<動画インタビュー>パタプラの成果とキャリアの変化 - 宮下洋明様

記事作成日:2023年11月2日

利用者プロフィール

宮下 洋明さん(40代・男性)
宮下 洋明さん(40代・男性)

TOEIC905点。化粧品メーカー、知的財産グループマネージャー。通常レッスンに負荷をかけるため、現在はつぶやき応用練習にも取り組み中。2020年11月から利用。

編集部より

本記事は2023年7月に行った動画インタビューの書き起こしになります。現在もパタプラを使っている理由、感じた効果、キャリアでの変化などについて、教材開発者の松尾先生と対談形式でお話いただきました。

前回のインタビュー → 1年経っても使える教材。つぶやき応用練習で更に負荷をかけてスピーキングを鍛える

自己紹介

松尾先生:こんばんは、宮下さん。今日はパタプラの顧客として色々お話を聞きたいのですが、まずは簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?

宮下さん:こんばんは。宮下洋明と申します。化粧品メーカーで知的財産の仕事をしています。よろしくお願いします。

松尾先生:パタプラを始められたのっていつ頃でしたっけ?

宮下さん:2020年の11月ですね。

松尾先生:もうずいぶん長いですね。今もまだトレーニングに使っておられるとか?

宮下さん:はい、その頃からずっと毎日続けております。休まずに。

パタプラを始めたきっかけ

松尾先生:最初にどういうきっかけでパタプラを試してみようと始まりましたか?

宮下さん:いつか英語を頻繁に使う仕事をしたいなと思っていて、前職ではたまに使うくらいだったので。英語を鍛える機会があったほうがいいなと思って、TOEICの勉強から始めたんですけれど。

TOEICの点数もある程度取れたところだったので、次ちゃんと使えるようにしないといけないなと、何かないかなとたまたまネットで出てきていたので。60日でお試しみたいなのもあったので、それをちょっと試してみたというきっかけです。

松尾先生:TOEICはかなり頑張られたんじゃないかと思うんですけれども、TOEICを続けてきて、壁みたいなのは感じられました?

宮下さん:そうですね。聞き取ったりとか読むことはできるようになったんですけれども、実際それ使えるのかって言われると、そこはやっぱりトレーニングしていないので。何かしらトレーニングする必要性はあるんだろうなというのは感じていました。

松尾先生:トレーニングって、実際口に出して話す?

宮下さん:そうですね。アウトプットするってことですね。

松尾先生:オンライン英会話とかは全然されたことはなかったんですか?

宮下さん:周りにやっている人がいたんですけれども、大して使えてない・・・こんなことを言っちゃアレですけれども。途中でやめちゃったとか、他愛のない話を何回も繰り返して終わった、みたいな話は耳にしていたので。

多分、オンライン英会話だとよほど自分で設定とかしないと、トレーニングにはならないんだろうなという風には思っていました。

パタプラに惹かれた理由

松尾先生:そうですね。英語を話すこと自体はあまり抵抗なくなるかもしれませんけどね。その先が難しいですよね。

いろんな教材をチェックされたと思うんですけど、特にパタプラに惹かれた理由とかありますか?

宮下さん:音声中心の教材ってあったので。音声中心、耳で聞いて真似してアウトプットしてって、あとは型を覚えていくっていう。「ああ、なるほどな」という風に感じたので。そこは惹かれたポイントになります。

松尾先生:実際始めてみられてどうでしたか?毎日続けるのは大変じゃないですか?結構繰り返しが多いし、繰り返しが一番ポイントなので。

モチベーションが下がってしまうとか、ご自分のお仕事にどれくらい関係があるのか、その辺ではジレンマとか葛藤とかありましたか?

宮下さん:初めの数レッスンは割と順調に、まあ簡単だったんですよ。レッスン4あたりからちょっと難度が上がってきてですね。そもそもちょっと聞き取ったままは発音できなかったりとか。

そういうところは少し・・・そこでちょっと挫けちゃいそうになったんですけど。とりあえず3週間続けようと思うつもりで。めげずにですね、続けたというところであります。

松尾先生:始めてみて、例えば何回目の復習の時よりは楽に言えるようになったとか、自分の中の進歩みたいなものを感じられたと思うんですけれど、その辺どうですか?

