショックを受けました。アメリカとも全く違う。日本とアメリカの方が、よっぽど文化的に近いものがあると感じました。その次は大学でアメリカに交換留学しました。

河合さん:大学の後、すぐに英語の仕事を始めたのでしょうか?

松尾先生:大学の後は音楽関係の仕事をしていましたが、お金にならない。英語ができたので、何も知らないままバイリンガルに入社しました。そこでパターンプラクティスを教え込まれ、パタプラもそれを活かして開発できました。

その後、駐在員としてアメリカに。メイン顧客は駐在員とその奥さんです。社内のエリートで英語ができると言われてアメリカにきたのに、英語にこんな悩みを持っているのか、ということが分かりました。奥さんたちも生活に溶け込むために英語が必要。彼らにパターンプラクティスを利用して教えたところ、結構喋れるようになっている人がいました。

日本の教材を見てみると、パターンプラクティスを採用しているものがほとんどありませんでした。1つだけありましたが、自分で全てやるしかなくハードルが高い。これを音声でできたらラクでいい、ビジネス向けもなかったので作ればビジネスマンが喜ぶのではないかと思って、パタプラを開発しました。

河合さん:日常会話版もほしい。外国人がいるバーで使えるようなパタプラがほしいです(笑)

松尾先生:よく言われますが、日常会話は範囲が広すぎて難しい。学校で習うより砕けた構文で作ることも考えましたが、たくさん売れた時にいい加減な英語を話す人が増えるのではという責任感があり、やめました。

河合さん:バーで話されるような内容は、昨今のニュース、政治なども含めて、すぐ風化してしまいます。

松尾先生:初歩的な英語と、いかに手持ちの英語で言い換えられるか。あとはトピックについて面白い意見さえ持っていれば、日常会話はそれで充分通じます。

河合さん:モゴモゴの最後の会話部分だけ集めて、15分くらいのプレイリストにしています。それを必ず毎朝の通勤中に聞いていて、半年前に聞こえなかったことが聞こえることがあります。今もまだどうしても聞こえない部分があるが、これもそのうち聞き取れるようになると思って続けています。

松尾先生:聞き取りにくいインド訛りの英語の教材も作ろうとしたことがあります。丁度いい声優がいなかったのでオンラインで募集して。そうしたら、すごいことになりました。吹き込んでいるのはいいんだけど、インド音楽が後ろに入っていたりして(笑)

河合さん:自分も困ったことがあります。日本のITの世界だとオフショアでインドを利用することも多いですが、ミーティングをしても訛りが強く理解が難しい。ものすごく早く喋ります。

松尾先生:それは、インド人の間でも早く喋る人が尊敬されるから。インド人同士でもお互いの英語が分からないことがあるそうです。

対等に議論するためには、自分から上がっていくしかないと思った

松尾先生:最近はビデオ会議が多いのでしょうか?

河合さん:ビデオをオンにするとネットワークを圧迫するので、コロナになってからはオフにすることが多くなりました。それまでは海外とのやり取りはオンで、日本人同士はカメラオフ。これは文化です(笑)

対等なディスカッションを阻害しているのは「英語がちょっとできない人だ」とネイティブが思うと、あちらが合わせてゆっくり優しく話してくれます。そのおかげでこちらは対等に議論をしているつもりになりますが、その時点でもう負けています。親が子供に「大丈夫?」というようなスタンスで来ている時点で対等さはなくなっていて、自分から上がっていくしかないと常々思っています。

松尾先生:「これはすごい」というアイディアを言っても、相手の態度は変わらないのでしょうか?

河合さん:人によりますが、スタートの時点でハンデを背負います。長い関係であれば理解してもらえますが、短い会議では挽回する機会も限られてしまいます。

一緒に提案書を作る場面も多くネイティブが複数の場合もありますが、相手のアイディアが通ってしまい、こちらがアジャストする機会が失われてしまいます。

パタプラのおかげで臆することなく割り込んだり、ここで発言しとかないと変な方向にいっちゃうな、という場面で発言できるようになりました。「Wait」とか「Excuse me」などとりあえず遮ってしまっても、その後、多分続けて話すことできるからです。以前は躊躇していました。

松尾先生:そのメンタルはすごく大事です。間違えないで話さないといけない、文の最後まで考えてから話さないとと思っていると、その話題さえ変わっていることもあります。

河合さん:「文の最後まで考えてから話さないといけない」という感覚は、いつの間にかなくなっていました。以前はスクリプトを作って、最初自分が話すところまでは問題ないが、その後、話が進んでいってアドリブになると、文の最後まで考えている余裕がありませんでした。

松尾先生:それもある意味では文化。日本の会議は最後まで邪魔されず話させてくれますが、英語の会議はサッカーのようにボールの取り合いになります。

河合さん:最後まで言えないにせよ、割って入ったからには、その時間を預かるという責任が伴います。ある程度のレスポンスがないと対応できないはず。試合に出ないと技術は上がらないけど、試合に出る機会が得られない。この点は間違いなくパタプラで付いた力です。

自信を持って「いい」と勧められるものを見つけられた

松尾先生:会議の英語教材も作っていますが、「フレーズを覚えればいい」と思われてしまうと困ってます。

河合さん:一時期フレーズを覚えようと躍起になっていた時期もありました。会議でネイティブの言い回しを片っ端からメモしていましたが、それは役に立ちませんでした。今だと急にネイティブの中に入っても、何かは話せるだろうと思えて、当時メモしていたフレーズも知らずのうちにきっと使っています。それくらいそのシチュエーションになった時に、初めて普通に英語が出るという感覚があります。

松尾先生:それは感覚的な部分が大きいので説明が難しいですね。どこの本にも書いていないですし。

河合さん:でも私がやったのは、モゴモゴとパタプラだけです(笑)

松尾先生:逆に講師として生徒と対面していると、即興でやらせたり、その場で調整ができるのでやりやすいです。それを教材にして、自分でやらせようとすると難しい。

河合さん:例のプレゼンでオースティンに行った時に、街中でネイティブ3人組に話しかけられて驚くほど反応できなかった経験も、きっかけとして大きいです。オランダの高校時代はずっと日本人といて、それはなぜかと言えば「中途半端な英語を披露したくない」という完璧主義なところが強く、完璧になるまではずっと1人で勉強してやるという気持ちと親和性がすごく高かった(笑)パタプラとモゴモゴは1人でやるのにはぴったり。社内で悩んでいる人には紹介しています。

松尾先生:弁護士事務所で会社で紹介してくれたり、アメリカにいるMBA留学中の人たちがツイッターで共有してくれることも多いです。

河合さん:インターネット教材は怪しいものも多く、自信を持って良いと思えてから初めて人に勧めると思うので、そこまでいくのはなかなか難しいですね。ウェブサイトの中に書いてあることが、自分が悩んでいることと一緒だったから説得力がありました。

編集後記

パタプライングリッシュ愛用者である河合さんに、様々な経験を通した英語との向き合い方について伺いました。英語を使って仕事をするための最重要事項は、「難しい単語をたくさん暗記していること」ではなく、「簡単な単語であっても臨機応変に文を組み立て、相手に”伝わる”こと」「思い込みを捨ててグローバル・マインドセットを身に付けること」そしてそのために「日々時間を作り、少しずつでも練習に取り組むこと」のようです。TOEIC満点保持者も愛用するパタプライングリッシュで、ぜひあなたの英語力をブラッシュアップしてください。

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