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CHAPTER 5 あいづち

目次

CULTURAL TIPS

あなたは人と話す時にあいづちを上手に打てるタイプの人だろうか?あいづち上手な人は、聞き上手だと言えるかも知れない。だが、グローバル環境における英語の会議や対面での会話においては、あいづちは短く、少なめにと心掛けた方が良い。

人によっては日本的なあいづちを打たれると話しにくいと感じたり、中にはセンテンスの途中であいづちを打たれると自分の話を妨害されていると感じることさえあるからだ。

日本のあいづちは英語で「aizuchi」という単語になって研究対象にされているほど、日本の文化を反映している。もちろん、自分の話が真剣に聞かれていると感じたかったり、相手の意見を聞こうとする協調的態度を示したいのはどこの文化でも同じだ。

例えば、北米では聞き手側からのアイコンタクトや表情の変化、軽いうなずきやジェスチャーなどが日本のあいづちの役割を果たしている。

あいづちの頻度の目安としては、ざっと言って日本語の会話の時の半分から3分の1程度にすると良い。できるなら相手の話の内容がまとまったタイミングで打つ。少なくともセンテンスの途中ではあいづちを打たないようにしてみよう。

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代表的なあいづち

この3つだけで英語で話す際の全てのあいづちをカバーできます。

5-1Uh-huh.うんうん、なるほど。日本語の会話で「うん、うん」とあいづちを打つノリで頻繁に「Uh-huh.」と言わない方が良い。そして頭を上下にしきりに振るジェスチャーも、なるべくなら避けよう。

とは言っても、習慣化している国民的ジェスチャーを無理してでも抑えこむべきかは何とも言えないので、気にしすぎるものではないかも知れない。
Hmm...ふ~ん、ふ~む。相手の発言内容をじっくり考えている様子を伝える。意外なことを聞いた、興味深いなど々。Ha!へえ~!驚きを示すニュアンス。他に「ざまあみろ!」の意味で使うこともある。

「聞いてますよ」のあいづち

基本、相手に同調している時に発する言葉です。日本語訳も参考にして頂きたいですが、実際の場面で使われているニュアンスを元に把握できると良いです。

5-2Yeah.うん。聞いている合図のつもりだけで「Yeah.」とか「Yes.」というのは避けよう。相手はあなたが同意・同調しているものと勘違いしやすい。Yeah?へえ、そうなんだ。語尾を上げることで、意外に感じている気持ちを示す。Right.そうですね。True.ほんとですね。Sure.確かに、ま、そうですね。「まあそうおっしゃるのもごもっとも」といったニュアンスもある。Of course.もちろん、当然ですね。他にも「(そう言えば)そうでした」といったニュアンスもある。I see...
Okay...
なるほど...相手の話がどのように展開していくのか、興味や緊張感をもって聞いているニュアンスを出すのに使わることが多い。

感情を出したあいづち

相手が話を一瞬切って明らかにあなたに何かの反応を期待している時には、もう少し感情を出したあいづちで、あなたの気持ちを伝えることができます。

こうしたあいづちは単体で使ってもいいが、あなたがそう思った理由を付け足したり、またはあなたが話を引き継いで発展させていくのに使えるともっと良いです。

5-3I know!(本当に)そうですよね。You're right.そうですね。Indeed.本当に、まったく。(そのとおり)Absolutely.ごもっとも、まったくその通り。Absolutely not.絶対に違いますよね、とんでもないですよね。You can say that again.まったくその通り、良いこと言いますね。

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