あるところまで行ったら何か変わったとか、どこかの時点でもうちょっと続けてみようと決心できたとか、何かありましたか?

宮下さん:そうですね、5周目くらいっていうんですかね。62まで確かレッスンがあって。5周目くらいになったら、ようやく何か馴染んできたというか。結構かかりましたけど(笑)

それくらい逆にやらないと。やった辺りから「ああ、これは何か良いぞ」っていう感じは受けましたね。

※パタプライングリッシュは人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8~9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。

キャリアでの変化

松尾先生:実際のお仕事では、その時は英語を使うって状況はあったんですか?

宮下さん:海外との契約交渉とかが年に数回あったので、その時は使っていました。

松尾先生:パタプラやる前と後の変化とかですね、やっていて色々感じられた変化なんですけども。例えば、キャリア上で何か影響というか、良いこととか出てきましたか?

宮下さん:前職は食品メーカーにいて、割と国内中心の仕事だったんですけれども。今いるところは化粧品メーカーでグローバルに展開しているところで働けるようになったので、そこは大きなキャリアのチェンジがありましたし、そういう風な環境に自分の身を置くっていうところの、こう「後押し」になったっていうんですかね。それはあると思います。

松尾先生:そのコミュニケーションの面で自信を付けるのに役立った、ということですね。

宮下さん:そうですね。「あぁ英語か・・・」って思わなくなったっていうんですかね(笑)

パタプラの効果

松尾先生:話す上で、その効果みたいなのをはっきり感じられた時点ってありますか?

宮下さん:相手の言っていることがかなりクリアに聞こえているのもありましたし、途中で私が言いたいこととか、こう割り込んで入ったりとかできるようになりました。

言いたいことがとりあえずフレーズごとにポンポン出てくるようにはなってきていたので、そこは良かったと思いますね。

松尾先生:それ以前はチャンク単位じゃなくて、頭の中で考えて英作してから話すとか、色んなアプローチがあるじゃないですか。しっかり受験とかTOEICで勉強してきた人は。

宮下さんの場合は、どんな感じで話していたんですか?

宮下さん:以前は、自分の中で喋る文章っていうのは念入りに準備して。そこに書いてあることから外れると、ちょっと自信が無くなるみたいな感じだったんですけれども。

日本語でプロットだけ簡単に準備すれば、あとはその場で言えるような形にはなったので。そこはトレーニングの成果かなと思います。

松尾先生:簡単に言うと英語が口から出やすくなったと言うか、考えなくてもね。それが教材の目的なんですけどね。

よくあるのは、パタプラのフレーズそのまま覚えても仕事で使う機会はないから・・・って動機が下がっちゃう方とかもおられるんですよね。お仕事にどのくらい直接関係していましたか?

宮下さん:パタプラで基本フレーズ、プラス少し自分の業務に関係するものも、自分で用意しながらやっていたので。そういった意味では割とアレンジは効いてるかなと思います。なので、全く使えなかったということはなくて。

シチュエーションによっては、ボスと部下みたいなシチュエーションもあると、自分の部下に別に外国籍の人がいるわけではないので。そう言うのは、確かになかなか使う機会はないですけれども。

こちら側がこうする必要があるよとか、そういう風なところは、普通に(教材で出てくる) ”I need” ”We need” って感じで使えるフレーズはあるので。そういうところはポンポン出て使いやすかったなと思います。

松尾先生:うん、わかりました。今も定期的にパタプラを使っておられるっていうことなんですけれども、その理由は?とりあえず、もう英語は結構、咄嗟に出てくるようになったわけですよね。でもまだ続けてるというのは?

