学習ガイド

学習原則:音声中心で進める

パタプライングリッシュは、原則としてレッスン音声のみで学習を進める教材です。

メインとなる英語構文 → 日本語訳 → 使える場面や注意点の説明と音声が流れてきます。 その後、メインの構文に様々な代入語(チャンク)を入れて発音する練習が続きます。 代入語の日本語訳も音声で説明があるので、途中で中断して調べずに学習が完結できる作りになっています。

ダウンロード
英語のみが収録された復習音声はダウンロードが可能です。 スマートフォンに入れるなどして、通勤や家事の時間を上手く使いながらいつでも復習ができるようにしましょう。

テキストは補足資料

初めからテキストで構文/代入語を確認してしまうと、それは無意識に音読になってしまいますので注意しましょう。 ただし、定冠詞/不定冠詞や名詞の単数/複数などは、どのレベルの学習者でもテキストを参照する必要が時々あるかも知れません。

学習量の目安

毎日最低60分、そのうち実際に声に出す練習に最低30分が目安です。

練習時間内訳(例)

(例)前半30分間:新しいレッスンを1レッスン、復習を1レッスン。全てのレッスンが終わったら復習を2レッスン。後半30分間:サイレント・リピーティング、ささやき法(後ほど詳しく説明します)。

たとえ10分でも、やらないよりは、はるかに良いです。 とにかく「毎日やること、習慣化すること」を意識するようにしましょう。まずは21日間続けることでトレーニングが習慣化されます。

開発者によるトレーニング見本

開発者の松尾先生によるトレーニング方法の見本動画です。

0:00 はじめに
2:10 STEP1 チャンク(代入語)を口に出して覚える
3:25 STEP2 チャンクを代入して文章を作る
4:28 STEP3 チャンクを使い次々に文章を組み立てていく

口頭練習の注意点

練習をする際は下記の4点に注意しながら進めてください。

(a)聞こえた文の内容そのままに正確な英文を繰り返す
(b)ポーズ内(次の音声までの合間時間)に言い終われるまで練習する
(c)発音とリズムを少しでも近づける努力をする
(d)英文の内容を鮮明にイメージする

まずは(a)をクリアしてから(b)→(c)→(d)と順番に付け足していってください。

0:31 口頭練習4つの注意点
0:59 【注意点1】聞こえてきた文をそのまま正確に繰り返す
2:46 【注意点2】ポーズ内に言い終わるようになるまで練習
3:56 【注意点3】発音とリズムを教材に少しでも近づける
10:04 【注意点4】英文の内容を鮮明にイメージする
11:14 口頭練習の注意点まとめ

※後半のトレーニング実演に関する説明は発話練習ガイド

イメージトレーニング

練習を開始したらイメージトレーニングをできるだけ早い時期に、可能なら最初から導入してください。

音声ファイルでネイティブが話している英文、そして自分が口にする英文の内容を、できるだけありありと具体的な情景として思い浮かべます。

これをするのとしないので、構文や代入語のチャンクが潜在意識に落としこまれるまでのスピードが圧倒的に違ってきます。 機械的に音だけを口から出すのではなく「その気になって」発話することです。

潜在意識は、実際に起こったことと想像上で起こったことの区別ができません。 情景・状況をありありと思い浮かべて英文を口にしていると、あたかも実生活で本当にそのやりとりを行ったのと同じように脳は記憶してくれます。

そうした強い印象を脳に与えると、定着が早くなり、また現実に英語を話す場合も、過去にもいつもそうやって話していたかのようにすんなりと言葉が出るようになります。
イメージトレーニングについては「パタプラ通信」において、さらに詳しく述べます。

4つの復習方法

1. 復習音声ファイル

レッスンを終えた後は、復習音声ファイル(日本語訳を省いたもの)を使い、8~9回以上は復習する習慣をつけましょう。

復習回数の目安
・復習1回目:1日以内
・復習2回目:復習1回目の1週間後
・復習3回目:復習2回目の2週間後
・復習4回目:復習3回目の4週間後

上記の目安はエビングの忘却曲線に沿った最も効果的な間隔となります。

エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線を活かした復習時期
最適な復習のタイミング

2. 代入語 INDEX (レッスン順)