宮下さん:もう習慣化してしまっているので、何かやめるにやめらんないっていうのがあるんですけども(笑) 

松尾先生:危ないな、それは(笑)、

宮下さん:あとはやっぱり、ちょっとサボると、おそらく筋トレと一緒でだんだん鈍ってくるだろうなっていうのはわかるので。毎日そんな何時間もってわけじゃないので。「朝のこの時間」みたいな形で、朝起きて、私は走ってからパタプラやるんですけれども。

このルーティンがあるので、その中にもう入ってるので。その範囲で繰り返しやっていければ。

松尾先生:地道に同じ時間帯にやる。

応用練習の取り組み・効果

松尾先生:つぶやき応用練習はされていますか?

※つぶやき応用練習は、基本レッスンで習得した型を元に、自身が実際に使うチャンクを自分で考えて型に入れて変えて行う練習法です。

宮下さん:はい、していますね。

松尾先生:どんな感じですか?

宮下さん:やっぱりつぶやき応用練習すると、時制変えたりとかですね。瞬発力が鍛えられるというか。そういう訓練も必要だなとは思っています。すごくやってて結構負荷が高いので。

松尾先生:結構強制的にやらざるをえないって感じですよね。

宮下さん:はい。

松尾先生:逆にレッスンの中で、応用みたいなのをご自分でされていますか?

宮下さん:そうですね。例えば、普通のレッスン1〜62までのやつがあったら、その中のいくつかを自分の仕事に関係あるものに変えてやってみたりとかは必ずやるようにはしてます。

だから、教材に書いてある例文だけじゃなくて、自分が仕事で使うような例文に置き換えてやるっていうのは、必ず最後の締めでやるようにしてる感じですね。

松尾先生:そこ私すごい興味あるんですけど。具体的に1つの練習について何個とか、あるいは5分やろうとか、そういう風に決めてやってるんですか?

宮下さん:そうです。

松尾先生:5分とか?

宮下さん:そうですね。レッスンが大体キリよく20分とか25分で1レッスン終われば良いんですけど。そうじゃなくて、27分とかあったら、じゃあそこに3分間はもうひたすら自分の仕事に関係あるやつを、こう繰り返し繰り返し言葉を変えながらやっていくとか、そういう感じで。キリの良い25分とか30分になるまでやるっていう。

松尾先生:面白いですね。

宮下さん:はい(笑)。私のマイルールっていうんですかね。

松尾先生:それやるとやっぱり違いますよね。

宮下さん:そうですね。そういう風にしていかないと、逆に自分のシチュエーションに合った形じゃないと、なかなか咄嗟に出てこないと思うんですよね。場面がイメージできないと、咄嗟にっていうのは無いと思うので。

松尾先生:うんうん、そうですね。イメージできることで、やっぱりね、記憶の定着が全く違うみたいですよね。

インプット、アウトプットってよく言いますけど、パタプラも半分はインプットなんですよね。口に出していてもね。すでにある文を使って口に出しているので。

ただ、リピーティングをやるっていうその作業で、脳の働き方は聞こえた音をしばらく経ってから自分で再構成してやんなきゃなんないんで。そこではスピーキングと同じ脳の使い方を使ってるんですよ。

もう1個その先に、じゃあ自分の言葉を入れてやろうっていうことで、さらに1個橋を付け加える形で、もう余計現実に近くなる。それをやるとやらないでだいぶ違うんですよね。

それで興味があって、何分くらいやってるのかなと思ったんですよ。

パタプラの成果を感じた場面

松尾先生:具体的なエピソードみたいな感じで、ある時に「あ、自分は前よりよく喋れるようになったな」と感じたとか、そういうことありますか?

宮下さん:聞き返されることが少なくなったなっていうのは、やっぱあって。何となく分かってくれてるのかなと思ってたんですけれども。聞き返される時は、結構、昔はあったので。

10年くらい前とか、頻繁に割と英語を使っていた時期があったんですけど。その時は、そういう事があったんですが、最近はそういうのがなくなったので。分かんないですけど、遠慮してるのかもしれないんですけど(笑)

まあでも、聞き返される事はなかったし。話があとは、割とこう、私が話したことに対してちゃんと次の答えが返ってくるので。だからコミュニケーションが取れてるなっていう実感はあります。

松尾先生:会議の英語をちょっと見ておられるとおっしゃいましたけれど、あの中で色んな聞き返し方とか、あと反対をうまく言う方法とかあるじゃないですか。あの辺は会話で役立っていますか?

※会議の英語は、会議中に役立つフレーズを紹介する全13チャプターで構成した付属教材です。追加料金なしでご利用頂けます。

宮下さん:そうですね。やっぱり “I’m afraid”って言ってから始めてみたりとか、”It seems to me” みたいな感じで言ってから、自分の意見を言うとか。一応こう、配慮っていうんですかね(笑)。遠慮もちゃんとありながらも、ちゃんと言いたいこと言うよっていうのが、結構あの会議の英語の中には入っているので。

ちゃんと主張はするんだけれども、ちゃんと配慮しつつ、こう言うよっていうのがあったりとか。ああいうのは、日本人だけじゃなくて、ちゃんと外国でもそういう風に言うんだな、みたいなのは改めて感じましたね。

松尾先生:みなさん、これは丁寧かっていうのは非常に気にされるんですけどね。でも、日本語に比べると、丁寧表現っていうのは英語は少ないし、持って回った言い方もあんまりできないし。

でも、もろストレートな言語ではないんですよね。最初に文法構造上に先に結論言っちゃわないといけない言語なんで、ストレートだと思っちゃうんですけど。

クッション言葉で、まさに “I’m afraid” で始まったりとか、もろ反対するんじゃなくて、一応相手の言うことを認めつつ・・・その辺を身につけて使っていただけているっていうので、すごい嬉しく思います。

イメージと言葉をくっつけるコツ

松尾先生:何か宮下さん、質問ないですか?何でもこの機会に。

宮下さん:私もちょっとさっきの質問に答えてなかったかもしれないですけど、イメージするのが結構初めできなくて。やっぱりイメージと言葉がくっついた時に口からポッと咄嗟に出てくるんだろうなと思ってて。

このイメージの作り方っていうですかね、私は5回くらい繰り返したら、だんだんその英語で言ってる場面が頭の中で、5回目くらいでやっと作られたんで。こう、すっと腹に落ちてきた感じがするんですけれども。1回目2回目でそれができない人は結構そこ苦しいかなと思っていて。

私の質問っていうよりも、英語学習する人って、そこをどうイメージをしたら良いんだろうとか。

松尾先生:イメージっていう言葉はちょっとミスリーディングなんですけれども。イメージっていうと何か絵で、例えば「りんご」って見えるように。でも、概念とかはそういう絵にはできないじゃないですか。実際仕事ではそういう事は多いんで。

まさに仰っている通り、まずは口で自動的に言えるようになりたかったらば、自分がその話を誰かにしている、自分事というかリアル感を持って口にできれば良いです。

1つの方法は、相手の目を見て話しているつもりで。そうすると、結構緊張して自分の言葉と気持ちが乖離しちゃうんですよ。でも、そこを堪えて、本当に人に向かって話してるつもりでやってると、それが結局イメージを持って話してるっていうことになります。

宮下さん:ありがとうございます。何か、ぬいぐるみとか置いてやったら良いのかもしれないですね(笑)

松尾先生:そうですね。ますます危ない人になってしまうかもしれないですけど(笑)

パタプラを検討している方へ

松尾先生:じゃあ、最後ですけど、パタプラを使ってみようかなと考えてる方に向けて、何かメッセージとかありますか?

宮下さん:一通り英語の試験は得意になったぞっていう人は、次はアウトプットをしてこそ、初めて使える英語になると思いますので、そういう方はぜひ試してみられると良いかなと思います。

決して、すぐに喋れるっていうわけじゃないですけれども。繰り返し練習することで、確実に喋るスキルは上がってくるので、根気強くやっていただけたら良いかなと思います。

松尾先生:ありがとうございました。今日はどうもありがとうございました。

宮下さん:こちらこそ、ありがとうございました。

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