すらすら言えるようになってきたら、「代入語 INDEX (レッスン順)」にある 各レッスンのパターンプラクティス構文の日本語を見て英文を作ることで、瞬間英作文のトレーニングも行えます。

3. ロールプレイ

各レッスンの音声プレイヤー下に、ロールプレイ部分にスキップできるボタンがあります。 より実践に近い形式で繰り返し練習するためにご利用ください。

4. つぶやき応用練習

ある程度のレッスン数をこなしてきたら、応用練習も行っていきましょう。

教材と別の組み合わせで文を作る:これまで練習した構文と代入語チャンクを、教材で行うのとは別の組み合わせで文を作って、つぶやいてみます。 主語や時制、平叙文⇔疑問文、等を次々と変えて練習します。

オリジナルの文を作る:これまで練習した構文に、教材とは別の自分の手持ちの語彙や表現を入れて自分だけの文を作って、つぶやいてみましょう。

0:00 とっさに英語が出てくるようにする「つぶやき応用練習」
2:18 つぶやき応用練習 [a] と [b] について
2:57 つぶやき応用練習のやる上での注意点
3:12 つぶやき応用練習 [a] パターン1
7:48 つぶやき応用練習 [a] パターン2
9:26 つぶやき応用練習 [a] パターン3
10:13 つぶやき応用練習 [a] パターン1〜3を全て行う
11:11 つぶやき応用練習 [b] の4つのポイント
16:00 つぶやき応用練習 [b] アプローチ1
17:39 つぶやき応用練習 [b] アプローチ2
20:33 つぶやき応用練習 [b] アプローチ3
23:56 既存知識の活性化
27:13 つぶやき応用練習のやる気がでない方へのメッセージ

練習方法のパターン(参考)

声を出せる環境がある人は、できるだけ多くの時間声を出して練習することを心がけるようにしましょう。
通勤時間や声を出せない時間には、サイレント・リピーティングやささやき法も活用しながら、トレーニングを積み重ねてください。

基礎に不安がある人

サイレント・リピーティングで内容把握と発声練習の下地を作り、 通勤時間などのスキマ時間に復習用ファイルで発声練習、サイレント・リピーティングで復習しましょう。

基礎がかなりできている人

語彙や文法を調べなくてもわかる場合は、レッスンファイルで発声練習をしつつ内容把握も同時に行い、通勤時間などのスキマ時間にサイレント・リピーティングで復習しましょう。

学習環境に恵まれている人

車通勤など英語学習環境に恵まれている人は、全て声を出して訓練しましょう。

※運転にくれぐれも注意してください!聞き流しては意味がないので、相当の集中力が必要です。 自転車に乗っているときはやめましょう。集中できないし、集中すると危険すぎます。

英会話スクールの活用方法

パタプライングリッシュを英会話と組み合わせ学習する方法もお勧めです。 英会話スクールを利用する時のポイントをお伝えします。(「パタプラ通信」第29号でも同様の内容をお送りします)

活用方法を読む 活用方法を読む

英会話スクールでなければできないことと、自分だけでできることをしっかり見極めることが大切です。

英会話スクールでなければできないこと

【1.実際の会話でうまく言えないことが明確になり、その言い方を教えてもらえる】
与えられたトピックで即興で話したり、フリートーク時間を最大限活用しましょう。
自分の言える範囲内で会話をせずに、本当に言いたい事を言ってみる挑戦が必要です。

そうすると、うまく言えないことが次々と出てきます。
どういう構文や表現、語彙を使えば言えるのか講師に教えてもらうことでスピーキング力が大きく伸びます。

実際の会話で言おうとした内容は今後も口にする可能性の高いです。
その場で教えてもらって、自宅で練習することで自分のものにしましょう。

また、日本語で普段話しているトピックをレッスン前に短めに書き出して、レッスン中に直してもらう方法もあります。
パタプライングリッシュの「つぶやき応用練習[b]」(=習った構文を使って自分の文を作る、詳しくは学習アドバイスメール「パタプラ通信」5〜7号で説明します)で作った文も確かめてもらえます。

【2.言えないことを何とか表現しようと土壇場の経験ができる】
1と表裏一体ですが、自分が言えなかったことを、どういう構文や表現、語彙で言えばスッキリとうまく言えるのか。
それを講師に教えてもらうためには、その内容を手持ちの構文や語彙を駆使して別の方向から説明しようと四苦八苦することになります。

いわば、何が何でも伝える「土壇場」の状況です。(日本語ができるネイティブ講師もいますが、日本語で質問するのは極力やめましょう。)
スピーキング上達には、この土壇場を経験することが実はとても大切です。

英語圏で暮らして英語が上手になる人は、この土壇場が多く、うまく言えなかったことを必ず後から自分で調べて言えるようにするからです。
あるいは相手がこちらの言いたい事を察して教えてくれた言葉を書き留めて覚え、自分で練習します。
そうやって自分が普段から言いそうなことを表現できる構文や語彙を身につけていくのです。

加えて、必死になって言い換えようとすることで、機転を利かせて一つの物事をさまざまな方向から表現できるようになります。
自分一人で応用練習をしていると、そこまで土壇場に自らを追い込むことはなかなかできないもの。その意味で英会話スクールは役に立ちます。

【3.生身の英語コミュニケーションのコツを体得できる】
コミュニケーションは言語だけで行う訳ではありません。
英語を学んでいると、どうしても言葉の上での意思伝達のみにフォーカスしてしまいます。

実際の会話では口調や発言のタイミング、ボディランゲージ、相手の言葉を聞く時の表情、相手が出してきた助け舟にどううまく乗るか...
そんな様々な要素が混然一体となってコミュニケーションの流れを生み出します。

それぞれの要素を上手に使うには、生身の人間相手に経験と試行錯誤を積むしかありません。

自分だけでできること

【1.使いまわしが効く基本的センテンスを口に出して繰り返し、自分のものとする】
これは、パタプライングリッシュで行うことです。
パターンプラクティスだけでなく、瞬間英作文や音読、シャドーイングによる訓練でも同じ。スピーキングの訓練において最も時間がかかる部分です。

これを英会話スクールでやろうとしたら、途方もない授業数とお金がかかります。もちろん、週に数回程度のレッスンではまったく足りません。
この点こそ、英会話スクールを利用する大多数が勘違いしています。構文の内在化訓練もスクールに頼ってしまうのです。

さらに問題なのは、大半の英会話スクールではパタプライングリッシュの「つぶやき応用練習[b]」 (=習った構文を使って自分の文を作る、詳しくは学習アドバイスメール「パタプラ通信」5〜7号で説明します)をほとんど行いません。

多くの人はほんの少しの進歩のために、スクールでのレッスンに多くの時間とお金を投資することになってしまうのです。

良心的な講師ならば一人でアウトプット訓練をたっぷりと行うように生徒に伝えるものですが、スクールの営業スタッフはその必要性をあえて強調しません。
英会話スクールは顧客にそれなりの上達感を味わせながらも、なるべく長く在籍させるのが目的だからです。

【2.決まり文句を口に出して覚える】
センテンス内の単語や時制をほぼ変えることなしに使われるのが「決まり文句」です。 挨拶や電話の受け答え、旅行中に必要になる表現などがこれに当たります。

業務関連の決まり文句もあるはずです。これは最優先です。 そうした決まり文句は、知っているかいないかの違いだけです。必要そうなものは単に覚えるしかありません。

一つのことを言い表すのに、とりあえずは一つ、せいぜい二つの言い方を覚えておけば十分です。

まとめ

「英会話スクールでなければできないこと」と「自分だけでできること」をしっかり意識してみてください。

読んでみて気づいたかも知れませんが、英会話スクールでなければできないことは、どれもがあなたが主体性を発揮する必要があることばかりです。

私たち日本人は人に何かを教わる時に、どうしても受け身になる国民性を持っています。
英会話スクールに関しては自分が主導権を握るつもりで、積極的な態度で活用するようにしましょう。